見出し画像

「自分を大切にしよう」の落とし穴。

ストレス社会と言われて久しい昨今、
「自分を大切にしよう」というメッセージは多いように思います。
なんとなく心地よく、聞こえの良いメッセージではあります。

これを聞いて「そうだな、大切にしていこう。」と
自分を大切にしようとする時、
あなたは、何を大切にするでしょうか。

自分の意思を押し通す様にするのでしょうか。
自分の言いたいことをハッキリと言うようにするのでしょうか。
自分のやりたいことを片っ端から行動していくのでしょうか。
自分をただただ肯定して生きていくのでしょうか。

いざ、自分を大切にしようとした時、
何を大切にし、何をすればよいのか、
わからない
という人は少なくないようです。

自分を大切にしようと、自分自身と向き合ってみた時、

あれ、自分は何をしたいんだ?
どれが自分の本音なんだ?

となりがちです。

特に、自分を蔑ろにして、他人を優先してきた人ほど、
自分の声がわからなくなる傾向があります。

それでも、自分の声を大切にしてみると次にぶつかるのが、
これです。

自分を大切にすることと、
ワガママに生きることとは同じなのか・・・?

自分の思うように行動してみると、
なんとなくそこに違和感を感じることもあります。

このように、自分勝手に生きてみても、
何かしらモヤモヤする人も多い様です。

「エゴの自分」と「私」の区別がつくと、
私を大切にするということがわかる。

自分を大切にしようとする時、
エゴの声を大切にし始める人が多く、これをやっていると単なるワガママであったり、傍若無人な振る舞いになっていきがちです。

どれがエゴで、どれがエゴでないのか。
これを区別せずに、自分を大切にしようとしても、なかなか、難しい。
これを区別せずに、自分を肯定しようとしても、なかなか、難しい。

エゴの声を大切にし始めると、エゴが喜びます。
エゴの声を肯定し始めると、エゴが安心します。

そして、エゴが肥えていきます。
肥えたエゴは、またそれを"もっともっと"と欲しがります。

エゴは「考え」に過ぎません。
ハッキリとした考えというよりも「無自覚に握り込んだ考え」と言った方が近いかもしれません。

エゴは、握り込んだ考えが作り出した幻想であるとも言えます。
空想のバケツです。
実際にそこにあるものではありません。

ですから、エゴの自分を大切にしていくと、満たしても満たしても、満ちることのないものを満たそうとし続ける地獄の入り口に足を突っ込むことにもなり兼ねません。

エゴが幻想だとしても、確かにありありと感じる自分がいるわけです。
その私を蔑ろにしたまま、気にならないふりをしても苦しくなるだけです。

どんな自分がいようとも、その考え、その自分をある様にする私と向き合っていくなら、徐々にその区別がつく様になってきます。

エゴをあるようにする「私」を肯定も否定もせずに、
向き合っていくことが大切です。

どんな私とも丁寧に向き合っていくと、
エゴがあろうがなかろうが、考えがあろうがなかろうが、
それに囚われない私になっていきます。

囚われないようにすることなく、囚われない私になっていきます。

エゴがあろうがなかろうが、考えがあろうがなかろうが、
気にならない私になっていく。

その時、
自分を大切にする」と「を大切にする」との違いが
わかるようになってきて、「大切にする」ということが、
どういうことなのかがハッキリとしてきます。

本気で向き合っていくなら、あらゆる囚われから自由になっていきます。
自由という言葉すら不自由に感じるくらいの私に出会っていきましょう。

自分自身と真っ直ぐに向き合っていきたい方とお会いできることを
楽しみにしています。


●自覚カウンセリング
自分自身と向き合うことに卓越した自覚カウンセラーがあなたの悩みに一緒に向き合います。ご自身では自覚していない私、自覚していない囚われを一緒に丁寧に向き合ってきます。どのような私も蔑ろにせずに向き合うことで、対処ではなく本質的な解消に踏み出していきませんか。

詳細はこちらをご覧ください 自覚カウンセリング

●自覚基礎コース
ご自身で自覚を実践されていきたい方は、自覚基礎コースをご用意しています。日常で自覚を実践しながら、定期的な面談で、自覚の精度を上げていきます。あらゆる囚われから自由になっていきたい方、本気で自分自身と向き合っていきたい方是非お待ちしております。

詳細はこちらをご覧ください 自覚基礎コース

悟り子パンダ:twitterもやっています。 こちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?