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土地

とにかく苦手なのは
低い土地

周り中が坂道で
そのどん底

坂道な上に
都会なので
高い建物が立ち並ぶ

そういえば
山に囲まれると
不安になった

その向こう側との
隔たり

これを超えなければ
向こうに行かれない

立ちふさがるものがある

という場所にいると
不安定な気持ちになり
息苦しくなる

それが山という
自然のものならば

体は理解しやすい

それが人工物の
ビル群で
わざわざ建てたものだと

とても苦しい

朝がどんなに晴れていても
晴れているように見えた日が
なかった

いつもなんだか薄暗く
朝が朝じゃない始まり

どよーんと
重く

1日が始まってるのか?
1日はどれくらいあるのか?

その辺が不安定になる

そんな土地の
さらに地下

窓もなく

そこが1日働く場所
なんだかいつでも
どこかで人が揉めていて
それが切り替わらず
どんどん悪化する方向にしか
向かわない

空気がどん詰まるんでしょうね
入れ替わらない

空気の入れ替えって
かなり大きくて

時々、バンと扉が開いて
風が入り
空気が入れ替わる

どんな曇り空の日でも
雨の日でも

窓から入る
自然光があること

時が動いているのが
わかること

それが
体や気持ちの安定には
とても大事

造りのせいか
土地のせいか

来訪者がかなりの確率で
帰りに何故か
建物の中で
方向感覚を失い
出口が解らなくなる

方向感覚が定かでなくなる
というのは
かなり当てにできる
危険をお知らせするサイン

造りのせいか
土地のせいか

そんな場所が
都内各所に存在してる

ってことを

感覚的に正直になって 
近寄らないことだ
 
切に思う

夜になる


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