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うつ病で「これからどうしよう」と不安や焦燥感を感じてしまうことへの対処法

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今日はこんなツイートをしてみた。

うつ病で悩む人の大半は「これからどうすればいいんだろう」と考えて病んでしまう。そこで若干宗教臭くなるが、「自分の運命はすでに決まっていてどうもこうもならない、なるようになるしかない」という決定論的世界観を取り入れるとよい。 悩む人の大半は自分が世界を変えられると過信している。

パニック障害になってからといもの、「これからどうしよう」と考えてしまうことが増えた。しかし、この「どうしよう」には解決策がない。

なぜならうつ病だろうがパニック障害だろうが、精神疾患への対処法は休むのみである。自分が何かやったからといって早く治るということはほとんどない。

そこで考え方を改める必要があることに気づいた。少し前から私は聖書の考え方を参考にすることがある。昔から成熟されてきた宗教の教えには学べることが非常に多い。

結論から言うと、精神疾患の「これからどうしよう」という不安・焦燥感には、決定論的世界観が効く。

決定論的世界観とは映画のテネットを見てもらえればわかるのだが、世界の行く末はすでに決定されていて、自分がどうこうしたところで未来を変えることはできないという考え方である。

テネットという映画ではこの決定論的世界観をもとにストーリーが展開されていて、少し難しいかも知れないが、是非見てほしい映画である。

ではこの世界観を取り入れると何が良いのかというと、焦りや不安がなくなるのである。というのも、「これからどうしよう」という考えは、自分が世界に何か影響を与えられるという前提をもとに成り立っているといえる。

なぜなら自分が世界になんの影響も与えることができないという考えのもとでは将来に悩む必要などないからだ。つまり不安や焦燥感というのは、自分次第で未来が変わるという意識から生まれるといっていい。

だからこそ決定論的世界観を取り入れるべきなのだ。未来は自分の力によって変えることはできないという事実。なるようになるしかない。これはある意味では絶望を覚えるかも知れない。それは自分の行動に意味がなくなるからだ。

しかし捉え方を変えれば、とても気楽に毎日を生きられるようになると思う。自分がどんな行動を取ろうが取るまいが、未来にはなんの影響も及ぼさない。だからこそ自分の好きにすることができる。

未来への不安や焦燥感は、未来の成功や失敗が自分の行動によって決まるという前提に立っているから生じるのである。それが、自分の行動はなんの意味もないとわかれば、なんと気楽だろうか。

結局のところ、ネガティブな気持ちになる人というのは、自分の行動に対して責任を感じ過ぎているのである。その責任とは未来の自分に対してのものだ。今頑張らないと未来の自分が苦労するから、今苦労しなくてはいけない。そうした思いから不安や焦燥感が起こる。

しかし未来というのは不確実性がとても高いと言える。どんなに努力しても裏切られるかも知れないし、どんなに不真面目にやっていたとしても運が良くて成功するかも知れない。それだけ不確実な未来なのだから、今何をしていても未来にはそこまで影響はないかも知れない。

そんなに未来の自分に対して責任を感じる必要はない。ただ毎日自分がやっていて心地よいことをやっていれば良いのだ。心地よさの積み重ねが明日の心地よさを作るのだ。

それが連続していけば、死ぬまで心地よく暮らせるだろう。だとすれば、今不安や焦燥感を感じて「どうすればいいんだろう」などと考えるのは馬鹿馬鹿しい。

未来に意識を向けてはいけない。今何をすれば自分の機嫌が良くなるのかを考えるべきだ。将来の自分の機嫌など気にしなくても良い。ただひたすらに今現在の自分のご機嫌取りをしよう。それが未来の自分の心地よさにもつながるだろう。

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