#10 コーチングアウトプット（ティーチング とコーチング応用編）

早くも10回目の投稿となり、note投稿が私の中でルーティン化されているように感じます。コーチングにおいて、クライアントはコンフォートゾーン(現状)に留まろうとします。そして、ホメオスタシスの作用によってコンフォートゾーンに留まろうとする為の情報しか得ず、人の行動は三日坊主に終わってしまうのです。

実際、男性の約40%, 女性の約60%が三日坊主の傾向にあると言われています。

三日坊主の心理学

参考文献によると、三日坊主とは、仕事、勉強、趣味において根気強く長続きすることができない人のことを言うと書いています。

私自身、物事に対しての興味が他の人よりも強く、すぐに新しいことを始めては自分には合わないことを実感し、辞めてしまう性格です。所謂、三日坊主です。

しかし、AKIOブログさんのYouTubeの視聴やコーチングについての知識を蓄えるうちに、私が活躍できる場はコーチングだと気づき、note投稿を継続的に続けることができています。

今後も行動し、継続していきます。

参考/引用本＝図解ポケット コーチングの基本とツボがよくわかる本(土岐 優美 著)

さて、前置きが長くなりましたが、今回は、以前に紹介した、「ティーチング」と「コーチング」の使い分けについて共有したします。(実践編)
(まだお読みで無い方は是非以下のnoteをご覧ください。)

「ティーチング」「コーチング」を使い分けるためには、コーチングの質問の中で以下の２点の状態を掴みましょう。

・モチベーション
・課題対応能力

この2点を軸に使い分けについてお話しいたします。

クライアントの状態を上記のA~Dに区別することができます。

[A]の場合

クライアントのモチベーション/課題対応能力の両方が高い場合です。

課題対応能力が高いとは、クライアントが目標に対してのGAPを解決する方法を認識し、対応する能力が高いことをいいます。

この場合、クライアントは「自走」している状態にありますので、コーチはあくまでもサポート側として何か解決方法に関しての課題があれば、サポートをするだけで良いのです。

なぜなら、クライアントの中に答えが存在している、また自走している状態は人が成長している最高の段階だからです。

[B]の場合

モチベーションが高く、課題認識能力が低い状態です。

クライアントの成長意欲が高い状態にある為、課題を解決する為の方法に関してのティーチングを行うことができれば、クライアントは成長し、「自走」することができます。

しかし、あくまでも解決方法などの答えに関してはクライアントの中にあると考えるのがコーチングのあるべき姿の為、ティーチングが中心と書いています。

[C]の場合

モチベーションが低く、課題認識能力が高い状態です。

つまり、課題を解決し、成長する方法は知っているけれど、解決するほどの意欲がない状態です。この段階ではコーチングを中心にモチベーションを高める質問をしていきましょう。

この場合、コーチングにおいての質問方法である5W1Hに基づいてクライアントの本質を引き出しましょう。

・何をするときにモチベーションが上がりますか？
・いつ行動するときに、仕事が捗りますか？
・なぜ課題の解決方法を知っているのですか？
・どのようにモチベーションを高めていますか？

クライアントによって質問内容は異なりますが、クライアントの答えを引き出す為の質問を繰り返し、モチベーションが上がるように話を進めていきましょう。

しかし、ポイントは無理に引き出そうとしないことです。モチベーションを高めるのはクライアント自身です。コーチがクライアントのモチベーションを高めようと躍起になってはいけません。

[D]の場合

モチベーションと課題認識能力の両方が低い状態です。

この場合、根本的にクライアントがその状態を抜け出したいと思っているのかどうかをコーチングによって引き出しましょう。

状況によっては、コーチングではなく、カウンセリングが必要になる場合もあります。モチベーションをコーチングにおいてまず引き出してから、ティーチングに移行していきましょう。いきなりティーチングを進めてはいけません。モチベーションがない状態でティーチングを行っても、効率が悪くなってしまいます。

上記の４つのセグメントのいずれにクライアントが当てはまるのかを認識し、クライアントに合わせたコーチングを実施してみましょう！