イッチー/伊地知 悟

「子どもたちの可能性を解放する」児童福祉施設unicoの管理部門統括・直営&F…

イッチー/伊地知 悟

「子どもたちの可能性を解放する」児童福祉施設unicoの管理部門統括・直営&FC教室開発 / unico ← welmo ← aratana / 妻長女次女と福岡暮らし / ジャンプ購読歴20年。好物は稲荷寿司、軽羹、茄子田楽

最近の記事

unicoからunico社への転職から丸1年

2018年に福岡で新しい療育に挑戦するunico事業にジョインし、1ヶ月経たずに長女が生まれ、夜泣き疲れて眠い目を擦りながら始まった、今の仕事ももうすぐ6年。 つまりもうすぐ長女も6歳。2個下の次女と喧嘩したり遊んだり。先日は保育園の男の子と「将来結婚する!」とかなんとか、少女漫画みたいなアオハルな園生活を楽しんでいるようですが、まあそれも、彼女なりの本音と建前。6歳には6歳なりのいろんな悩みや葛藤があるようで、僕もわかった気にならずにちゃんと話を聴こうと反省する日々です。

    • 「自分を知る」というプロジェクトにゴール設定してますか?

      「自分を知る」ということ、誰もが達成できるのならば達成したいと思うのではないでしょうか。自己分析、省察、リフレクション。いろんな向き合い方があると思いますが、兎にも角にも、僕らは「自分ってどういう人間なのか?」すごく関心があります。 でも、どういう状態になれば、『よぉーし!自分を知れたぞ!』と言えるのでしょう? ふんわりした「自分を知りたい」というプロジェクトは、ゴール設定を"しないがち"です。なんとなーく、思い付いたように内省し、「あ、わたしってこうかも?」と自分への新

      • ”変わらない良さ”は構造的に存在し得ないという、耳を塞ぎたい真実

        またまたタイトルですべてを言い切りました。人によっては、不快な想いをされるかもしれませんので、タイトルを読んで察してください。 とはいえ、最初に誤解なきようお断りしておくと、僕は伝統文化をめちゃめちゃ大事なことと思っているし、文化や歴史も好きな方です。博物館や史料館をそこそこ楽しめますし、美術館に行くときは、どちらからというと画家の生きた時代や美術史を知りながら絵を眺めて楽しむタイプです。 そんな僕ですが「世の中に変わらない良さなんてない!」と言い切ってしまいます。 「変

        • ”続ける”と”変わる”は同じこと?「継続」と呼ばれるものの正体

          何かを続けることと、変わっていくこと。それを真逆の位置にあるもの、対立軸に置かれるものとして見てしまうことが、よくよくあるように思います。これって、実はそうじゃなくって、おんなじことですよ、と。今日はそんな話。 「継続は力なり」って言いますが、まさにこれなんです。っていうと、なんだか陳腐な当たり前なことを説教する爺臭い感じに聞こえるかもしれませんが、そうじゃないので、もうちょっとだけ話を聞いてほしい。 なんでもいいのですが、何かしらを継続すること、何か行動を繰り返し繰り返

        unicoからunico社への転職から丸1年

          経理も労務も会社ですら、すべて”手段”に過ぎない。後ろ盾を探す三流バックオフィスからの卒業案内

          煽りまくるタイトルをつけてしまいましたが、こういう釣り広告チックな、自己啓発本みたいな表現にはみなさんも昨今嫌気がさしてらっしゃるのではないでしょうか。早速反省しております。 反省しておりますが、それくらいに露骨なフックを駆使してまでも、今回はぜひともお伝えしたい内容がありまして、そういうふうにご理解いただけると嬉しかったりします。 毎度のことながら、タイトルでほぼほぼ内容を言い切っているのですが、急ですが、「バックオフィスのプロ」とは何でしょうか? 企業における管理部

