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若者活躍会議・・・一関市

『初会合でのあいさつで、佐藤市長は「何をどう進めるかというのはまだない。ゼロベースから始めようというのが趣旨。社外取締役的な市長と直接の話し相手であり、市からの提案に対する意見と、皆さんからの提案を頂きたい」と協力を要請した。』岩手日日の記事中より

一関市の佐藤市長は、地域の活力維持に向けて若者や女性などの現役世代の働く場をつくることで、多様性のある産業構造や社会環境を作る方針とのこと。
今回の若者活躍会議はそのだ一歩として実施したそうだ。

ゼロベースからの検討とのことであるが、率直に厳しいと感じる。地方の活力が停滞していく課題は多種な要素が相まって起きている。
若者が働ける場をつくったとしても、そこで働く若者はいるのか?という課題とリンクする。では他の地域から呼んでくればよいかというと、そんなに単純ではない。どの地方都市でも若者を欲しがっているところからすると競争である。一関市が若者の働く場として選ばれるほどの魅力ある都市なのか、地方都市としての魅力度が問われる。

さらには、一関市の担当者は「予算をつけたい」と述べているようであるが、自治体の予算は単年度であり長期的な計画を立てにくいという課題もある。活力ある都市にするためにはどうしても10年~20年程度の継続した施策が必要である。

いろいろと課題ばかりを申し上げたが、私も一関市を応援する立場として、すべてにケチをつけるつもりはないので、わずかながらでもよい会議体であってほしいと願う。これからの動きに注視したい。


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