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#81 旅行 上海→ソウル旅行Day1 トランジットビザの活用&車椅子ロスト?!

2024年元日から、家族3人で上海→ソウルの5泊6日の旅行に出かけるので、Day1からのエピソードを残しておきます。



電動車椅子用バッテリー(ニッケル電池)を空港カウンターで預ける

電動車椅子における飛行機旅行の一番のハードルは、電動車イスのチェックイン作業です。

空港到着前の作業として事前に、電動車イスに使われているバッテリーの証明書をコピーして持参することがマストです!自分の場合はこれです。

まず、十中八九ぶち当たる壁は、電動車いすのバッテリーをどう梱包するか?問題と電動車いす自身をどのように梱包するか?問題です。

ただ、最近分かった結論として、対応方法は航空会社によりまちまちということ。決まっていることは、電動車いす本体とバッテリーを取り外すこと。

バッテリーを何にも梱包せずにむき出しで手持ちの荷物として機内に持ち込んだケースもあるし(チェックインカウンターで証明書を発行された後)、箱にくるんで結果として受け取りコンベアに流れてきたケースもあります。

基本的に作業としては、バッテリーをどうするか問題が解決したら、航空会社で用意してもらえる車いすへの移乗。これは特に問題なし。

所要時間は、バッテリーをチェックインカウンター以外の別の場所にあるセキュリティーの方への預けいれ同行して確認するイベントなどを含めメチャクチャ時間がかかるのでチェックインカウンターオープンと同時に並ぶのがおススメ。というかやらないと間に合わない気がします。

ちなみに、今回も出発のセントレアでは手続きを無事に終えて、イミグレ―ションの列に並んで正規の順番を待っていたらボーディング時間に全く間に合わなかった状況です。

ではどうしたかというと、チェックインカウンターに戻り、空港クルー入り口に連れて行ってもらい、対応いたしましたので時間的にセーフ。(もともと車椅子利用者はPriorityに該当するのかなと思いますがいつも普通に列の最後尾に並びます。そして係員に発見されます)

飛行機の座席座席はどこかな?(事前オンラインチェックインできなかったので一抹の不安が)

今回の旅行はExpediaを利用して計画したのですが、吉祥航空の事前チェックインはできずに当日を迎えたので、席がどこになるのか正直不安でした。

飛行機の込み具合としては、1月1日という日本人が元旦として1年でもトップクラスに大切にする日であることと、外国人が旅行をしようとすると観光ビザの取得が必要という上海行のハードルの高さからなのか?飛行機の中はがらすきでした。

結果として座らせていただいた席は、前にスペースが広く、登場口から最も距離が近い席(タイトルの写真の席)。なのでもう飛行機の中での快適さはいう事なしでした。

航空会社のホスピタリティーの高さに本当に毎回感謝してもしきれません。

【今回の一番のドキドキポイント】トランジットビザの行方

12月29日の名古屋→上海の往復旅行では観光ビザが必要という事に気づき、観光ビザの取得に優に1週間以上の日数がかかる事をしり絶望の淵に叩き落されたことをリマインドとして残しておきます。

そして、苦肉の策にみつけたトランジットビザの活用による上海への滞在が実現できるという案をYoutubeで見つけました!

いろいろな痛み(金銭面と旅行全体日程の延長、各種キャンセル(払い戻しなし、新たな飛行機チケットとホテル代などなど)を伴いながら、名古屋→上海→ソウル→名古屋の旅程に12月30日に組みなおしました!

前提確認がながくなりましたが、トランジットビザはスムーズに得る事ができました!!一応何を事前に準備していたかだけは残しておきます!

