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日本薬科大学薬学科A日程 受験体験記1日目/2日目

パニック障害からの再起をかけて薬学部に再受験をしようと思い立ってから約2ヶ月くらい経った。今回は日本薬科大学の入試を受けてきたのでその体験記を記そうと思う。

まず日本薬科大学の薬学科の試験は3科目か2科目で受験する。私は準備期間が2ヶ月ほどで実質的に化学しか勉強できなかったので2科目で受験することにした。しかし、当日の様子を確認してみるとほとんどの人が3科目で受験していたようである。なぜなら3科目で受験すると2科目で受験した場合と同じように最も点数の高い2科目でも評価されて、実質的には3科目入試が2科目入試の上位互換となっているからだった。私の場合はパニック障害の症状で集中力と体力が完全に回復しきっていなかったので2科目受験を選択した。

受験科目としては、理科(化学/生物のどちらかを選択)は必須であり、英語と数学はどちらかを選ぶ形式になっている。私は前通っていた大学が情報系だったこともあり、数学は大学教養レベルまで勉強していたので数学を選択した。結果的にはこれは正解だったと思う。

一日目

当日は志久駅から5分ほど歩いて日本薬科大学のさいたまキャンパスに到着した。会場は3号棟という体育館の隣であった。会場に着くと受付の人に受験票を確認された後、控室に案内された。私がついたときはまだ3科目受験の人たちが英語を受験している時間帯であったので、控室で化学の時間になるまで待機するように告げられた。

そして11時10分ごろになるとまた受付してくれた女性の方が控室に来て、受験する教室まで案内してくれた。控室は1階で、受験教室は2階にあった。階段から最も近い教室では3科目受験の人たちが英語を解き終わったところだった。だいたい50人以上はいた気がする。それに比べて私たち2科目受験の人はだいたい10人行かないくらいでかなり少なかった。

席についてしばらくするとおじさん2人が入ってきて化学の問題用紙と解答用紙が配られた。そして11時半になると試験開始の合図があった。解いた感想としては1問だけわからない問題があったが、それ以外はほぼ完璧に解けただろうという感触だった。他にも計算ミスがあるのを加味してもだいたい9割近くは得点できたと思う。

次にお昼休憩を挟んで数学を受験した。まさかのデータと分析というセンター試験時代にしか勉強しなかった全くノーマークの分野が出題されたかなり焦ったが、なんとか1問以外は埋めることができた。体感で9割5分くらいは得点できたと思う。途中簡単なことに気づくことが出来ずに時間が過ぎてしまい、最後まで解き終わらなかったことが悔やまれるが、まあなんとか大失敗は避けられた。

こうして無事にパニック発作が起こる感じもなく1日目を終了することができた。しかし、後になって気づいたのだが、解答用紙に選択科目を記述する欄があったのだが、そこに化学と記入するのを忘れていたことに気づいた。しかしマークはしたので採点されるかどうかわからない。これは試験が終わってから気づいてかなりがっかりしたのだが、二日目に引きずってもしょうがないので切り替えようと努力した。

二日目

二日目も全く同じ時間に家を出て受験会場についた。昨日の失敗を思い出して落胆しながらも今日を乗り切ればひと段落ということで化学の受験が始まった。解き終わった感触としては1問全くわからない問題があったのと、終わってから気づいたミスがあったのでだいたい8割5分から9割くらいの得点だったのではないかと思う。昨日の失敗を反省して解答用紙に選択科目名を書くのは忘れなかった。

数学は自分でも驚くほどできた。問題が1日目の問題と酷似しており、スイスイと解き進めることができた。さらには5問目の問題設定の間違いを指摘するくらい余裕があり、20分ほど余らせて全問解き終えることができた。その問題の誤りはすぐに試験監督の中で共有されたらしく、黒板で訂正がされた。おそらく計算ミスがなければ満点を取れたと思う。(3回ほど見直しをしたが、ミスがあったらかなりショックだ。)

ところで昨日も思ったのが、試験問題の訂正が二日間ともかなり多かった。必ず毎回黒板に2問ほど問題設定の訂正が書かれていた。おそらく訂正しきれていない問題もあったと思う。特に二日目の化学の問題はどうみても化学式が現実には存在し得ない物質になっていて、間違いを指摘しようと思ったが、面倒だったのでやめておいた。やはり偏差値が日本の中で最も低い薬学科ということでかなり問題の作りが雑であるように感じた。試験問題を回収したのも、後でそうしたミスを指摘されるのを防ぐためだろう。もう少し慎重にしっかりとした問題を作って欲しいものである。こちとら特待生を取るために必死なのであるから。



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