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インバウンドガイディング! 異文化理解編

くるべきコロナ収束に向けインバウンド(訪日
外国人)を案内するためのスキルです。
国内で訪日外国人なしではやっていけません
私の信念はガイドを増やすことで地球環境の
保全をする事です


インバウンドガイディング!異文化理解編



<目次>
1このレポート(記事)の目的
2全体アクションプラン
3アクションプラン1 情報収集
4アクションプラン2 顧客分析シート作成
5アクションプラン3 異文化理解シート作成
6異文化でのコミュニケーション術




1このレポート(記事)の目的
このレポートは訪日外国人を案内する際に
異文化を理解することでより良いコミュニケ
ーションと自然解説等のサービスを目指す事
を目的にします

参考書籍 「異文化理解力」  
著エリン・メイヤー 

<結論>
インバウンドガイディングについては参加者
の異文化を理解する必要があります
異文化の壁をとりはずすのではなく、壁を理
解する事が重要です
言語的な表現も重要であるが、その前に異文
化を理解することで、参加者とのコミュニケ
ーションや自然解説の文脈が見えてくるから
です。それを多言語化し表現することとなる
からです
ガイドに必要なスキルはその異文化を理解し
「柔軟な思考と対応、言語選び」と異文化と
母国の文化と照らし合わせ、バランスを取る
能力が必要となるからです




2全体アクションプラン
 異文化を理解するための全体的なアクション
 プラン(行動プラン) を紹介します

<全体アクションプラン>
 1まずは相手の情報を集める
  情報やデータを分析する(まとめる)
  異文化カルチャーシート参考
 2異文化顧客分析シート記入
 3実践する

(留意点)
グローバル・ビジネス(異文化理解・コミュ
ニケーション)の留意点として
二国間の異文化交流においては、その2国間
の相対的な関係を理解する事が重要です
大事なのは忍耐と柔軟性です
(相手の行動を理解し、順応する力を養う必
要があります)
         ⇓
私達の多くは自分たちの文化の意思決定シス
テムの中でただパターンに従って行動してい
る事が多い(それを理解する)
         ⇓
あらゆる情報を駆使して相手の文化的な枠組
みが自分の文化とどう違うのか理解しそれを
行動に移す事が重要となります

あくまでも参加者の住んでいる場所の大まか
な傾向を知るためのものであり、個人差や
多様化もあります




3アクションプラン1 情報収集

ツアー参加者に対し事前アンケートを記入して
もらいましょう
その情報から参加者についての大まかな情報を
集めましょう

●あらかじめの申し込みシートより
 □参加者名
 □年齢
 □住んでいる国
 □住んでいるエリア(住所)

●アンケートからの収集
 Q1あなたは日本を訪れるのは何回目ですか?
  □初回 □2回目 □3回目 □以上
 Q2あなたの一番の目的は何ですか?
  (該当するもの全てにチェック)
   □自然景勝地観光や体験
   □日本文化の理解
   □歴史の理解
   □知識や情報の収集
   □その他 (           )

 上記の情報からインターネットによる検索が
 可能となります
 インターネット検索により
 下記に紹介する項目の情報を収集しましょう

◆情報チェックリスト
 ・住居地の様子
 ・国の場所・歴史・産業など
 ・現在の経済状況
 ・トピックス
 ・歴史的なヒーローは誰か?
 ・現在のヒーローは誰か?
 ・最近のニュースや事件
 ・最近のエピソード人物
 ・現在流行しているもの
 ・世界的に知られているサブカルチャー
 ・世界的に知られている都市や景勝地
 ・世界的にしられている食
 ・世界的に知られているテクノロジー
 ・世界的に知られている企業
 ・国技的なスポーツ
 ・国家的に人気があるレジャー
  など
  これらをまとめておきます
  (チェックしておきます)




4アクションプラン2 顧客分析シート作成

下記におけるシートに記入し顧客分析に利用
します
あくまでも自分なりに思うことの参考分析で
あり正当なものではないことを理解してくだ
さい
重要な事はこれをもとにコミュニケーション
を進める中で違うなと思ったら柔軟に対応し
ていく事です


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参加者名 (           )様

◇顧客情報
●国名   (          )
地域(          )

