独学って、どうするのがいいの?【読書のキロク・Audible】
こんばんは、"もっちゃん”です。
「独学」と聞いて、人はどのようなことを考えるのでしょうか。
文字通りに考えると、「独り」で「学ぶ」こと、かと思います。
独りで学ぶとはどういうことでしょうか。
「学ぶ」はもともと「まねぶ」である。
ということは、多くの方が聞いたことがあると思います。
それを考えると、そもそも「学ぶ」という行為は「独り」で成り立つものではないような気もしてきます。
すると、一方で巷で溢れかえる「独学」ということは、どういったことを示すことなのでしょうか。
「教科書を読む」「問題集を解く」「動画を見る」…などといったことが挙げられるでしょうか。
「まねぶ」と言われていた時代から、出版・印刷の発達や情報機器等の発達により、いろいろな情報に「独り」でアクセスすることができるようになりました。
そうした背景から「独学」という言葉が出てきているのかなぁ、なんてことを考えながら読んだ(聴いた)本になります。
今回も【読書のキロク・Audible】になります。
◯今回聴いた本:[完全版]すごい英語独学 著者:Sakura English かんき出版
個人的には、少し英語は苦手です。
日常会話程度に話すことはできるし、英語論文もそこまで抵抗なく読むことはできます。
ただ、できれば日本語で話したい、本も読みたいとは思います。
英語を「独り」で「学び」たい、という欲求があったというよりは、「独学」という言葉に惹かれて、この本をチョイスした、といった感じです。
◯概要
英語学習法の書籍ということもあり、Audibleで聴いたことで発音やアクセントまで聞くことができ、なんとなく得した気分になりました。
◯「独学」の方法について
改めて、今は何を学ぶにしても、「独学」の方法はたくさんあるのだなぁと気付かされました。
著者ご自身がYoutubeで発信していらっしゃる方ということもあり、YoutubeやPodcastの効用について改めて実感したように思います。
「英語」、とくに「英会話」という特質もあるのかもしれませんが、個人的に印象的だったのは
「独り言トレーニング」
です。
日本人特有の思考(言い過ぎとは思いますが)でもあるだろうなぁと感じています。
ですが、日本人だからこそ、こうした「独学」に魅力を感じるのだとも思いました。
ここのところ、いろいろな本(例えば『アウトプット大全』)を読んで思っているのは、
“アウトプットのハードルの高さ”
です。
何事も身につけるのは“アウトプット”が大切だと痛感しています。
が、そこにハードルの高さを感じてしまう方が、日本の方には多いように思います。
本書でも、その“ハードル”を下げるような話が多数あったことがとても印象的です。一番の課題はそこなのだろうと。
そのハードルをうまくかわすために編み出されているのが「独学」という手法なのだと思いました。
「独り言トレーニング」
って、非常に最初は違和感がありました。
ただ、本当に何の気なしに行うことができます。
私もよく言えば「恥じらい」を気にするタイプではあると思いますので、こうした自分の高め方は性に合っているのかもしれません。
他にも「日記でアウトプットする」といった方法も挙げられていました。
「人前でカッコよく振る舞う姿を見せたい!」「間違いたくない!」
という精神が多いわけではありませんが、私にもフィットする独学の方法にも思いました。
◯型をたくさん提示する
本書では、英語での会話における表現方法をたくさん紹介しています。
習得において、「型の習得」というのは、一番手っ取り早いものだと自分も思っています。
実際、本書で出ていた英会話の「型」は、とても応用の効くものばかりで、それだけでも会話が可能になる程だと思います。
英語に関して言えば、その「型」の一番基本的なものは、中学校とかでも学習する「英文法」なのだろうと思います。
こうしてより実践的な「型」が実用書の中で提示されるということは、ひょっとすると中学校等で習う英語と、より実際的な英語の表現に、
少しばかり乖離があるのかもしれませんね。
◯他のことにも応用できる?
英会話に関しては、この「型」が個人的には大事かと思いました。
そこで考えたことは、この「型」は他にも応用できないのか?
例えば、理科を習得するときに、何か「型」はないのか?
ということです。
考えてみると、とても難しいものです。
思いつきません。
強いて言えば、指導要領等でいうところの「科学的な見方・考え方」がそれに相当するのかもしれません。
それが最初から具体的に提示できたら苦労はない!
逆に言えば、中学生が目指すところが、
「科学的な見方・考え方」の習得、すなわち理科の「型」の習得、
となってくるのでしょうか。
今後も少し考えていきたいところだと思いました。
そんなことを考えた1冊でした!
長くなってしまって申し訳ありません。
読んでくださったみなさま、ありがとうございます。いつも励みになります。
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