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【お布団ツアー】@山形③ 旅先で初めて起きたこと

2022年9月末の【お布団ツアー】@山形、本日は2日目です。

前回の②はこちら



本日も快晴。ホテルの窓から見える鳥海山が気持ちいい。
うん、うん、滝日和。

カーテンを開けると
そこにいた鳥海山


朝食前にホテルを出て、車で30分程の場所にある「法体ほったいの滝」へ向かう。


■「法体ほったいの滝」<秋田県由利本荘市> 77滝目/日本の滝100選

駐車場から小さく滝が見える。思ったより近そうだけど、地面に石がにゴロゴロと変な具合にあり、意外と歩きにくく、足が運びにくい。

法体ほったいの滝>
約10万年前の鳥海山の噴火で大量の溶岩が流れ出しました。その上を流れてきた子吉川の水が一気に溶岩の末端崖を流れ落ちることによって、落差約57メートルの美しい滝をつくりだしました。
滝は三段になっていて、三の滝の岩盤には溶岩がゆっくり冷える過程でつくられた規則的な柱状の割れ目(柱状節理)が見られます。
(由利本荘市HPより)

滝の両側にある岩は、10万年前の溶岩の壁なんだね。10万年前…か。

法体ほったいの滝」は三段になっていて、この写真の滝が一番大きい三の滝。

一の滝から三の滝まで全ての滝が見下ろせる展望台があるのだけど、この日はそこへ行く吊り橋が修理中で行けなかった。残念。

展望台へ行ける修理中の赤い吊り橋と
透明度の高い水


滝の水が雪解け水だからなの?
深い青緑色がとってもキレイ。

陽が昇ってきた


滝つぼまでは、行けそうで行けない川の深さで、なんとか行けないかと挑戦したのだけれど、途中で足の長さが足りなくなり諦める。

「池の水ぜんぶ抜いていいですか?」や、釣り人が履いている、胸までの長靴みたいなものをなぜ今まで買わなかったんだろう? 今頃気付く。


公園や無料キャンプ場が併設されてて、とってもいいところでした。


さて。
ホテルに戻って朝食を食べ、「白糸の滝」へ出発。



山道を走っていたら、車の外から変な音が聞こえる。
窓を開けると、ッコン、ッコン、と、小さな音がどこかで鳴っている。
工事? 後続車? どこから聞こえるだろう?


しばし走るも違和感ありありで、ハザードを点灯させて車を路肩へ止める。



あぁぁぁぁ、やっぱりパンクだ。
ぷしゅーーーーーーーーっ

ひゃーーーーーっ

スペアタイヤを探すも、ない。もちろん工具らしきものもない。
今の車ってスペアタイヤを積んでないんだね。修理工場まで自分達では動けない。

とりあえずロードサービス(JAFじゃないので、これ以降はRSロードサービスと略)に連絡し、オットは三角の停止表示板を後方へ置きに行く。


RSロードサービスに現在地を聞かれ、ナビで確認しておいた ”現在地からスクロールして最初に出てきた地名" と、国道108号線上にいることを伝える。

電信柱も視界内には見当たらず、正しい町名などはわからない。
周りにあるものと言えば、右手は田畑で左は山。
道路横に川が流れてる。
青い空、白い雲、緑の山々。あぁ、いい天気。

乗用車やトラックやら車の通りは多いけど、民家は少し戻らないとなくて、めぼしい建物も、目印になるものもない。
圧倒的情報不足。


あ、そうだ。と、一旦電話を切り、スマホの位置情報サービスをオンにしてみる。
一区画町・村・字の範囲が広すぎて、ここがそうなのかは不明だけど、ホテルから走ってきた道をざっくり確認して、たぶん・・・の住所・現在地と川の名称を、掛け直してくれたRSロードサービスに伝える。

RSロードサービスは何点か確認すると、修理工場やレッカーしてくれる業者を探すために電話を切った。

その間にレンタカー屋さんに連絡する。
パンクはタイヤを交換して返却すれば特に問題はなく、ホイールまで傷ついていたら、その時はホイールも交換してくれればいい。とのこと。そっか、よかった。


突然パトカーが来てドキドキする。
が、たまたま通ったらしく「困ったことがあればいつでも連絡してね。」と名刺を渡され、しばし相手をしてくれた。気持ち安らぐ。


RSロードサービスから、横手市オートバックス由利本荘市内イエローハットで修理が可能だけど、どちらにします? と電話が入る。

現在地も由利本荘市だから、そっちイエローハットの方が近いんじゃ? と思ったら、由利本荘市ってとっても広いのね。どうやら端っこと端っこのようで、ここからの距離は約40km。横手市までもほぼ同じ距離で、でもって修理後の目的地「白糸の滝」も、それぞれの場所からほぼほぼ同じ距離らしい。

うーん、どっち?
せっかくだから、横手やきそばを食べに行っちゃう?

