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文武両道とは

【文武両道】(ぶんぶりょうどう)
文事と武事との両方。また、勉学とスポーツの両面。
「文武両道にたける」「文武両道に秀(ひい)でる」
小学館「デジタル大辞泉」

文武両道とは、インプットとアウトプットのことだと考えることができます。これは、養老孟司先生も著書で述べておられます。文武両道を目指すとは「インプット・アウトプットを両立」することで、すなわち自己成長のキーワードだと思えるのです。

人間は学ぶロボット
人間はロボットではありませんが、ロボットは学習したことで行動が変わります。逆説的ですが、人間はインプットしたことによって動きが変わる機械といえます。「学習機能」とは、変化した行動から得られるインプットによって新たな行動に変化を起こすことです。インプット・アウトプットの繰り返しで変化していくのが人間です。

文武両道の意味
学校教育においては、勉強と運動といった文脈で使われるのが一般的です。ただ、学校での「運動」はスポーツ競技やクラブ活動といった意味合いで、「健康管理のための運動」「抗議活動」といった行動の意味はありません。

自分の生活の中で「文武両道」を考えたとき、「学習と行動」という意味合いがしっくりきました。実際に行動するには武道のように勇気や経験、技が必要です。

もう一つの要素
自己成長には、もう一つ要素が必要です。それが「フィードバック」です。言い換えると「結果に対して分析して次の行動に反映させる」ことでしょうか。

インとアウトの繰り返しだけではなく、フィードバックが次のターンのインプット・アウトプットを変化させてくれます。このフィードバックに当たるのが「心(こころ)」ではないでしょうか。感じたこと、感想・想いのことです。我ながら強引です。

心言体の一致
急に仏教臭いがしてきますが、ここではあくまで「自己成長」の説明のひとつとして取り上げます。言葉を学び行動すること、すなわちインプット・アウトプットによって自己成長していきます。さらに、自分の感想もしっかりと自覚することで、成長を加速させることができます。

心と感想
この「感想を意識する」ことが苦手な人が多いように思います。人間はいろいろな感想を持ちますが、言語化することでよりはっきり意識することができます。また、感想を「正しさ」と一緒にしてしまっている人もいます。そもそも「正しさ」というものは存在せず、あるのは「一つの意見・感想」だけです。話が少しそれました。

文武両道とは
今日もしっかり学び、行動していきたいと思います。もちろん、フィードバックである「感想」もわすれずに。僕にとっては、まだまだ難しいことです。でも、「難しいと」感じたのなら「じゃあどうするか」が大事ですよね。

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