●人種    
□EUアングロサクソン □EUラテン 
□EU北欧 □EUゲルマン
□USA白人   □USA黒人   
□USAアジア □USAスパニッシュ
□アジア中国  □アジア韓国  
□アジア台湾  □アジア香港
□アジア中国タイ □アジア東南 
□アジアシンガポール
□アジア(         ) 
□オセアニア(         )
□インド系   □アフリカ系  
□ロシア系 □南米ブラジル系

●お客様の宗教 
□カトリック  □プロテスタント 
□儒教  □仏教  □イスラム
□他(    )

●どこの文化出身か  
  □ヨーロッパ(ローマ帝国)
  □ヨーロッパ(イギリス)(ゲルマン)
  □ヨーロッパ(フランス)(東欧)
  □ヨーロッパ(ロシア)
  □ヨーロッパ(オランダ)
  □アメリカ
  □北欧(バイキング)
  □アジア(中国)(韓国)(香港)(台湾)
      (インド)
  □中東

◇コミュニケーションセンス(自分との相関)
※星が多いほどコミュニケーションが楽である
●親日度         ☆☆☆☆☆☆☆
●国際意識        ☆☆☆☆☆☆☆
●共通ニーズ       ☆☆☆☆☆☆☆
●言語能力(他国)    ☆☆☆☆☆☆☆
●コミュケーションセンス ☆☆☆☆☆☆☆

●その他備考
  (                 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



5アクションプラン3 異文化理解シート作成

 異文化理解シートとは日本に住んでいる自分
 と参加者(相手)との性格や行動指針、他
 文化、考え方、アイディンティティの違いを
 理解するために記入・作成するシートです
 もちろん理解できている場合は記入しなくて
 も良いです


<異文化理解シート>  
※参加者との違いを把握する
 あくまでも大まかな傾向です
 あくまでも個人差があります(注意)
 その国に住んでいる方の特徴を調べ記載しま
 しょう(書籍参照)
 日本と正反対なほで慎重に!
(異文化理解必要)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

( 国名 )  

1コミュニケーションにおける発言について
 率直な発言が多い VS言い回しが多い
 率直な表現⇐ □□□□□ ⇒言い回し
  日本  ⇐ □□□□■ ⇒  

2評価についての傾向
 誰かを指摘(注意)する場合はどのように
 直接指摘 VS 間接的(フィードバック)
 直接指摘 ⇐ □□□□□ ⇒間接指摘
  日本  ⇐ □□□□■ ⇒

3説得方法についての傾向        
 原理優先 VS 応用優先
 原理優先 ⇐ □□□□□ ⇒応用優先
  日本  ⇐ □□□□■ ⇒ 

4思想(主義)についての傾向       
 平等主義 VS 階層主義
 平等主義 ⇐ □□□□□ ⇒階層主義
  日本  ⇐ □□□□■ ⇒  

5決断についての傾向         
 合意志向 VS トップダウン式
 合意思考 ⇐ □□□□□ ⇒トップダウン
  日本  ⇐ ■□□□□ ⇒ 

6信頼構築の傾向
 タスクベース VS 関係ベース
 タスクベース⇐□□□□□ ⇒ 関係ベース
  日本   ⇐□□□■□ ⇒  

7見解の相違についての傾向
 対立型 VS 対立回避型
 対立型   ⇐□□□□□ ⇒ 対立回避型
  日本   ⇐□□□□■ ⇒ 

8スケジューリングについての傾向
 直接的な時間 VS 柔軟な時間
 直接時間  ⇐□□□□□ ⇒ 柔軟時間
  日本   ⇐□■□□□ ⇒ 

※開きがあるほど=異文化理解が必要


<参考データ>
(あくまでも参考例です)

1コミュニケーションにおける発言について
 率直な発言が多い VS言い回しが多い
 率直な表現 ⇐□□□□□ ⇒言い回し
  日本   ⇐□□□□■ ⇒ 
  フランス ⇐□□□■□ ⇒ 
  ドイツ  ⇐□■□□□ ⇒
  中国   ⇐□□□■□ ⇒ 
 イスラエル ⇐□□□■□ ⇒ 
  ロシア  ⇐□□□■□ ⇒
  タイ   ⇐□□□□■ ⇒ 


2評価についての傾向
誰かを指摘(注意)する場合はどのように
直接指摘 VS 間接的(フィードバック)
直接指摘   ⇐□□□□□ ⇒間接指摘
  日本   ⇐□□□□■ ⇒
  フランス ⇐□■□□□ ⇒ 
   ドイツ  ⇐□■□□□ ⇒
  中国   ⇐□□□■□ ⇒
 イスラエル ⇐■□□□□ ⇒
  ロシア  ⇐□■□□□ ⇒
  タイ   ⇐□□□□■ ⇒ 


