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日本国内の労働の価値は30%下がった

最近の円安によって日本円の価値は30%下がったと言われています。このことで、賃金労働の価値も30%下がったと言えます。

つまり、働くことの方が日本国内においては下がっているのです。必死に汗水垂らして働くことの価値がこれまで強調されてきた日本社会ですが、その価値観を転換しなくてはならない日がもうそこまで近づいています。

ではそんな環境の中でどうやって生存戦略を組むのが最適なのでしょうか。今回はこの辛い環境を生き抜く術について考察していきたいと思います。

インフレに対応していく年金制度

労働による賃金は現在のインフレの環境下でも全く上がっていません。すなわちインフレに賃金上昇が追いついていないのです。

ではどうやって生きていくためのお金を確保するのが良いのでしょうか。

その答えは「年金制度」にあります。若年者であれ老人であれ、年金制度をしっかりと使って年金による収入によって生活していくことを考えるべきでしょう。

なぜなら年金はインフレに対応して支給金額が年々上がっていっているからです。実際に令和4年から5年にかけては約2%の年金金額が上昇しました。

これは老齢年金だけでなく、若年者ももらえる障害年金も含まれています。簡単にいってしまえば、年金受給者はウハウハな状況なのです。

年金生活者支援給付金などの政府施策もあり、収入が少なく年金で生活している家庭には、今後も給付金が配られていくでしょう。

経済的弱者に擬態することで楽な生活を送ることができるのですから、その制度を利用しないわけにはいかないでしょう。

雇われ労働者は幸せを手に入れる前に死ぬ

労働者としての賃金からは社会保険料が2回引かれています。1回目は普通の源泉徴収として引かれ、2回目は会社負担分として給料から実質的に引かれています。

そんな状況で雇われ労働をする利点は何一つないというのが現在の日本の状況でしょう。

実際、労働者として雇われている人の多くが望んでいるのが、株式などの金融資産を運用することによるFIREです。

今やっている雇われ労働には何一つ価値を感じておらず、ただ株式運用のためのお金を貯めるだけのために毎日顔を歪ませながら満員電車に揺られてゾンビのように会社通勤をしています。

もちろん超高収入の会社員などであれば、短期間で株式による収入を最大化させることで早くからFIREして幸せな生活を送ることができるでしょう。

しかし多くの雇われ労働者は、タネ銭を貯めている間に歳をとって、やっとFIREして奴隷労働から抜け出せたと思った時には寿命が残りわずかとなっています。

現在の幸せを犠牲にして後から幸せになろうという考えは捨てたのほうが良いでしょう。現在の日本ではその思考は罠となります。

スモールビジネスを持つ

ではどうやって幸せを手に入れるのでしょうか。それは「スモールビジネスを所有する」のが良いでしょう。

スモールビジネスは自分の好きなこと、得意なことなどが重なる事業をやるのが良いと思います。

たとえ稼げなくても年金による収入で最低限の生活費はカバーできるのですから、ビジネスを通じて社会と繋がりを持つことを意識すべきです。

年金による収入で「最低限生きていく」ことは可能ですが、それ以上に幸せに関わってくるのは社会的な繋がりを持てるかどうかです。

社会的な繋がりを持つためにスモールビジネスを展開すべきなのです。

例えば自分が勉強が得意なのだとしたら、地元で小さな学習塾を運営すれば良いでしょう。子供達との交流で幸福感はとても上がると思います。

また何か好きな趣味があるのだとしたら、SNS上で同じような趣味を持つような人たちを集めてオンラインコミュニティを作るのでも良いでしょう。

さらに自分が法律などに興味があるのだとしたら、それを利用して誰かの人助けになるようなスモールビジネスを考えてやるのが良いと思います。

いずれにせよ、大切なのはお金のためではなく、自分が幸せになるためにビジネスをやるということです。

何度も言いますが、お金だけでは人は幸せになることはできません。年金によって最低限の生活をできても人生の充実度としてはまだ足りないと思います。

社会と関わりを持つために最も簡単な方法はビジネスをすることで誰かのためになることをすることです。もちろんそれで自分が不幸になるようなビジネスをする必要はありません。

自分も幸せになれて他人も幸せにできる、そんなビジネスを見つけてやるのがこれからの時代を生きる人々に必要な考えでしょう。

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