1、チェックインカウンターでトランジットビザを使い、上海→ソウル旅行を計画していることを連絡
2、エビデンスとして上海→ソウル便の予約画面のスクショをプリントアウトして持参&見せる(当然事前チェックインはできていない)
3、上記にあわせて、韓国の滞在ホテルの予約画面のスクショをプリントアウトしたものを持参&見せる

これを行った後に上海空港でトランジットビザ取得者の列に並べば特に大きなトラブルもなくトランジットビザを取得となりました(というかインスペクションをパス)

正直、このまま上海に上陸できず、当然ソウル観光もできない不安がありましたが無事に乗り越えました。

後から振り返ると、日本のチェックインカウンターでトランジットビザを活用する旨を伝えた時にスムースに理解してもらえたので、不安な気持ちが少し楽になっていた気がしますw

電動車イス本体をロスト@浦東空港

まーありがちな海外旅行のハプニング第一位な気もしますが、車いすのロストが発生しました。バゲッジロストなら何となくわかるが、車いすロストは正直発生しないかなと甘くみていました。。。

初の上海の浦東空港で英語も当然日本語も通じない、空港サービスの人が、空港専用の車いすを押してくれながら、荷物のピッキングエリアについてきてくれて先ほどのトランジットビザの取得をサポートしてくれた後の出来事です。

まず、ベルトコンベアの近くに行くと、トランジットビザの手続きがまーまー書類の記入などの時間が必要となった為、着陸から時間が経過していたのもあり、止まったコンベアの上にポツンと小さなバッテリーをいれた記憶がある段ボールが1個ありました。

で、そのコンベア周辺にあるはずの電動車いすがない!!!!

ぐるぐる空港のコンベアを別便のエリアも含めて歩き回ってもない!!!この時の気持ちは、色々焦る気持ちがありました。なぜならば事前に空港タクシーを手配しており、この時点で待ち合わせ時間に対して15分ぐらいおくれていたから。

そして、おカネの換金も終わっていない。トイレにも行きたいといろいろ重なっていました。。。

グルグルコンベアエリアを回る事数週。完全にロストだなと諦めて、誘導してくれている空港職員につれられる形でコンベアエリアのはじにたまたま歩いていくと、スノボの板や車いすが見え、近づいていくと、、、なんとジブンの車いすを発見!!

空港職員もそこにあるから歩いていっていたわけではなさそうだったので、本当に偶然のタイミング。たぶんコンベアエリアに一番最初に入った時にはそこに車いすはなかったはず。

いろいろな偶然が重なり何とかクルマイスロストという一番のダメージを回避できて家族みんなで安堵していました。

この時すでに、1時間以上TAXIとの待ち合わせ時間をオーバーしており、フリーの待ち時間は経過しているからキャンセル!といわれていたのですが、なんとか超過料金を払うので待っててもらっていた状況でした。

この待っててもらう作業も電話、テキストメッセージの交渉で焦りに拍車がかかり疲労感とイライラ感が募っていました。

まー結果としてロストが回避できたので全て丸くおさまりました。


予約したタクシー(ROEWE Imax8)で感じたEVの世界観

今回の空港から上海市内につれていってくれたタクシーはこちら
大きめのTAXIを依頼していたので大きさの安心もさることながら、新型の大型EV ROEWE imax8に乗れた自分の引きの良さに感謝。

なぜならば、自分は完成車メーカーのエンジニアが本職。こんな身近でユーザーとしてベンチマークができるなんて幸運だなと。

で、第一印象のたたずまいですが、カッコいい!そして中にのると座り心地も良いし、足回りもよい!!道路が整備されているからか至って快適。

なにより、EVという事で静粛性が抜群(エンジンがいかにいろいろなノイズを作り出しているかという事が如実にわかりました)そして、日本車が得意であった、静粛性を低価格で実現するというのはEVの登場というゲームチェンジであっというまに強味ではなくなったことを改めて実感。

静か=高級の図式の概念が壊れました(足回りの静粛性はあるかもですが、道路が整備されていればユーザー体験としては差がないと思う、、、)


そして、中国は本当に国策でおこなっているからEVが至るとことで走っている。当然静かだし、エンジンのサイズ制約がないからデザインが秀逸。

EVの普及が最新ということもあり、全体的に車齢がわかく=デザインが斬新ということで、中国においてはガソリン車が古く感じる価値観が芽生えるという体験をすることができました。

ちなみに、街を走るスクーター?も全て電動で音もなく歩道を走ったりします笑(多分歩道を走るのはダメだと思うけど)

