栄養療法のキモは「コミュニケーション」わかっているけど、できないの壁を超えるには?
食事のサポートをしていたり、
カウンセリングで話をしたりしていて、
なかなか思うように成果が出ない人に共通していること。
それは、
「グルテンフリーにしたいけど家族が、なかなか協力してくれなくて」
「ダメだって言ってるのに、子供がお菓子を食べたがって・・・」
「職場の人の手前、飲み会を断れなくて」
といったような、
他者の話が出てくること。
つまりは、
栄養療法ではなく、
コミュニケーションでつまづいているのだ。
一番多いのは、
夫婦間や、お子さんとのことなど、
すごく身近な人間関係。
そして、その多くは、
言いたいけれど言えない。
もしくは、
言ってるけど聞いてくれない。
だったりする。
多くの方は、
「だから◯◯できない」
と話す。
・・・本当の本当にそうだろうか?
まず、
「言えない」のは、なぜだろう?
これは、ほとんどの場合、
「嫌われたくない」
というケースがほとんど。
言えないのではなく、
「言わない」を選んでいるのだ。
だって、嫌われたくないから。
ここで、大事になってくるのが、
自分とのコミュニケーションだ。
たとえば、
「なんで言えないのかな?
嫌われるのが嫌なんだね。
ということは、それだけ大事に思っているんだね。
だとしたら?
わたしはどうしたい?
全部自分で選べるとしたら?
どうすることを選ぶ?」
こういう自己対話。
自分とのコミュニケーションができることが、
大事になってくる。
「できない」
で終わってしまうと、
そこで思考停止してしまうのだ。
問題は、思考停止していながらも、
「できない自分を責める」
ということは、たえず行なっていたりもする。
(このあたりは、自分でできなければ、
カウンセラーにサポートしてもらうといい。)
では、
「言ってるけど聞いてくれない」
は、なぜだろうか?
これは、経験上、
「言っているけど伝わっていない」
というケースが多い。
自分ができていないことを人には言っているケースがほとんど。
わたしはまだやってないけど、あなたはやって。
わたしはいいけど、あなたはダメ。
これだと、相手は拒否反応や反発を起こしやすい。
なんにせよ、まずは自分なのだ。
2.の場合は、
自分がちゃんと理解していないことを
行動だけ伝えているというパターン。
なぜそれをするのか?
それをすることのメリットは?
いつまでやるのか?
こういう最低限のことが伝わっていないことで、
聞く耳を持ってくれないケースは多い。
自分に協力してもらうにしても、
相手に行動してもらうにしても、
こういう最低限のコミュニケーションをする必要がある。
もし、それが、難しいのであれば、
まずは徹底的に「自分とのコミュニケーション」から始めることだ。
その場合にも、
まずは自分。
誰かを動かそうとするのではなく、
自分が先に変わる。
背中を見て、ついてきてもらう。
あなたが、そういう気持ちを持てたとしたら、
「わかっているけどできない」の壁は、
すでに超えたことになる。
もう、やるべきことは明確なはずだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?