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結論:「新しい出版社をつくります、その準備ため1月は籠ります」

1月4日。
今日が「仕事初め」の方が多いのかな。明日かな?

私は年末年始も仕事をしていた。

note更新は仕事に入るか微妙なのだけど、三日坊主を超えて4日目へ。
今の私は、例年にもなくやる気に満ち溢れているのだけど、それには理由があって。今日は、その辺りのことを「2022年の仕事の振り返り」とともに書いてみる。

(*今日は15分オーバーの長めの更新です)

2022年の出来事&取り組んだお仕事

まず「2022年の仕事」をひと言でいうならば「うーん…微妙。。。」
顔文字で言うと……(;´д`) ←こんな感じかな。

どうしてそう感じてしまうのか。
2022年の出来事&取り組んだお仕事とあわせて考えてみる。

休職を経て、10年勤務した所属先を退職する

2022年6月、私は10年ほど所属していた日本能率協会マネジメントセンターを退職した。

これは大きな変化ではあったものの、私のなかでは自然の流れであったように感じていて。そのあたりのことは「退職エントリ」にまとめている。

自分の会社を立ち上げる

そして、ほぼ同時に、自分たちの会社として合同会社KAMIを立ち上げた。

この会社は、いろんな試みの器としていく予定なのだけど、とりいそぎ優先度の高いものとして、2022年7月にオーガニックヘナやハーブを扱うお店をオープンした。

一見すると、ビジネス関連の編集者というキャリアからは結びつかないオーガニックヘナ、ハーブを、どうして取り扱うことになったのか。
そのあたりのことは、そう遠くないタイミングでnoteに書いてみよう。
あと、KAMIという社名に込めた想いなども。

▼参考「ヘナを続けていたら、ヘナを売るお店を始めていたよ」という話

いくつかのリトリート、プログラム、サービスの立ち上げ

編集者としてのキャリアを活かして…なのかな。2022年、いくつかのプログラムやリトリート、サービスの立ち上げに携わってきた。

Human Potential lab

▼鎌倉での修験道体験(サウナ付き)
春の鎌倉 修験道リトリート〜身体・心・魂がととのう旅〜

▼今こそスピリチュアリティの本質を探究する
 連続講座:スピリチュアル・インテリジェンス

トモノカイ

▼ビジネスパーソンのためのリベラルアーツ学習
EAON auリベラルアーツプログラム オンラインLive講習

Integral Vision and Practice

▼成人発達理論 自己著述能力(自己主導能力)を涵養する
 Self-Authorship Assessment(SAA) 開発&リリース

関連して、Self-Authorship(自己著述/自己主導能力)を育む対話の型が、ほぼ完成しているので近いうちに公開するかも?

▼Project VOICE(仮)
加えて、Integral Vision & Practiceの仲間でもある鈴木規夫さん、折田智美ちゃんと始動した、人ひとりの深奥の願い(voice)に根差したアクションを推し進めていきたい。

企業の支援

その他、ひょんなきっかけから企業の支援にも携わるようになった。

●reborn株式会社

rebornとのご縁から、某ステキなメーカーさんの組織開発やコーポレートブランディングプロジェクトの支援に携わっている。

そのほか、詳しく書けない案件がいくつか。
某志の高い医療法人の広報支援や、某化粧品会社の支援、新事業や海外事業への協力などなども進行中。
オープンにできるようになったら、追々詳細をシェアしますね。

そのほか:本の企画(いくつか)

これらに加えて、元々の本職である「編集者」らしい仕事が、これらに加えていくつか。
現時点では、

・評価しない評価制度(評価面談が苦痛でなくなる評価制度)
・組織開発がより本質的になるはずの本(単なる仲良しチームではない、業績と文化の両方を追える組織開発の理論と実践)
・感性と思考の架け橋となる本
・イノベーションが自然と生まれる場をつくりだすための本

などなどが進行中だ。
どれもすごい本になると思うので、お楽しみに!

「出来過ぎ」のような独立一年目、2022年

こう振り返ってみると、2022年は活動範囲が大きく広がる一年だった。

40代に足を踏み入れ、サバティカル的な休暇がはじまったのが2021年7月。それ以来、2022年の前半までの1年弱、ほとんど仕事をしていなかったので少し驚いてるくらいの広がりっぷりだった。

何よりありがたいのは営業してないのに、仕事に困っていないこと。そして、どれも「関われて嬉しい!」と思える仕事ばかりなのが幸せすぎる。

おかげさまで、毎日ワクワクしていたし、休暇中、急カーブで減り続けていた預金残高に歯止めをかけられた!!(←大事!!)

実は、2022年の独立・起業は、十分に計画・準備したものではなかった。

ストレングスファインダーでは「戦略性」が一位なのに
「負けない状態(飢えない状態=仕事の見込みがある状態)」
がないなかで、独立・起業したのでした。

そういう、あまりお勧めできないスタートにもかかわらず、
仕事の質・量ともに恵まれている。
これって、独立・起業一年目としては出来過ぎなのかもしれない。

なのだけど、それでも2022年を振り返った時に真っ先にあがったのは
「うーん……微妙。。。(;´д`)」
これには、それなりの理由があるのです。

それなのに満足できないのはどうしてだろう?