3説得方法についての傾向 
 原理優先 VS 応用優先
 原理優先  ⇐□□□□□ ⇒応用優先
  日本   ⇐□□□□■ ⇒ 
  フランス ⇐□■□□□ ⇒ 
   ドイツ  ⇐□■□□□ ⇒
   中国   ⇐□□□□■ ⇒
 イスラエル ⇐□□□■□ ⇒
   ロシア  ⇐□■□□□ ⇒
   タイ   ⇐□□□■□ ⇒


4思想(主義)についての傾向 
 平等主義 VS 階層主義
 平等主義  ⇐□□□□□ ⇒階層主義
  日本   ⇐□□□□■ ⇒  
  フランス ⇐□□□□■ ⇒ 
  ドイツ  ⇐□□□■□ ⇒
  中国   ⇐□□□□■ ⇒
 イスラエル ⇐□■□□□ ⇒
   ロシア  ⇐□□□■□ ⇒
   タイ   ⇐□□□□■ ⇒ 


5決断についての傾向 
 合意志向 VS トップダウン式
 合意思考 ⇐□□□□□ ⇒トップダウン
  日本  ⇐■□□□□ ⇒ 
   フランス⇐□□□■□ ⇒ 
   ドイツ   ⇐□■□□□ ⇒
   中国    ⇐□□□□■ ⇒
 イスラエル ⇐□■□□□ ⇒
  ロシア  ⇐□□□□■ ⇒
  タイ   ⇐■□□□□ ⇒ 


6信頼構築の傾向
 タスクベース VS 関係ベース
 タスクベース⇐□□□□□ ⇒ 関係ベース
  日本   ⇐□□□■□ ⇒  
    フランス ⇐□□□■□ ⇒ 
    ドイツ  ⇐□■□□□ ⇒
         中国   ⇐□□□□■ ⇒
     イスラエル ⇐□□□■□ ⇒
        ロシア  ⇐□□□■□ ⇒
   タイ   ⇐□□□□■ ⇒ 


7見解の相違についての傾向
 対立型 VS 対立回避型
 対立型   ⇐□□□□□ ⇒ 対立回避型
  日本   ⇐□□□□■ ⇒ 
    フランス ⇐■□□□□ ⇒ 
         ドイツ  ⇐■□□□□ ⇒
         中国   ⇐□□□■□ ⇒
  イスラエル ⇐□■□□□ ⇒
        ロシア  ⇐□■□□□ ⇒
       タイ   ⇐□□□□■ ⇒ 


8スケジューリングについての傾向
 直接的な時間 VS 柔軟な時間
 直接時間  ⇐□□□□□ ⇒ 柔軟時間
  日本   ⇐□■□□□ ⇒ 
    フランス ⇐□□□■□ ⇒ 
    ドイツ  ⇐■□□□□ ⇒
         中国   ⇐□□□■□ ⇒
     イスラエル ⇐□□□■□ ⇒
        ロシア  ⇐□□□■□ ⇒
        タイ   ⇐□□□■□ ⇒ 




6異文化でのコミュニケーション術
 上記の異文化シートの元に少しでもその壁を
 埋めるために留意する点として事例を紹介
 します


1ローコンテクストor ハイコンテクスト
(説明)
・ローコンテクスト(率直に物を言う)文化の
 人には言葉や発言を明文化する(シンプルに
 伝える)事が重要
・ハイコンテクスト(遠回しに物をいう)文化
 の人にはメッセージをほのめかして伝える
 とよい

(ケース・スタディ)
・主にアジア人は発言の合図があるまで発言
 を控える(沈默している)
・主にアメリカ人は合図がなくても発言しな
 ければならないと思っている(口を挟む)
・インド人のうなずきは首を横に降る
・アジア文化出身の人はメッセージをぼかす
・イギリス人は無表情でジョークを言う
・アメリカ人はストレートにものを言う
・イスラエル人は何でも否定する
・インド人は大ザッパに物事を伝える


2 直接ネガティブor間接ネガティブ
(説明)
・直接ネガティブ (フィードバック) な人
 にはダメな事をハッキリダメと言う
・間接的ネガティブ(フィードバック)な人に
 は 遠回し・間接的にダメな事を伝える