バリアフリーの設備がホテルの部屋に無いとどうなるか体験

海外旅行で一番きついなと思うのが、ホテルのバリアフリー施設の詳細を事前にチェックできないこと。

たぶん、するすべはあるのでしょうが、自分の旅行計画は時間がない事をいいわけにExpediaなどの航空チケット+ホテルの探し方をしているので、ホテルに諸条件確認してから決定などができない状況です。

もう少し誤解のないように補足すると、半年以上まえから計画的に旅行を計画していたら、お目当てのホテルなどにメールなどをしてバリアフリー施設状況を確認してからExpediaで予約などをすると問題がないかもしれませんが、自分にはそんな前から旅の計画をする余裕が1mmもありません笑

そして、直前だから待ち時間もなくてハラハラドキドキもできて楽しいのではと思っているからいつも軽く後悔はするものの何とかなるさ最新でギリギリの直前に詳細をつめるのでバリアフリー施設の確保が甘いという背景があります。この世の誰の参考にもならなさそうですが補足情報として付け加えておきます。

で、肝心のホテルルームのバリアフリー状況はというと、、、

トイレ:手すりなどないが、車いすが入り口のドアの幅が車椅子よりも若干広く、トイレの便座まで介助しながらではあるが、歩かずに移譲できる!これは結構うちの状況としてはありがたいタイプ

では、お風呂は?というと、、、絶望的、、、

一応、ホテルのヒトに、こんな椅子バリアフリー設備として持っていないか?確認したが、無いとにべもなく終了。

で、どうしたか?というと、お風呂の淵に力で乗せて、湯舟の中で外国人よろしくシャンプーリンス、洗顔、ボデーソープ全てを行い、シャワーで流して終了。

足元が大理石?なのか濡れるとつるつるしていて最高に怖い状況、、、が自自分もまだ若いと信じているのでパワーでねじ伏せました。

当然やりきった後には途方もない疲労感が笑

これって、自分がいま年齢もそこそこだし、普段運動もしているし、妻もそこそこ体重軽いしで成立しているけど、あと10年後には成立していない気がする。というある意味愚行(腰を痛めたら本末転倒だし)

ま、こんなバリアフリー設備を整えた自分の家から離れた非日常を乗り越える訓練も旅行の一つのコンテンツとしてカウントしているので、ケガが無ければ良しとしております!

これでまた自分達家族のケイパビリティーがアップしたと自己肯定感が上がりました。

ポケットWi-Fi(VPN)の期待値と現状

今回の旅行にはイモトのWIFIというポケットwifiを初めて契約しました。受取も返却も名古屋セントレアということで気軽さも後押しとなりました。

6日間でたしか1万円強だったと思いますが、ここは値段ではなくライフラインという事で迷うことなくポチリました。

で、1日使ってみた印象としては、VPN(GoogleやLINEなどが使えるという機能)を期待して利用しているのであれば、回線スピードが遅くて期待値にたいしては低いという印象。

ただし、ネット回線がつながるというポケットwifiとしてはギリギリ及第点。ライフラインとしての機能としては○です。だってなかったら毎回カフェなどを探す手間が発生するし、その分のロスが大きいので。

たぶん、中国旅行に行く際にはこれからもマストハブになるアイテムになるのかなーなんて。

ただ、RAKUTENのローミングなどの設定などをきちんと調べていないという事実は書き残しておきますw

前回の台北旅行にはポケットwifi持参していません笑
(なんだかローンミング費が気になっていたことが記憶されております)

買ってでも苦労をするという意味

今回の海外旅行の目的を整理すると、

1、これまでに行ったことのない土地にいって自分の見聞を広めたい
2、娘が来年中3になるので旅行がいけなくなるので、海外の空気感を味合わせたい
3、車いす利用者が家族にいても健常者どうようフットワーク軽く世界を飛び回れること(能力があること)を証明したい。または限界を見極めたい

そんな感じでした。

やはり、バリアフリー施設がないとホテルの部屋の5センチの段差でも本当に途轍もなく感じるし、旋回スペースがないことも同様。

でも、若いころは買ってでも苦労しろ的なセリフがなんとなく今はプラスに染みこんでいるきがして、家族のケイパビリティーの限界をストレッチできている気がしています。

そんなこんなで、Day1の雑記をこれにて締めたいと思います。

ではでは

2024.01.07 更新ver 1.1

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