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遠回りしてきた中で自分の「やりたい」に正直になりキャリア支援の道へ

はじめまして!トレーナーの中谷です。
このnoteでは私のこれまでのキャリアや、その中で感じたこと・考えたことを踏まえ、どうしてキャリア支援の道へ進もうと思ったか、キャリア支援についての想いをお話しいたします。


■ 簡単な経歴

大学院卒業後、建設コンサルタントとして主に公園・緑地の計画・設計等の業務を担当しました。
その後、再開発事業の事業コンサルタントとして多数の関係者を巻き込んだ事業推進や、地権者様との面談を担当しました。その他には、町会や商店会など地域のまちづくり団体の運営やイベント企画などのサポートを行っていました。
そこから大きくキャリアチェンジし、教育系ベンチャーにて事業企画・運営として専門学校の学生を対象にしたプログラムの企画運営を行ったり、新規事業立ち上げに向けた全体進捗管理や体制検討などを担当しました。現在はポジウィルでトレーナーとして活動しています。

■ 建設コンサルタントのファーストキャリア

私は大学院時代、公園や庭園、緑地などに関する”緑に関する都市計画”について学んでいました。その際、「古くからある町や村が続いてきた理由を、自然環境要因から探る」というテーマで研究を進めていました。
私が就職する頃はちょうど東日本大震災の復興などで都市や土木に関する分野の需要が高まっていたこともあり、自分のこれまで学んできた専攻を活かせる、そのような想いでファーストキャリアは建設コンサルタントからスタートしました。

入社後はとにかく怒涛の日々でした。最初にアサインされたのは炎上しているプロジェクトでした。上司の指示を仰ぐ暇もないほど忙しく、毎日目の前にある業務をひたすらこなしていくこと、連鎖的に炎上していくプロジェクトをどうにか収めることに必死でした。
今振り返れば、日々の仕事を”こなす”状況になっており、「仕事=楽しくないもの」という感覚に陥っていたと思います。
また、周りには忙殺されている人が多く、ランチや飲み会に行っても不満ばかり出て来るような環境でした。上司も同じような状況の方ばかりで、以上のような感覚をもっていた私は
「この会社に居続けてもこんな風にしか働けないのは嫌だな」
「働くってなんでこんなに苦しいんだろう」
と想い、働くことやキャリアについてマイナスイメージを抱くようになりました。

■ 所属部署の解体からの転職

転機が訪れたのは所属部署が解体されたことに起因します。これまで関わってきた公園や緑地の計画・設計に関われなくなるということは、「専門を活かす」という想いで入社した私にとって、自分のやりたいことをこの会社で取り組めなくなったことを意味していました。
このような経験から、
「自分の専門に閉じてしまうと、応用がきかなくなってしまいそう」
「専門以外のスキルも身に着けていかなければ、何かあった時に自分が困る」

そのような危機感を持つようになりました。

また、部署の解体に伴い、お世話になっていた上司が別会社へ出向になったり、遠方の支社へ異動することになりました。いわゆる左遷です。
これを見て、
「これまで会社のために働いてきたのに、組織の方針一つで簡単に人のキャリアって変わってしまうんだ」
「人のポテンシャルを活かせる組織ってどうすればつくれるんだろう」
「そもそも、楽しく働ける状態や環境ってどうすればつくれるんだろう」

と考えるようになりました。
そのため、部署の解体を機に転職することを決めました。

■ 再開発コンサルタントへの転職

この転職では、「もう少し広い範囲で都市計画に関われる仕事」「エンドユーザーの顔が見えやすいこと」ということを念頭において企業を探していました。
この時の私は、前職での経験から働くことや組織に対して前向きな気持ちは持てていませんでした。そのため、これから自分がどんなキャリアを積み上げていきたいか、何をやりがいに感じるかといった自己分析はあまりできていなかったと思います。

そんな状態とスタンスで臨んでいたものの、再開発コンサルタントへの就職を決めることができました。
その会社では、上司、先輩にとても恵まれました。大変ではありつつも、仕事に目的をもって取り組み、イキイキと働いている方々に囲まれ、次第に働くことに対するネガティブなイメージは薄れていきました。
また、先輩がよく「せっかく一日の1/3の時間を仕事に費やしているんだから、楽しく働きたいよね」と言っていたのを横で聞いていたので少なからず影響を受けていました。

今までの”こなす”仕事から一変し、事業が自分の手で着実に進んでいく実感が持てたり、地権者の方々の面談を通して人の想いや感謝の言葉に触れることができ、仕事がそこそこ楽しいと感じられるようになりました。また、10人もいない小さな会社だったこともあり、「誰もやらなければ自分がやる」という関わり方ができ、業務全体が見えてきたことにも面白さを感じるようになりました。