(ケース・スタディ)
・アジア人は直接叱ると「しょげる」
・イギリス・アメリカではメール返信において
「タイムリーな返事」があたりまえ
・オランダ人は「〇〇がダメ」と言われた場合
 真摯にありがたいととらえる
・オランダでは率直に物を言わないと信頼され
 ない

3 原理優先or応用優先
(説明)
異文化おける説得やプレゼンの方法は、そ
の国の文化や歴史に深く根付いています
原理優先とは結論や事実を一般的原理や
概念から導き出す思考法です
応用優先とは現実世界に於ける個別的な
事実を積み重ねることで普遍的な結論へと
至る思考法です
ほとんどの国では原理優先と応用優先の
思考法の両方を使用するが、どちらを習慣
的に使用するかはその国の文化の教育が重
きをおく思考方かで判断されます
原理優先の文化圏では行動を開始する際 
「なぜ」から思考する
応用優先の文化圏では行動を開始する際 
「どのように」から思考する


(理解)
◇視界の違い
・西洋人は個ごの物体を見る     
 もの~風景(全体)へと視界を移動する
・アジア人は風景を見る       
 風景(全体)~ものへと視界を移動する

◇視点のちがい
・西洋人は人物写真において上半身のクロ
 ーズUPで写真を写す
・アジア人は人物写真において室内のようす
(背景)と全体写真を写す

<まとめ>
アメリカ人は背景から切り離して特定の人物
に注意を向ける
アジア人は、背景や背景と中心人物の関係性
に注意を向ける

アジア人は マクロ ⇒ ミクロ 
西洋人は  ミクロ ⇒ マクロ
(住所・氏名・生年月日の書き方)
宗教観から文化・思考・倫理などが影響を
受ける
ポイントは相手の文化圏に合わせた説得法を
用いる事

(ケース・スタディ)
・ドイツ人はプレゼンの際、倫理的な説明の
 後、結論を言う
・アメリカ人は結論(提案)から先に述べる
・アメリカ人の指示は「なぜ、そうするべき
 か」の説明のないまま指示を出す
・フランス人は指示されると「なぜ、そうす
 るのか」をまずは考える


4リード 平等主義 or 階層主義
(説明)
 平等主義  上司と部下の距離が近い
 階層主義  序列に従いコミュニケーション
 をとる
「平等主義」権力格差が低い
・プロテスタント
・バイキング文化(資本主義の原型)
・誰にでも平等である(序列を飛び超える)

「階層主義」権力格差が高い
・カトリック
・ローマ帝国の支配下の影響
(イタリア・スペイン・フランス)
・儒教(中国・韓国)
・しきたりや序列を気にする
・家長やリーダーにおいては部下を守るな
 どの責任を負う

(ケース・スタディ)
・イスラエル人はコミュニケーション時、平
 等的に会話する
・ロシア人はコミュニケーション時、階層的
 に会話する
・主にヨーロッパ圏の教育は原理優先
・アメリカの教育は応用優先
 裁判の判決についてヨーロッパ圏ではシビ
 ル・ローである
(一般的な規則や原理を個別の判例に適用す
 る原理優先、ローマ法・ナポレオン法典)
 裁判の判決についてイギリス・アメリカで
 はコモン・ローである
(過去の判例に基づく)
・デンマークではだれでもファーストネーム
 で呼ぶ(平等主義ルール)
  (社長と社員は同格であり、その方がうま
  くいく)
・ロシア人とメキシコ人は階層社会である
 (上司に敬意を払う)
・フラン人は上司が使用しているグッズに
 オーラを感じる
・中国人は上司(権力者)が自転車通勤だと
 「恥」だと思う
・中国の家庭では一般的に名前ではなく続柄
 で呼び合う
 (一番上のお兄ちゃん、二番目のお兄ちゃ
  ん、一番上のおねえちゃん)


◇平等主義と階層主義の相違
 平等主義の一般的特徴
・人前で上司に公然と反論しても問題ない
・上司の了承を得ず、行動に移す事が多い
・クライアントや取引先のミーティングで
 相手の役職との釣り合いは気にしない
・序列を気にせず電話やメールをする
・クライアントなどと一緒の時、話す順序や
 席は気にしない

 階層主義の一般的特徴
・人前では上司の意見に敬意を払う 
・行動は上司の了承を得てから行う
・出席に際し、相手の立場に合わせて出席者
 を決める
・コミュニケーションは序列順に行う
・クライアントと一緒の時は役職順に座り
 会話をする


