「営業やりたくない」は悪くない!

なぜ営業をやりたくないのか BtoC 理由編
〜ミレニアル世代の叫び〜

まず営業職とは企業の活動を支える上で非常に重要な役割です。
モノを売ることは商売の基本であり、真骨頂であるとも思っています。


私自身、新卒で大手通信会社の代理店営業というゴリゴリな営業を経験し、
その企業文化と仕事内容に愕然とし、2年後に転職しました。
その後はベンチャーで働き、仕事の3割が新規獲得営業でした。
そして今回事業部が閉鎖され、新サービスの立ち上げに携わることに。
任された仕事内容は…「内勤営業」!!!!!ゴリゴリ!!!


上長にも「営業は私の目指している姿ではない」という漠然とした意思?だけ伝えww
なぜ営業を自分がここまで嫌うのか、答えが出ていませんでした。


その時に、安直な私はずっと情報を他人に求めていました。
Google検索ワード:「営業 向いてない性格」「営業 嫌」
で出でくるのは、人材会社のアフィリエイトばかり…
Yahoo!知恵袋や2ちゃんも読み漁りましたが、どれもピンとこず…
そこで気がつきました。


「営業」という職種に対しての見解は人それぞれで、内面的な影響も大きい。
自分で文章に起こし、自分のことを知ってみようと。
そこでかつて少しだけ使っていたnoteを取り出してみたのです。


今回は私の経験である、一般消費者に対しダイレクトな営業
(代理店営業も内勤営業も詰まる所B to C)の経験からのみ書いてみます。

私が営業部に配属されて、一番ストレスだったこと。
それは「携わっている人とのプロトコルが合わない」でした。

営業が嫌な理由と言えば、まず挙げられるのが、
「仕事が単調で、新卒でもすぐできる仕事と見下されている」というもの。

それに関しては、
営業だって、いくらでも仕事内容の工夫の余地はあり、
マーケ的な視点や企画的な視点も学べる良い経験になりますので、
一概に仕事が単純とまとめてしまうのは、短略的で表面的だと思いました。
一見単純そうに見える営業の仕事も、非常にクリエイティブに考えながらやっている優秀な人は多くいました。


そうなるとやはり、営業の環境や文化に多く起因すると思います。

営業でのし上がっている人の多くは、
・体育会系出身
・ヤンキー出身?笑
が多くいました。

なぜそう言った人が多く採用されているのか、その理由を私なりに考えてみました。
そこで思い浮かんだのが、「営業で求められるスキル」です。


消費者のほとんどは合理的な判断のもとモノを買っていません。
合理的な判断や、機能、市場に置ける価値、
その商品が値段と相応かどうか考えてモノが買えるのは、
ごくわずかの優秀な?理屈っぽい?人だけです。


そうなると、一般消費者は、直感や共感、ちょっとしたキッカケとで、なんとなくモノを買ってるのです。
なぜ必要か、それが自分に適しているか、あまり深くは考えられていません。

そんな一般消費者の購買心理を鑑みると、
営業で重要なことは、きちんと商品を説明できることだけでは不十分になります。


営業で求められるスキルを2パターンに分けてみました。
カリスマ型と、論理型です。


カリスマ型営業:
・情に訴え、感動させる
・この人面白い!なんだか凄そう…!とワクワクさせる(役を演じられる)
・勢いの良さ、押しの強さ
論理型営業:
・商品によって得られる相手のメリットを的確に説明できる
・買うべき論拠を示し、畳み掛けるように説得できる

などなど、上記のようなところができる人が、売れるようになるのです。


そうなると、他の畑では使い物にならなそうな性質「情に訴えられる」が、営業では活きるのです。
論理的思考に自信がない人でも、この畑では成り上がっていけます。

また、営業という畑でのし上がっている人々は、下記マインドも持ち合わせています。


・圧倒的ソルジャーマインド
 指示系統の決定に従い、指定されたものをひたすらに売る
 臨機応変に、こだわりや自分の考えをあまり持つことなく、売るべきものを売ることだけ考えられる
・数字へのコミットメント
 目標数値が高くなるほど、会社から期待されている、と感じる
 実際に売る中で、会社全体の土台部分(売上)の多くを自分が担っている、自分の影響力が増している、と自己肯定感を得られる

上記のようなマインドを持ち合わせてないと責務が果たせません。逆に言うと、そのマインドさえあれば、ある程度食らいついていけます。

そうなると、営業部外の人とは雰囲気が違ったり、仕事の進め方や仕事に対する考え方に差が生まれます。良し悪しというよりも、性質に違いがあるためです。
体育会系と文化系では、毛質が違うのと似ています。

これまで私が経験した大企業とベンチャー、どちらの営業部隊でも、
論理的に説明できる人や勉強ができる人が少なかったと感じていました。
上記が得意な人は、営業を経験したのち、すぐ企画やマーケに行きました。
私は営業部で上の言ってることは基本「????」という理解不能状態でした。

論理的に説明できる人が少ないので、
仕事の仕方やスキルも基本的に経験で身につけろ!とりあえずやってみろ!となります。
これもまた、無駄が多くストレスとなるポイントだったと思います。


※もちろん論理的な人や勉強ができる人=仕事できる訳ではないです。
※中には営業が好きで、営業を極めている優秀な方もいます。
※これが法人営業になるとまた違ってくると思います。


では、そんな私みたいな、論理的思考能力は高い訳ではなく、
体育会系でない人間が働ける業種は何があるんでしょうか…涙

人事・総務・企画・マーケ…

一度営業に足を踏み入れると、転職でも営業の経験ばかり見られ、
また、どうして営業以外の職種を希望するのかも説明が難しく、困っていました。
が、理由を明確にしたところで、職種を変える決意は強固になりました。


営業が嫌だな…と思っている人は、ぜひ一度考えてみましょう。

仕事内容が嫌な場合は、工夫の余地はないか、他にクリエイティブにやっている人を参考にしてみましょう。仕事が面白くなってくるかもしれません。

もし一緒に働く人と気が合わない、文化が合わない!という方は会社を変えてみてもいいかもしれません。

営業として求められることに応えられない!!という場合は、辛いと思うので、もう職種ごと変えてしまっても良いと思います。

その後の転職活動については、気が向けばまた書きます。

めもめも。さとみ橋。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?