「守備力」は現代サッカーの基本中の基本に。
こんにちは。
本日は、昨日とは一転、快晴ですね。
日差しが暖かいです。
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今朝、CLのバルサ、ラストの試合、プルゼニ戦がありました。
少しだけみましたが、結果は4−2で勝利。
失点はいただけませんが、4得点で勝利し、
期待のパブロトーレもバルサの試合で初先発で、しかも得点をして、素晴らしい出来でした。
怪我をしたらしいので、それは気がかりですが、あとリーガ2試合で、W杯に入るため、しっかり休養して、治して欲しい限りです。
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いつしか、FWという得点を求められるポジションでも、「守備」が必須で求められるようになりました。
日本で言うと、岡崎慎司選手の献身性は、プレミアのレスター時代も話題になりました。
第一DFがFWであり、ここをサボらずにいかに走れるか。
得点を決めていても、守備をしない選手は、評価を大きく下げていました。
今年バロンドールを取得したベンゼマも、守備を相当する選手です。
レバンドフスキやハーランドも、守備の動きはしっかりとサボらずにします。
逆に、メッシやクリスティアーノロナウドといった、一時代を築いた選手は、年齢を重ねるとともに、守備は減り、逆にゴール数を増やしていきました。
バルセロナでのメッシは、退団する数年間は、守備を求められていないのは明らかで、そこを相手に突かれて、CLでの大敗に繋がっていたのもあるかと思います。
私の幼少期は、FWは、点を決めてなんぼで、守備をしろは指令は少なく、
相手のパスコースを限定することくらいしか求められませんでした。
現代サッカーは、科学の発達と同時に、フィジカルが重視され、アスリート能力が伸び、スピードが目まぐるしく早くなりました。
ハイプレスのチームが増えたのも、そういった要因があるでしょう。
みてる方は楽しめますが、選手への負担は当然増え、怪我が多いのは、その反動でしょう。
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守備は様々な戦術、バリエーションがあり、私は高校からDFにコンバートされたので、その面白さに惹かれました。
ブロックを敷き、相手を自陣に攻めさせ、相手の後ろに広大なスペースを広げ、
奪ってカウンターで一気に攻め込む型や、
逆に、相手陣地に果敢にハイプレスを仕掛け、相手のミスを誘発し、奪って即シュートに行く型もあります。
大きく分けると、ハイプレス型と、ブロック型に分かれ、
どちらも一長一短です。
ハイプレス型のリスクは、相手に交わされ続けたら、自陣に大きなスペースがあるため、カウンターリスクが高まり、ハイリスクの攻めです。
ブロック型のリスクは、カウンター対策をバッチリされると攻撃のスピードが遅くなり、中々シュートまでいかないことと、ロングシュートなど打たれるリスクも高いです。
今のレアルはブロック型で、バルサは、ハイプレス型でしょう。
レアルは、ロングフィードに長けているモドリッチやクロースがいること、
カウンターで独力でスピード、テクニックで抜けるヴィニシウスやロドリゴ、バルベルデがいること、
前でボールを収められるベンゼマがいること、
後はダビドアラバ、リュディガー、ミリトンなど対人が強いDFが揃っていること
全てがブロック型向きです。
バルサは、レバンドフスキを筆頭に、デンベレ、ハフィーニャなど走れる選手がいること、
中盤のガビ、ペドリの体力、ブスケツの予測能力、
後はアラウホ、クンデなどアスリート能力高い選手がいること、
シャビ監督の理想も含め、ハイプレス型です。
ただ、クラシコでの敗戦理由の一つに、アラウホの欠場やクンデの怪我明けのパフォーマンス不足、両SBのアスリート能力不足が挙げられます。
アラウホなしでは成り立たないくらい、シャビサッカーに彼は必要でしょう。
どれも、守備の形で分析しても面白いです。
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私が高校時代のチームは、守備はブロック型で、攻撃はボール保持でサイドから仕掛けるのがメインでした。
攻撃はバルサに近いサッカーを理想としていたでしょう。
守備は、ハイプレスはあまりにリスクが高く、相当アスリート能力ないと厳しいです。
一人でもサボればそこが穴となりますから。
シャビバルサがイマイチ勝ちきれないところを見ると、そこら辺の守備意識の徹底と、選手選考でしょう。
冬の補強をどうするか、楽しみに待ちたいと思います。
今季の左SBのバルデの台道は、最高のサプライズでしたね。