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[閉鎖病棟入院日記13]ロラゼパムの効果の強さ

私が入院してる病院では、パニック障害の患者への頓服としてロラゼパムが処方されています。

前の病院ではクロチアゼパムを飲んでいた私からするとロラゼパムの強さがどのくらいなのかについて書いていきたいと思います。

頓服で使った経緯

まず頓服薬を使った経緯から説明すると、カフェイン入りのコーヒーを飲んだことでパニック発作が起こったからです。

私はカフェインに対してかなり敏感な体質であり、コーヒーなどを飲むとたまにパニック発作や不安発作が起こってしまいます。

具体的な症状としては強い吐き気や嘔吐、動悸などが同時に襲ってくる感じです。

今回の発作も夕食後に起こって、食べ物を吐く寸前まで何度もえずいてしまいました。かなり苦しかったです。

ナースステーションでロラゼパムをもらう

嘔吐の発作が収まった後、少ししてからナースステーションを訪れました。発作の後なのでまだ体の緊張が解けず、ガチガチの状態でした。

看護師に状況を話すと、就寝前の薬と一緒にロラゼパムを1錠渡されました。ジェネリック製のもので、かなり粒は小さかったです。おそらく0.5mg錠だったと思います。

そしてそれを飲んで1時間くらいするとパニック発作の症状が治ってきました。効くまでの時間はクロチアゼパムよりも遅かったと思います。

その後は就寝の時間になったので、隣の患者のいびきに悩まされながらも眠りにつきました。

ロラゼパムを飲んだ翌日

ロラゼパムを飲んだ翌日はかなり熟睡できた感じがしました。いつもは6時くらいには目が覚めてしまうのですが、その日は7時くらいまでぐっすり寝ていました。

また、翌日になってもまだ薬が効いている感じがありました。抗不安薬特有の頭がぼんやりとする感じが翌日も一日中残っていました。

切れ味はクロチアゼパムの方がいいですが、効き目の長さと強さに関してはロラゼパムの方が強いと思います。

クロチアゼパムを飲んでいて、「もう少し長く効いてほしい」とか「もう少し強い頓服薬が欲しい」という人はロラゼパムを試してみるのが良いのかもしれません。

メイラックスとの比較

また私は日常的な不安を抑えるためにメイラックスも2mg使っています。メイラックスと比べてみると、やはりロラゼパムの方が効き目が強い気がします。

メイラックスは超長時間型の抗不安薬ということで、122時間もの半減期があります。

それに比べるとロラゼパムが効いている時間は短いですが、ロラゼパムはそもそもの効果の強さが強いので、同じくらい長く効いている感覚があると思います。

メイラックスとの併用については、毎日飲んで土台を作る薬がメイラックスだとしたら、頓服として目の前に差し迫った不安を取り除くためにロラゼパムを使うのが良いと思います。

また、ロラゼパムだけで1日中効かせたいのだったら、ロラゼパムを毎食後に服用するとか、朝夕食後に服用するとかすれば1日中効果を実感できるのではないでしょうか。

個人的な感想

個人的には翌日まで効果が残ってしまうのでそこが厄介かなと思いました。クロチアゼパムはスパッと効いてスパッと効果がなくなるという感じでとても使いやすい薬でした。

それに比べると無駄に効果の持続時間が長いので使い所を間違えると、職場で寝てしまったり、車の運転に支障をきたしたりなど問題を起こしかねない薬だと思います。

ただ効果の強さ的にはかなり納得感のある使い方ができます。体感の強さという意味ではおそらく一番強いのかもしれません。

強いストレス環境を一時的に凌ぎたい場合などにはもってこいの薬となると思います。

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