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タイトル:テック・ストレスから身を守る方法

著者:エリック・ペパー/ 出版社:青春出版社


《問題提起》

20数年で生まれた新しいワークスタイルは、それまでの進化の過程から切り離されている。

健康問題や身体的な重い外傷のほとんどが「デスクワーク」

スマホの頻繁な更新は、警戒心を誘発する可能性がある(過覚醒状態スイッチON)

コルチゾールの過剰生産は、脳を破壊し、免疫反応を抑制する。

→燃え尽き症候群へ

・言語の仕様の単純化  
時間が経つにつれ、私達は表現力の乏しい、深みのない思考をするようになる   神経回路は使わなければ退化する。

  コミュニケーションスタイルを軽視することで、認知機能の低下を招き、最終的に脳の構造に影響を及ぼしていく。

より多くの家族が週末にはたらくことで、家庭でともに食事をとり、一緒に過ごす時間がなくなり、長時間労働は家庭生活に支障をもたらすようになっている。(人生のパートナーと過ごす時間より、携帯電話やパソコンと過ごす時間のほうが長い)

成人の1人に1人は、医師の診察を必要とするほどの筋骨格系の問題を抱え、オフィスワーカーの3人に1人が腰痛を経験。

コンピュータで仕事をする北米人の30%以上が年に一度は、反復性緊張外傷を発症(日本、中東でも同じ割合)

主治医にかかる4大理由 (疲労 、緊張型頭痛 、腰痛 、RSI)
*RSI :反復性緊張外傷

米国治療費毎年500億ドル(500億ドル問題)

職場の機器を取り替えるだけでは十分ではない。
心もからだもリラックスさせることで治癒と再生がうながされる。

どうしたら?

《座ることは健康の落とし穴》

※不動化ストレス症候群

大規模な飢饉のようなとき、カロリー消費を防ぐためにすわることは、祖先が生き残るために欠かせない習慣だった。

現在は、食料や住居はみたされているので、動きまわる必要がない。 加えて長時間座る生活が習慣化したことで、カロリーを殆ど消費できず、肥満になるひとが増えている。

デスクワーカーは、1日9時間以上座り続けている

運動している人は、加齢による病気や外傷の発生が15年遅れる

(2型糖尿病、心臓の健康、免疫機能障害)

動かずにじっとしたしせいで仕事をすると、疲労、筋緊張、脊椎への圧力が高まり、血流が悪くなる。筋肉の弛緩による修復能力が低下し、ほかの重要なシステムが機能不全に陥る。

仕事で4時間座りっぱなしの人は、脳への血流が大幅に減少する。
※座りっぱなしは喫煙と同じリスク。


《私たちができること》

早歩き
ジョギング ジム
HIIT
ウエイトトレーニング
ヨガ
シャワーを浴びる
体を動かす
瞑想する
催眠
イメージ

(動きのあるワークスタイルを作る)


1、活動と休憩の時間を交互に 

2、仕事と家庭で作業内容を切り替える 

3、毎日運動する 

4、エネルギーの再生・回復を習慣化する


(デジタル技術に自分操作されているとおもったら)


休息時間は、デバイスの通知をオフ 

スマホの使用時間をトラック 

使用時間を決める 

メディア使用について一貫した時間制限を設定する 

インターネットから完全に切り離された時間帯を、1日または1週間のなかで設定する 

生産性を最大化する 

自分の思考内容を整理、統合する時間をつくる マルチタスクを最小限に抑える

※姿勢・緊張・痛み
タブレット端末やノートパソコンを使うと、画面をみるため、前かがみになり椎骨への加重が大きくなる。  首を曲げるほど、重力に抗して頭を支えるため筋肉が長く伸び、より負担がかかるためストレスが大きくなる。


(心のエネルギーを高める)


ベースラインをみつける 

エネルギーを高めることを1つ増やす 

エネルギーを消耗することを1つ減らす 

自分の体験を評価する

進歩状況の記録を続ける

(その他)

毎月1回、あらかじめ計画した年休をいれる
書き留めて整理する
サポートを得る
自分の身長、体重、体型に合わせてできるだけ環境を整える
感謝の心を育てる
ピボッティング(発想の転換)
リフレーミング
楽観、俯瞰
心の棚卸し
素直に認める

《響いたメッセージ》

・回復には、自分自身がもっとも優先される存在となる視点が欠かせない。
・他者に与えることで、わたしたちは自然治癒力を引き起こすことができる。

《アクション》

脅威の場合、コルチゾール 
挑戦の場合、オキシトシン

→挑戦を増やしていく!



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