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言葉の力を信じすぎないほうがいい #2021/12/16

こんなふうにnoteを書くのが趣味なくらいですから、僕はそこそこには「言葉」や「文章」が好きで、その可能性を信じているからこそ記事を書き続けるわけですが、

その一方で、「言葉の力には限界があるよね」というのもヒシヒシと感じています。

今日も新卒採用の候補者学生さんの見学対応がありまして、

施設見学として案内しながら、僕らの理念や価値観について、一生懸命に語っておりました。

ちょうどそんな説明をしてるときに、目の前で子どもたちがおもちゃの取り合いを始めて、スタッフの方がその間に入って支援してたのですが、

その関わり方が、本当に「質問&傾聴」。

unicoではコーチングを取り入れた内発的動機付けを促す支援メソッドとしていますが、まさにメソッドの体現を目の前でしてくれて、

学生さんも興味津々。
顔つきも変わっていきました。

僕がどれだけ言葉を尽くすよりも、見て、聞いて、感じるほうが、数百倍の解像度で伝わったわけです。


言葉を尽くして伝えようとすること。
相手の言葉の真意を汲み取ること。
そういった言語コミュニケーションは、もちろんとても大切です。

ただ僕らは無意識のうちに、言葉で語ることが一番のコミュニケーションだと思ってしまいがちです。

何かを伝えたいと思うとき、すぐに言葉を使う方法を選びがちです。

いっしょに同じ時間を過ごすこと。
音や手触りを感じてもらうこと。
表情や仕草をお互いに確認しあうこと。

例えばそんな、小さな小さな非言語コミュニケーションの重要性を僕らは忘れがちなのかもしれません。

非言語コミュニケーションというと、音楽や動画やイラストで伝えることだと思われがちですが、それは短絡的、表層的な発想で、単なる手段の話。

大切なのは、本当に伝えたい本質を見極めて、言葉を尽くすのはもちろん100%トライしながらも、

言葉だけでない伝え方、

言葉を信じすぎない伝え方を、

模索してし続けることなのかな、と思う1日でした。

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます! 少しでも楽しんでいただけましたら、ぜひスキをお願いします!