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社会的弱者のための新時代の生き残り方

社会的弱者とは、雇用・就学の機会や人種・宗教・国籍・性別の違い、あるいは疾患などによって、所得・身体能力・発言力などが制限され、社会的に不利な立場にある人のことをいいます。

ここでは特に、精神的疾患によって社会的に不利な立場に立たされている人のことについて取り上げてみたいと思います。

精神的な病気によって社会的弱者になっている人は予想以上に多くいると思います。

それは学生時代にいじめに遭ったことが原因で、それが学力面に影響して社会人生活を送るのが苦しくなってしまっている人や、トラウマが残ってしまっている人なども含まれます。

そうしてみると全体の約1割以上の人が過去になんらかの挫折体験を抱え、それでも生きていると換算すれば、表面的な弱者よりも潜在的な弱者はより多く存在すると思われます。

ではそうした精神面で弱者性を備えたものはどうやって生きていけば良いのでしょうか。

障害年金という希望の星

結論から言えば、障害年金を受給して自由に生きるのが良いと思います。障害年金は病名で言うと、うつ病や発達障害、双極性障害、統合失調症などの精神的な病気を抱えている人が受けられる福祉の制度です。

私の経験としては、社会的弱者のほとんどが潜在的にこうした精神面の病気を抱えていると思います。

例えば過去のトラウマがなん度もなん度もフラッシュバックして普通の生活を送るのが難しいという人は、背景にASDという発達障害を抱えている可能性が高いと言われています。

また、手先が異様に不器用であったり、周りと同じ行動をとるのが難しい人も発達障害が背景にある可能性は十分に考えられます。

これを書いている私も、子供時代はストレスですぐに嘔吐したり、周りと同じ行動をとるのが難しかったりして、現在では発達障害と正式に診断されています。

もし診断されていなくても、生きづらさを抱えながら生きている人というのは、背景にそうした病気が隠れている可能性は十分にあるので、精神科に是非一度行ってみてください。

精神科に行けば、あなたの生きづらさの原因が判明し、あわよくば障害年金などの福祉の制度に乗っかることができるかもしれません。

健常者と同じように働かなくても良い

障害年金などを受け取ることができれば、健常者と同じように働く必要はなくなります。

なぜなら収入の底上げが期待できるからです。障害基礎年金2級であれば月に6.5万円、障害厚生年金であれば月に約10万円程度の収入を得ることができます。

そうなればあとはアルバイトを週に2回程度やれば十分に暮らしていけるようになるでしょう。

もちろん都心部など家賃がかなり高いところに住めば別ですが、都心の郊外など、比較的生活費が安く抑えられる場所にすれば、それほど激烈な労働をしなくても良くなるのです。

それは精神的に問題を抱えている人にとっては希望の星と言わざるを得ません。

日本の労働環境は最悪

はっきり言って、今の日本の労働環境は最悪です。とてもじゃないですが精神面に問題を抱えている人が健康的に働ける職場環境が整っているとは考えにくいでしょう。

その事実として、今ではオーストラリアなどの海外に出稼ぎに行く日本人もかなりの数いるようになりました。

また外国人が日本に住むのを躊躇する理由の大きな原因として、労働環境が最悪であるということが挙げられるそうです。

普通の健常者でもかなりの数自殺を犯すような労働環境ですから、精神的に弱い我々が働くのはとてもじゃないが難しいでしょう。

日常生活や労働者としての生活に少しでも違和感を抱えている人たちはその違和感を大切にしてほしいと思います。

その違和感は間違っていません。間違っているのは日本という社会であり、病的な労働環境です。

障害年金という福祉制度を駆使して、この病的な社会をなんとしても生き残りましょう。

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