5決断   合意志向 or トップダウン式
(説明)
 合意思考とは決断は全員の合意の上、グルー
 プでなされる
 トップダウン式とは決断は個人でなされる
 (大抵は上司が行う)


6信頼   タスクベース or 関係ベース
(説明)
 タスクベースとは信頼するのに役目ベース
 で行われる
 関係ベースとは人柄ベースで信頼する

(ケース・スタディ)
・アメリカ人は「実務と感情を分けて考える
 伝統がある」
 公私の利害が衝突するのを回避するため
・中国人は「実務と感情の信頼をつなげて考
 える」
 個人的な絆や感情的な結びつきを優先する
 中国では「忠誠」とは会社でなく個人に尽
 くすものである。

(ポイント)
タスクベースによればよるほど、その文化
出身の人は認知的信頼と感情的信頼を分けて
考える傾向となる
仕事においては主に認知的信頼に頼る
関係ベースによればよるほど、認知的信頼
と感情的信頼の両方がビジネスに盛り込ま
れる
アメリカ・ブラジルなどでは、会ったばか
りの相手に親しく(柔らかく)接する事が
多い
初対面の相手には笑顔でファーストネーム
で呼びはじめる。そして自分自身の情報を開
示する
ロシア・ドイツ・スウェーデン)では
友人関係にない相手では普段より、閉鎖的に
なる。見知らぬ人に笑顔を見せたり、会った
ばかりの人に個人的な質問をしたり、個人的
な情報を教えたりする事はない



7見解の相違   対立型 or 対立回避型
(説明)
・対立型       
 人格を切り離した議論(フランスなど)
 西洋の国々では人にはそれぞれの意見があ
 ることが前提となっている
 その前提でチームの和よりも個人の意見を
 優先する
 西洋の教育では「オープンに意見をのべる事
 を優先する」
 
・対立回避型(面子) 
 人格より個人の面子を重んじる
 (中国・韓国・日本など)
 儒教的な社会ではチーム全員の面子を保ち
 ながら調和を維持することが優先される
 「中国では相手の面子を保つことのほうが自
 分が正しいと思うことを主張するよりも大
 切だと思っている」

「見解の相違」ではその人(文化)がどれほど
感情表現が豊かなのかではなく人前での反論
が人間関係にネガティブな影響を与えるのか
に注目する事が重要
対立対比型の国ではグループ内に対する振る
舞いとグループ外に対する振る舞いが大きく
異る事が多くある
対立対比型の文化では同僚に対してはオープ
ンに反論するが、上司や目上の人に対しては
反論はタブーとされている
(西洋文化では逆で実りある事)
多くのアジア文化圏ではミーティングの基本
的な目的は、すでに非公式の対話の中でなさ
れた決断を正式に承認することである
その際、決断について反論がある場合はアッ
プグレードの言葉よりもダウングレード
の言葉を使っている


8スケジューリング 
直接的な時間 or 柔軟な時間
(説明)
スケジューリングとは
・1日をどう組み立てるか
・どうミーティングを行うか
・あらかじめどう組み立てておくか    
 などの計画の事です

ある文化では明らかに遅刻とみなされる事が
ある文化では許容範囲であることが多い
ドイツ・スカンジナビア・イギリス・アメリ
カなどは直接的な時間概念の文化である
(準備と計画をしっかりと決め、従う文化)
フランス・北イタリア・中東・インド・アフ
リカなどは時間について受難な文化である
(計画よりも柔軟性を優先し、それを即興的
に組み立てて行く文化)
文化や国により時間の尺度が違う  
1分 ・1時間 ・1日 
鉄道の時刻  =  時間の概念


(ケース・スタディ)
<行列の相違>
・ストックホルムでは行列が直線的(割り込
 みは犯罪であるという認識)
・インドでは行列が常緑樹的(柔軟的に広
 がる)
   行列 = ミーティング
※社会的・政治的不安定な社会では柔軟的な
 時間概念が優先される

 数ヶ月先は何があるか分からない 
= 予定を決めてもどうなるか分からない

アメリカ文化では予定時間の5分前に到着し、
ちょうどきっかりの時間にチャイムを押す
中国文化では計画を変更するのが当たりまえ
である(融通が効き、即興で対処する文化)

以上文化の違いを紹介しました





       E N D
    ・・Just Do It・・




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