もうすぐ5歳になる長女へ



もうすぐ長女が5歳を迎える。

毎日毎日何とかやりくりし、バタバタと過ごしている。

1日はあっという間、しかし1週間は水曜日から後半は無性に長く感じ、それでも1か月で振り返ると一瞬で過ぎ去って、

1年なんてあっという間だ。

2,3年なんて本当にすぐ過ぎて、悪気なく自分の年齢をサバ読みそうだ。

 

だが、私にとってたった2,3年であっても、その間子ども達はすさまじい成長を見せてくれる。

3年もあれば、生まれて泣くか寝るかだった赤ちゃんが、いっちょ前に話し、子どもながらにこうしたいという立派な意思が出てきて、自分のこともまだ十分ではないにしろ、様々なことができるようになる。

 

このことと比べると、大人の成長って?とちょっと悲しい気持ちになってしまう。

 

こどもの発達や成長が、“こういうものだ”といえばそれまでかもしれないが、

娘たちを見ていて思うことがある。

 

それは常に「これがやりたい」「これができるようになりたい」という目標が、今の自分よりちょっと先に設定されていて、
その目標をクリアすると同時にまた別の目標が出てきて、そしてそれは一つではなく、日常にたくさんあるのだ。

 

 

ああ、私も子供のころは、こうだったであろうに、いつしか同じところをぐるぐると毎日、毎年走っている感じだ。

 

長女は軽度の脳性麻痺で、つかまり立ちができず、立てず、歩けず、、、

リハビリを頑張って1歳7カ月にしてようやく立てた。

 

今では、不意に転んだり、バランス系の運動は苦手なものの、日常生活で困ることはなくなった。

脳性麻痺の程度によっては努力だけではどうにもならない場合もあるだろう。

しかし、長女の場合は強い向上心とちょっとずつの継続した努力でここまでこれたことをしっかりと認めてあげたいと思う。

よく頑張ったね。

 

 

「5歳の誕生日プレゼントに何が欲しい?」と尋ねると、

「竹馬!」と。

 

もう少しで声に出そうなほど、「いや、ちょっと無理じゃないかな?」と思ったけれど、

自分でやりたいと思うことにチャレンジしてみたらいい。

 

そして、もしどうしてもできなかったら、そのときは自分の”苦手なもの“を認識するときなのかもしれない。

その時はきっと自分の心が成長するときだ。

さあ、お母さんはあなたをいつも見守っているよ。

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