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誰か私を風呂好きにしてください

スキかみさま、こんにちは。

ここに告白しますが、私はお風呂が嫌いです。

HSPのリラックスタイムのトップ5に入るであろう入浴が嫌いなど、HSPにあるまじき体質です。

温泉は好きで一日数回と入る若干の矛盾をはらんでいますが、どうもあの熱いお湯に身をつける行為がどうも心地よくないのです。

お湯につかると、肌がぴりぴりして焼けただれるように、痛覚が過敏に働いてしまうのです。

聖水に放り込まれるゾンビの気持ちは、かばかりかと不死者の心に共感するほどです。

世の中にはお風呂がこの上なく好きという人もいるのになんと素敵タイムを不意にしていることでしょうか。

…しかし、苦手・嫌なことは調理して食べることにした(私の以前のnote参照)私としてはここで負けるわけにはいかないので(なにと戦っているのか)、なんとかお風呂を好きになるために以下の施策を実践することにしました。

私同様おふろ嫌いだけど「風呂に入らねば…!」と毎日葛藤する戦友たちのお役に立てると嬉しいです。

お品書きは以下の通りです。

0.なぜ風呂が嫌なのか

やや繰り返しになってしまいますが、私は熱いものが苦手です。

先日ハンバーグを焼いている時、手の甲に油が跳ねてきたのを痛みと怒りのあまり焼きハンバーグをズタズタのミンチに返すところでした。

こどもが鍋のうどんをながーく上に持ち上げていようものなら恐怖です。

なべのふたをリアルで防具として扱っているのは私くらいでしょう。

そんな感じで、ちょうど40度以上の風呂が私にはかけ湯をしたところで耐え難く、入った瞬間身体中にぴりぴりぴりと強い痛みが走るのです。

温泉なども熱く設定されていることが多いのでみんなと入った時などは1人だけ「アッチィ!」と叫びながらトライアンドエラー(足をつけたり飛び出したり)をくりかえし他のみなさんの苦笑の的になる始末です。

冬は体が冷えていて温度差が激しいからか、あったまりたい以前にあの入浴時の痛みが倍増するのでさらに注意が必要です。

こんな私でも楽しく風呂に入れる涙ぐましい工夫を上げていきたいと思います。

1.入らざるを得ない状況をつくる

マインドの話から入るとうさん臭いのですが、基本で、多くの人に共通する事項なので初めにあげておきます。

風呂が嫌いというのと、汚いままで良いというのはイコールではありません。

なので、日中に庭いじりしたり、お風呂に入る前に少しジョギングをしたり、筋トレしたりである程度、汗かいちゃったな、お風呂入りたい!と気持ちを極限まで高めておくのが大事です。

天秤が二つあり、片方の汚さが増すと、どんなに嫌でも入らざるを得ないのです。

でもこれはシャワーでも回避できてしまうので、コレだけでは湯船に浸かるというモチベーションとして弱いので他の施策と併用します。

2.美容タイムとする

美容マスクやお気に入りの洗剤、入浴剤を買います。

お風呂を自身のメンテナンスとして時間と体力を投資していると考えるのです。

このご時世、自分に投資するのは男も女も同じです。

また、男性の方は美容にしっくりこなかったら健康に重きをおくのも良いです。

コロナになり動かなくなったからか、40代で心臓や血液の病気で倒れる方が身近に3人おりました…お風呂で老廃物を排出する体質をつくる習慣は若いうちからやっておくのがオススメです。

お気に入りのお風呂用のアロマでも良いでしょう、私は街に出たらサボンがあるのでそこで買っています。

デトックス効果もあるので、あったまる、清潔にする以上の効果が得られます。

「お金かけてまでは…」という方には、もっと手軽な方法があります。

そろそろみかんが常に家にご在宅の状態になると思うので(私の家だけ?)

食べた後のみかんの皮をとっておき、生ゴミネットに入れます→口をくくって湯船に入れます。

これでみかんの香りでリラックス効果とポカポカ感が得られます、あとはちゃんと湯船から出して水をきって捨てましょう。

これは皮を日干ししてからする人もいるみたいですが、生でも問題ありません。

ドボンするタイプの入浴剤で、しゅわしゅわするタイプやひんやりしすぎるタイプは刺激がとても強いのでお勧めしません。

熱いからといってひんやりするものを使ったとしてもぴりぴりは消えません。

そのあとヒヤッとしてあったまった気分にならないので、おうちの倉庫にお蔵入りすることになるでしょう(ひんやり愛好家の人申し訳ない)。

3.風呂の中にタスクをもちこむ

なかなかお勧めなのが、ノルマや読書を風呂に持ち込むことです。

インプットに使うもよし、好きな漫画でも良いでしょう。

で、読んだ感想などをnoteでつぶやくとなおよき。

入浴のするときに、ひと仕事するぞ!という意気込みで入れます。

私はお風呂でよくnoteを書いています。

(だから最近お風呂の話が多いのだろうか)