ただ、仕事自体は興味をもって取り組んでいましたが、地権者の方々やたくさんの関係者と向き合う中で、次第に「ハードを整えても、”人”がイキイキしていないと本当の意味でのまちづくりとは言えないのでは?」と考えるようになっていきました。

■ 会社の組織変更を機に、キャリアとやりがいを振り返る

そんな私に転機が訪れたのが、「今後数年を目処に代替わりを考えたい」という社長の言葉でした。とても小さな会社の約半数、役員クラスのほとんどの人たちが次々と定年を迎えようとしていました。

社長の言葉を受けて、
「私はこの仕事を続けていきたいのか?」
「この仕事を続けることで、どんなキャリアを築いていけるのか?」
「今、人がイキイキしているまちづくりに本当に貢献できているんだろうか?」
「そもそも、何がしたいんだっけ?何にやりがいを感じるんだっけ?」

ということを考えるようになりました。

代替わりをして仮に私がこの会社に残ったら、確実に今よりも責任の重い立場になる。そんな中、このモヤモヤした気持ちを抱えながら仕事に向かうのはクライアントや関係者にも申し訳ない。でも、そもそも自分は何がしたいんだっけ……

この時初めて、自分の「やりたい」という気持ちやモチベーション、今後のキャリアを踏まえた進路の選び方を本気で考えるようになりました。

■ 自分の「やりたい」に立ち返る

もともとは学んできた専攻を活かす、その幅を広げるということで選んできたキャリアでしたが、これまで自分の「やりたい」やどんなキャリアを築くかに真剣に向き合ってこなかった私は大いに悩みました。
仕事はそれなりに楽しい。でも、「やりたい」や「やりがい」って何だ…??

そんな中、私自身POSIWILL CAREERを受講し自分の本当にやりたいことや仕事でのやりがい、軸について徹底的に向き合いました。
そこで気づいたのは、公園の設計をしたり再開発事業に関わって大きなビルをつくるプロジェクトに関わり「モノ」をつくることに喜びを感じるのではなく、利用者や街を訪れた人がポジティブになってくれたり、人に対して何かしらの変化を起こせることが自分のやりがいだった、ということです。

再開発事業では建物や資産(お金)という形で価値を生み出すことがほとんどですが、以上のような部分にやりがいを感じる自分にとっては大きくズレがある状態でした。モヤモヤの正体を突き詰められ、ホッとすると同時にやっと自分の「やりたい」の輪郭線がはっきりしたように思いました。
そのため、自分の「やりたい」と「やりがい」に素直になり、
「本質的な貢献として、人の中に価値が残せるような仕事がしたい」
と考え、教育系ベンチャー企業に転職することを決めました。

■ 自分の「やりたい」に仕事を通じてたどり着く

教育系ベンチャー企業では、事業企画として、専門学校の学生に対し、事業体験プログラムという、実際に自分の頭で事業を考え実行してみるまでのプログラムを企画・運営して提供しました。仕事の中では、学生に向き合い、意見や考えを引き出す問いの立て方を工夫したり、何度も深掘りをして考えの輪郭を一緒に探るお手伝いをしていきました。この時
「関わり方次第で人の可能性をどんどん引き出せる」
「自分でも気づいていない可能性って、本当はみんな一杯あるんじゃないかな」

と思いました。
印象に残っているのが、プログラムの終了時には、学生が私たちが設定・想定した以上の成果や成長を上げてくれたことです。改めて「自分は人の成長を促したり、プラスの変化を生み出すことが好きなんだなあ」と感じられた瞬間でした。

■ 「やりたい」を見つけ、自分の可能性を信じるためのお手伝い

「人の成長やプラスの変化を与えられるのが自分のやりがい」
「どんな人も自分の気づかない可能性を持っている」

そんな軸を確立した私は、本質を大事にしながらまっすぐに人に向き合うキャリア支援を行っているポジウィルにトレーナーとして参画することを決めました。

ずいぶん遠回りをしてしまいましたが、自分の「やりたい」に正直に向き合ったことが、人生の大きな転機になったと思います。
ただ、遠回りをしたからこそ得られた経験も、気づけたこともたくさんあります。どんな人生も自分にとっては大切な宝物。歩んできたキャリアは解釈次第でいかようにも考えられるものです。1人で正面から向き合うのは難しく、苦しいこともありますが、そのサポートをするために私たちトレーナーがいると思います。

仕事やキャリアに悩んでいる方、モヤモヤを抱えている方、自分のやりたいことや可能性がわからなくなってしまっている方、ぜひ1人で抱え込まずに相談してほしいです。共感を大事に誠心誠意伴走させていただきます。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
トレーニングでお会いできること、楽しみにしています!

最後にキャリアについてお悩みの方はまずは無料カウンセリングでお話ししませんか。


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