          経理も労務も会社ですら、すべて”手段”に過ぎない。後ろ盾を探す三流バックオフィスからの卒業案内

          「給料」は生み出した価値に対する対価でも頑張った分もらえる報酬でもないという元も子もない真実

          タイトルで全てを言い切りましたので、できるだけ長文にならずにまとめたいと思いますが、 今日はみんながあまり聞きたくない話をします。そしてこれは僕の思想でも意見でもなく、事実としての、社会の構造の話です。 それに対する僕の考える是非は、今回は語るは避けて次の機会に譲るとして、シンプルに現状を解説するにとどめます。 給料は「いつ、どこにいるか」で決まる 例えば年収1000万の大企業勤めの商社セールスマン35歳が、心機一転、ベンチャー企業に挑戦したい!と決意し、都内スタート

          「給料」は生み出した価値に対する対価でも頑張った分もらえる報酬でもないという元も子もない真実

          不機嫌な自分を卒業するための2つの方法

          「本人に聞いたら、別に怒っているわけではないらしいけど、どうにもイライラしてるように見えて、声をかけにくいんだよね…」 「ちょっとしたことで、けっこうイヤな表情をされるから、本当怖くて近寄りがたい」 っていう人、周りにいませんか? これ、僕です(笑) ドヤることじゃあ、全然ないんですね。白状します。僕はイライラしやすいです。何を隠そう、この世界のイヤなところを見つけてはその社会に「怒る」ことを原動力に生きているわけですから。僕のエネルギー源の話は次の機会に譲るとして、

          不機嫌な自分を卒業するための2つの方法

          「地頭がいい」ってなに?に真っ向から答えてみる

          「地頭がいい」という言葉、頻繁にってほどではないけど、数ヶ月に1回くらいは耳にする言葉ではないでしょうか。 採用の仕事なんかをしていると、欲しい人材像の定義を管理職に尋ねると「地頭がいい人」と答えが返ってくることもしばしば。 じゃあ、地頭がいいってどういうこと? これ、人事関連のビジネス書を手に取れば必ずと言っても過言ではないほどに頻出する問いでして、人事あるあるの話なのですが、地頭がいいをちゃんとブレイクダウンして、もっと解像度の高い採用ペルソナを立てましょう!という

          「地頭がいい」ってなに?に真っ向から答えてみる

          感謝って難しい。「与えられている」ことに気が付けないと、そもそも感謝に至れない。

          10年前、僕は大学院生でした。感性学の修士。「感性学ってなあに?」ってみなさん思われたかと思いますが、ご安心ください。卒業したくせに、僕もいまだによくわかりません(笑)。感性学の深い話はまた別の機会に譲るとして、 今日は、ゼミ旅行の話。 ある日、僕のゼミで、ゼミ旅行に行くことになったんです。たしか熊本の旅館を先生が手配してくれて。僕らは何も考えずに、ヤッター!って感じで行きました。けっこういい感じの旅館だった気がするのですが、あんまり高くなかったような記憶。こんなもんか〜

          感謝って難しい。「与えられている」ことに気が付けないと、そもそも感謝に至れない。

          10年前に憧れてた32歳の自分がショボクソ野郎

          もう20日ほど前の話ですが、32歳。僕は32歳になりました。 誕生日エントリみたいな記事、あんまり書きたくはないのですが、それにしたって「ショボい」と思ったので、今日はそんなテーマで。ひっさびさのnote投稿にふさわしい内容かもしれない。 32歳の10年前、僕は大学4年生でした。大学院に行くことにした僕は依然としてフラフラしてたけど、少なくとも「デキるビジネスマンへの憧れ」が人生絶頂に達するほどには、いろんな勘違いをしていた頃で、その頃に僕に「10年後、あなたは何をしてま

          10年前に憧れてた32歳の自分がショボクソ野郎

          週40時間を繰り返すなんて不自然なんだと思うあなたへ

          不自然な生き物だな、と思う。僕のことだ。 なにせ、1日中、椅子に座っているのである。かじりつくようにパソコンに見入り、イヤホンをつけてぺちゃくちゃお喋りしたかと思うと、 今度はしーんと一言も発さず、カタカタとキーボードを叩き続ける。たまに「う〜ん」と独り言を言い、飲みかけのペットボトルコーヒーに手を伸ばして少し口に含み、またしばらくして、すぐにコーヒーを飲む。 手元のスマホが鳴り出すと電話に出て、いつもよりちょっと高めの声でワーワーしゃべったあと、またスマホを置いて、キ