スマホは防水のものでもなるべく濡れないようにしたほうが安心です。

4.入浴の時間を決める

家族の面々によっては難しいですが、8時になったらお風呂に入ると自分に枷をつくることです。

人は自分との約束を守ることで、やる気があふれてきます(これはよく実践するので実証済み)

お風呂に入れたからどうかで自分を褒めるのではなく、苦手なこともがんばった!とここぞとばかりに自分を甘や…褒めて自分のやる気を高めていきましょう。

自分との約束を守っていくことが自信につながるからです。

苦手なお風呂がそんな気持ちの持ちように一役買ってくれるなら喜んで飛び込める勢いです(あっ、でも飛び込む前に水は入れさせて!)

5.面白いエピソードを思い出す

お風呂に関するろくな思い出がないのなら(過去記事参照です)面白かった風呂の思い出などなかろうかと記憶を検索したところ一つ引っかかるものがあったので書いておきます。

程よい昔、高校の文系の進学クラスに所属していたときのこと。

学習塾に行っていると、よく合宿なるものがある。

普段と違った非日常で学習意欲と知識を深めようというイベントだ。

勉強しに行くのだが、家族以外の誰かと泊まりにいくのは、どこかどきどきする。

勉強と言う本分がありがらも、どこかふわついた気持ちがあった。

文系クラスだったので、男女比が1:9という驚異的な比率。

みんなガリ勉ちゃんなのでイケイケな子はいなかったのだが、女子校的な雰囲気はあり、当クラスの男子2人で心細そうにしていた。

イナくん、ヒノくんと呼ばれていて、いつも一緒にいて一緒に勉強していたので妄想女子たちにも人気であった。

イナくんは文武両道クールガイ、ヒノくんは、愛嬌が良く話を盛り上げるさわやか王子タイプだったので彼らが数多いクラスの女子に囲まれる中で人気の的になったのはいうまでもない。

2人とも成績も良く、気遣いもできて、見目よい言うことなしの好青年でクラスの中での2人の存在感は一種の聖域のようだった。

その彼らを含んだ勉強合宿なるイベントがやってきた。

朝から晩までご飯以外は勉強漬け。

授業の初めにテストがあるので、そのテストのために休み時間も勉強漬け。

ほっとする時間は、夕飯からのお風呂くらいしかない。

他の宿泊者(同じように合宿関係)もいるので、時間も決められていた。

宿泊施設のお風呂は大浴場と小浴場だったため、男女が日替わりで使うことになっていた。

その日大浴場は女風呂。

一緒にお風呂に入りにきたものの、湯船に浸かるのはやめとくということで、友達のみさきちゃんを脱衣所に残して女子一同は大浴場になだれこむ。

頭ばかりが疲れる合宿の、ほんのひとときのリラックスタイム。

しかし、ほっこりしたのも束の間、

「キャーーーーーーーーー!!!」

女子風呂の脱衣所から悲鳴が上がったのである。

『どうした!?みさきちゃん!さっきの悲鳴は…!』

バスタオルを巻いた委員長がお風呂場からかけつける。

『えーと、さっきの声、私じゃないよ…?』

『え???どゆこと?誰やったん?高くてめっちゃ焦った声やったけど…』

『イナくんと、ヒノくん。叫んで走っていかはったよ〜笑』

『そ、そうやったの、着替えてなくてよかった(?)ね💦。イナくんヒノくんは真面目やから素で間違えはったんやなぁ〜、あはは…』

世の中にいろんな事故がある中で、事故未遂といえど、イケメン+人望+日頃の行いの力は大きい。

私もとんだところでセクハラ扱いされないように言動、身なり、立ち振る舞いには気をつけねばなるまい。

しかし、男性といえど、不意な事故には乙女が如き悲鳴が飛び出してしまうのだなとしみじみ思ったものである。

一部の女子の中で彼らのシャイさに株が爆上がりした者もいたそうだが、20年近くたった今、彼らの心にはこの合宿は黒歴史として残っているのだろうか気になるところだ。

風呂での嫌な思い出を反すうしそうになったら彼らのことを思い出そう。

親愛なる高校時代の友人たちへ捧ぐ…


過去記事①

お風呂にろくな思い出がないエピソード。

風呂場から飛び出してくる裸婦は私の人生に時折お邪魔してくるのです。

過去記事②

嫌なことを有益なことに転換できないかたたかう私の決意を書きました。

あまり仕事と関係のない内容になりましたが、仕事からの執着が抜けつつある心境の変化なのかもしれません。

私が退職するまで、あと24日。





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