なーんて頭をよぎったが、それよりなにより同じサイズのタイヤがあるかどうか確認しないと決められないね。とRSロードサービスの電話を切る。

由利本荘市内の修理工場へたまたま先に目についたから電話をするとタイヤの在庫があったので、そのまま修理の予約をする。横手やきそば、またねー


RSロードサービスに修理先を連絡すると、「車を拾いに向かうけど、レッカーできるのは車だけだからー。」てなことを言われる。

へ? ここから自力で移動?
私たちは乗せてってはくれないの? 放置?

いやいやいや。ならばせめてタクシー会社の電話番号教えてよ。と図々しく調べてもらう。


タクシー会社に電話すると、遠距離で断られ(だよね、40kmだもんね)、2社目も「大変ですね。」と労ってくれたけど、やはり遠くて断られた。

が。数分後に折り返し電話があり、少し距離が短くなるタクシー会社を紹介してくれた。なんと親切(涙)

紹介されたタクシー会社も最初は距離に驚いた様子だったけど、お時間がかかりますがよかったら、と言ってくれた。あぁ助かるー


レッカー屋さんに車を託しこの人もとてもとても親切だった。感謝っ!、ただ待つのも暇なので、修理工場方面へ歩道のない道をてくてく歩く(タクシー会社には伝えた)。
ホ~ントいい天気でよかった。日には焼けるけどーw


無事にタクシーに拾ってもらえ、修理工場へ向かう。ひとあんしーん

タクシーが踏切で止まり、向こうの方から電車がやってきた。

ゆるい。

鳥海山ろく線

一両列車、なんてかわいいのっ!

踏切超えると、反対側を走る



タクシーの運転手さんは、よく鳥海山に登り、毎回違う山の顔?を見るのが楽しみだそうで、山の話になったら途端に饒舌になった。笑

鳥海山に登りたい。と言うと、何度も鳥海山に登る健脚な運転手に「鳥海山は富士山よりキツイ」とちょっぴり脅される違う

実は、この旅で鳥海山に登りたいな、とスケジュールを調整していたので(でも組み込めず)、いつか足腰鍛えて登りたいな。ルートも色々あるようだし。


そんなこんなで、修理工場着料金は11,000円強。運転手さん、ありがとう。

先に到着していた車の修理準備をすでに進めてくれていた。対応も、とっても親切で、待合室にはTVとドリンクサービス付き。快適。

幸いホイールまで傷ついていなかったので、さほど待たずにタイヤ交換が終わる。ありがたい。

誰か、打ち込みました?


ブスっと見事にタイヤを貫いてる、なにかの金属。

「こんなの初めて見ました。」って修理の人も驚いてたけど、こんなのが刺さってて、オットも私も全く身に覚えがなかったの? 走ってたらわかりそうなもんだよねぇ。
ていうか、走っててこんな風に刺さるものなのか?

め、めりこんでる・・・

この金属の長さは2cm程。長さもあるし、踏みかけた段階で弾いちゃいそうだよねぇ。ホントどしたらこんな風に刺さる?


って、もう原因とかいいや(考えたってわかんない)。



ホテルを出発したのが、9時。
パンクが、9時半。
修理工場でタイヤ交換し終えたのが、13時半。

パンクした時は、場所が場所だっただけに周りになんもない、今日はこれで1日つぶれちゃうな、と覚悟したけど、思った以上にスムーズに旅に戻れた。やったぁ。

これもみんな、RSロードサービスさん、レッカー屋さん、タクシーの運転手さん(と、紹介してくれたタクシー会社さん)、修理工場イエローハットさん、などなど、皆さんのおかげです。
ほんと、秋田の皆さんはすごく親切でいい人達でした。
ありがとうございましたーっ!!!


ガタン、ゴトン


さてこれから次の予定だった「白糸の滝」だけでもなんとか行けないか、と道を急ぐも、「白糸の滝」では川下り船に乗るため、今からでは出航時間に間に合わないので、そのあとの予定だった「七ツ滝」に行くことにする。
「七ツ滝」に行けるだけで、ラッキーだよね。


そう決まったら、おなかがすいてきた。もう14時過ぎてるよ。
ちょうど道沿いにあった「道の駅」で遅めの昼食をささっと食べ、急いで「七ツ滝」へ。
ホント、困った時の道の駅だね。今回もとっても助かりました。



と、かなり長くなってしまったので、
「2日目もがっつり活動する予定が、あらら? まさかの、え?(仮)」
は、おしまい。
長文におつきあいいただき、ありがとうございました。


次回は、「七ツ滝」など、まだまだ続きます!

ではでは、また。




つづきはこちら


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