誤解のないように書いておくと、色々なオファーを受け取るのは、とてもありがたいことだった。

「世界から必要とされている!」「役に立てている!」

その直前、ほぼ対外的な活動をしなかった私にとって、外からのオファー(お誘い)は「ここにいてもいいんだよ」というメッセージのような感じがした。

だけど、なんでだろう。
白紙だったスケジュールに予定が入るたびに、心に澱がたまっていく。何かを置いてけぼりにしているような、どこかで誰かが声をあげているような。

その声の発信源が私の”unfinished work”だと気がついたのは、2022年10月下旬のことだった。

ちょうどその頃、順調に進んでいたはずの仕事が、一つ空中分解した。
それによって、大きく予定が動いた。

年末までにローンチするつもりだった大きめの新事業が飛んで、先送りされることになったのだった。

「うまくいっていたはずなのに、なんでだろう?」

そう問うたとき、やった気がついた。
”unfinished work”が、ずっと声をあげつづけていたことに。

「独立」はハッピーな出来事……だけではなかった

”unfinished work”については「退職エントリ」でも書いていたので、当時の私の文章から引用してみる。

神様という存在がいるのかもわからないけれど、
今死んだとしても、神様は怒らないだろうか

ちゃんと命を燃やし切れているだろうか。
不完全燃焼していないだろうか。
私の”unfinished work”は、他の人に手渡せるものになっているだろうか

こう振り返ったとき、
”unfinished work” 全然取り組めていないでしょ!
ということに気がづいてしまったわけです。

私にとって、退職→独立は、幸せな出来事だったのだろうか。

もちろん、納得感や「やり切ったー!」という清々しさはある。
総合的に見れば、後悔はない。
こうするのが自然な選択だったとは思う。

だけど、単純に「ハッピー」でウキウキルンルンかと言えば、そうではない。

ぶっちゃけ、かなり泣いた。
同僚やメンバーと別れる寂しさもあった。
不安もあった。
正体がわからない感情に振り回されて、自暴自棄になりそうなこともあった。
まだやれることがあるのは、わかっていた。
前職で積み残した課題も見えていた。

だけど、それでも譲れなかったのは
「この違和感を抱いたまま、この仕事を続けるわけにはいかない」
「このままでは残りの”unfinished work”に取り組めない気がする」
という素朴な感覚。

それをなかったことにはできなかくて、やむを得ず、致し方なく、退職→独立・起業を選んだ、はずだった。

それなのに、いざ独立した私は、表面的な、良さげな旨味を味わうばかりで、その奥にあるものを見て見ぬふりして過ごしている

……そんな自分に気づいたとき、はじめて独立したことを後悔した。

こんな状況ならば、私は、退職しなかったほうがよかったのではないか。「やるべき仕事」を後回しにしたままで、一体何が独立・起業なのだ。

流行り病での強制ストップで、見えてきたもの

そう気づいたのが、2022年10月下旬。

悶々としながらも、押し寄せてくる仕事。そんな状況を過ごす自分に、さらに悶々とする……というような悪循環のなかで、渡りに船のようにやってきたのが流行病だった。

タイミングがいいよな〜と本当に思う。

熱が39度台まであがり、飲み食いができなくなる。
それに伴って、1週間ほど仕事をストップした。

不思議なもので、立ち止まると、本当にやりたいことが見えてくる。

熱で朦朧としていても、自然と湧き上がってくるアイデア。
油断したら、そっち方面のことばかり考えてしまうもの。
やれていないことが、悔しくて悔しくてたまらないもの(病気を言い訳に、休むことを正当化したくない!と心の底から思えるもの)。

……多分、それが本当にやりたいこと、やるべきことなのだろう。

そんなこんなを通じて思い至ったやるべきことは、
私なりの形での「出版」を形にすることだった

知恵を消費することを目的としない、出版の形を生み出したい。
読者を、単なる消費者としない、出版の形をつくりたい。
本質的な智慧を、次世代に繋ぐしくみをつくりたい。

それに取り組まないことには、いつまで経っても私は満足できない。
ずっとモヤモヤし続ける!

……ということに気づき、寸暇を惜しんでアイデアを練り、私自身もあれこれと書き溜めているのが現在地なのだけど、新年にあたってあらためて決意表明をします。

結論:「新しい出版社をつくります、その準備ため1月は籠ります」

これが、2023年最初の目標です。

厳密にいうと「出版社」なのかは、まだわかりません。
というのも社という「箱」があることよりも、出版できる「機能」をもつことが大切だと思っているので……。

とはいえ、まだアイデアとしては生煮え状態なので、明言は避けておきます。

本でも、事業でもそうなのだけど、新しい何かを生み出すときは、結構なプレッシャーをかけて、ウワーッと一気に形にしていくタイミングが訪れる。
プレッシャーをいいタイミングで、いい感じにかけていけるかどうかは編集者の腕の見せどろこなのだけど、
(プレッシャー=出産における陣痛みたいなイメージ)

今、編集者としての私は、生み出す役割(ロール)を担っている私に、プレッシャーをかけてみたい。

というわけで、1月は、プレッシャー期間。
籠って”unfinished work”に集中し、新しいものを生み出すことに注力していくつもりです。

2022年までの積み残しを、少しでもクリアにできるように。
独立・起業という選択を、後悔しないために。
このありがたい、恵まれた状況を、思う存分、味わえるように。
何より、自分の人生を、命を、全うするために。

というわけで、1月は「不義理な人」期間となります。
ご容赦くださいm(_ _)m

(注:既に決まっている仕事はしっかりやります)

本当は不言実行したかったのだけど、こうやって書くこともまた、自分へのプレッシャー……(苦笑)

1月中、私に会う機会があったら
「進んでる?」
とプレッシャーをかけてくださるとありがたいですm(_ _)m

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
みなさまの”unfinished work”が進展する一年となりますように!

#2022年のわたしと仕事

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