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言葉のことばかり【原理原則】

忘れている現象

運転免許を取ったのが二十歳のときなんで、
もう…えーっと…
ずいぶん経つわけなんですが、

あったりまえのように運転していて、
実は忘れてしまっていることって
ありますよね。

いや、ハイドロプレーニング現象とか、
そういうのじゃないですよ。

ハイドロプレーニング現象とは、濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との間に水膜ができることによって浮いた状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象を指します。 アクアプレーニング現象と呼ばれることもあります。 ハイドロプレーニング現象は、とくに高速道路で起きやすい傾向があります。

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そういうのも確かに忘れてますが、
知らないと運転できないわけじゃないので…。
(忘れていいってわけじゃないけどね)

交通規則の中で、
あんまり使わないものってあるじゃないですか。

最初に東京に出てきたとき、
交差点の左向きの矢印(標識)の意味を
すっかり忘れていました。

信号に関わらず、
左に曲がってもよい。
ってやつね。

昔住んでた金沢には
そういう交差点がほとんどなかったんで、
(そもそも広い道が少ない)
ぜんぜん出会わなかったんですね。

最初、
びゅんびゅんクルマが通っている道に、
曲がっていいからって、
出ていくのは勇気が必要でした。
未だになじめません。

忘れている原則

まあ、それはずいぶんと昔の話で、
最近「ああ、これってすっかり忘れていた…」
と思ったのが『左方優先の原則』
ってやつなんですけどね。

覚えてます?…え、常識ですか?

信号のない交差点で、
クルマ同士が出会ったとき、
常識的に、どっちの道が優先ってのは、
自ずと決まってますよね。

広い道の方がやっぱり優先でしょう。
そうじゃなくっても、
どっちがメインの道かってのは
すぐにわかりますよね。

ところが、このあいだ通った道が、
まったく同じ広さで、
どっちがメインとも言えない
で、しかも
どっちも交通量が多かったんですよねえ…。

4すくみ状態。

いや、こういう道に信号がないってのが、
そもそもヘンなんですけど、
かなりの時間、思考が停止してしまって
出るに出られない状態に陥ってしまった。

そうなんですよね。
こういうときのためにあるのでした
「左方優先の原則」

左方優先とは、信号機がなく明確に優先関係が決まっていない十字路交差点では、左側から十字路交差点に進入する車両が優先となることをいいます。 したがって、信号機がない交差点での直進車同士の出会い頭の衝突事故の場合、左側から走行してきた車両の方が過失は小さくなるのが原則です。

https://www.daylight-law.jp/accident/qa/qa127/

これを思い出したのは、
1週間経ってからでしたよ。
意味ないですね。

それにしても、交通量が多いと、
(四つの方向から同時に来ていると)
左方優先もへったくれもないんですけどね。
必ず自分の左にクルマが来るんですから…。

覚えている限界

こういう覚えていた方がいいことほど
覚えにくい言葉になってる
のって
何かおかしいですよね。

そういうものに限って
やたらとむずかしい言葉を使う。
だから覚えていられない。

アタマ良さそうに見せたくて
わざとむずかしい言葉使うのかと
思ってしまいます。

むずかしく言うからありがたいのか。
むずかしいから忘れるのか。

忘れちゃうのも困りものですが、
忘れるように作ってる気すらします。

ネーミングセンスが
悪すぎる。

こういうことって
世の中いっぱいありますよね。

学生時代英語でつまづいたのは、
不定詞とか完了形とか、
用語が何言ってるのかわからないから
って感じがする。

わかってる人がわかってる前提で
名前をつけてるので、
最初、内容と言葉が結びつかない。
(てか説明されても結びつかなかった…)

ネーミングセンスが悪すぎます。

せめて「おもしろそうな名前」
すればいいのに。
それか「思い出しやすい名前」ね。

「交差点で迷ったら左が先の法則」とか
「交差点黄金の左理論」とか
…余計にわかりにくいか。

僕はダメですが(言い訳)
こういう名前つけるとき、
コピーライターに発注する手はあるって
気はします。

あー、ネーミングセンスが悪いのは
自分の方だったか…
反省。

次回の言葉は「エレベーターとエスカレーター」です。

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