          週40時間を繰り返すなんて不自然なんだと思うあなたへ

          指示待ち人間を脱してもらうために、受動的に働くことをいったんヨシとしてみよう

           仕事における「ステップアップ」について整理をしてみたいなと思う。今日は完全に仕事の話、特にマネジメントのテーマです。 メンバーの成長を促すためにはどんな関わり方が大事か、という話。例えば能力とかスキル、テクニックに関しては、レクチャーするなりなんなりってのあると思うんですけど、今回考えたいのは、どちらかと言うとマインドやスタンスみたいなところ。 指示待ち人間を脱してもらうには例えば「自分から動いてほしい」「指示待ちにならないでほしい」みたいな話は、マネージャのぼやくフレ

          指示待ち人間を脱してもらうために、受動的に働くことをいったんヨシとしてみよう

          4年9ヶ月働いて、僕もぱんだ組になった

          こじか組の次は何かわかるだろうか?ぱんだ組である。 保育園に通う長女が、また1つ進級した。もうすぐ親になって5年弱になる。 もう5年か。信じがたい。そんなに月日は早かったのか。 長女がまだ妻のお腹の中にいるとき、僕らはまだ宮崎に住んでいた。出産2ヶ月前のお腹の膨らんだ妻と一緒に、宮崎駅から熊本駅までの3時間くらいのバスに乗る。熊本駅から博多までは新幹線だ。そのルートはB&Sと呼ばれていた。バス&新幹線の略。なんとも、カッコつけた呼び名である。あのとき乗ったB&Sが、今のとこ

          4年9ヶ月働いて、僕もぱんだ組になった

          くまが冬眠から目覚める季節を”年度末”としか思えない人はどうぞこちらです

          「こんにちは、はるですよ」 これは、今日21時頃の僕のセリフだ。 なんてことはない、子どもたちへの寝る前の読み聞かせの絵本の一節。冬眠からくまさんが目を覚ましたり、蜂さんが花の蜜を吸ったり、なにかと春めいた風景が描写され、このセリフが繰り返されるという、そういう絵本。 春が来ました。気がつけば、春。というか、3月。年度末。 そう、哀しいかな。僕のようなセカセカと生きる大人にとって、3月とは「春」というより「年度末」というシーズンなのだ。 だからこそ、「こんにちは、はるで

          くまが冬眠から目覚める季節を”年度末”としか思えない人はどうぞこちらです

          利他と自由は両立できない?

          僕はよくよく「利他的に生きるほうが美しい」と発信してます。 ただ誤解もあるようです。「自分を押し殺して、我慢して、誰か人の為に尽くそう」という自己犠牲的な話として、聞こえる向きもあるみたい。 そうじゃなくって!という話が今回の主題。「利他であること」と「自分のやりたい事をやって自由に生きること」は全然両どりできるんです。というか、どちら片方だけじゃあ、幸せになれない気がしてる。 「利他であること」 利他的であろう!というと誤解されやすいのですが、何も特別なことじゃない

          利他と自由は両立できない?

          土地に対する色眼鏡とラーメン屋の若大将/20221025

          大井町駅のマクドナルドでコーヒーを飲んでいる。最近は仕事で出張が増えて、東京に来ることが多い。ふたりの娘たちを見てくれる妻と義母に感謝しかない。 今まであまり出張が多い仕事をして来なかったので、福岡を出ることは稀だ。 新卒の頃は、出張ともあれば、遠足前とまで言えば格好がわるいが、でもまぁ、それに近い気分の高揚はあって、出張の日を楽しみにもしたものだった。 学生の頃はもっとそうだった。品川駅近くの民家にAirbnbで泊まったりするだけで、なぜか楽しかった。 ただ今は、そ

          土地に対する色眼鏡とラーメン屋の若大将/20221025