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大人の自由研究〜白米編〜

今年度の夏休みが始まるに当たり、
心に決めていたことがあります。

⚠️子どもの自由研究に口出ししない。
⚠️むしろ自分が何かしら自由研究してみる。

これを決意する迄にも経緯はあるのですが、
ここでは一旦それは置いておいて。


私が自分の自由研究としてまず取り組んだのは、

「白米の炊き比べ」


これは前回の記事から続く内容となるのですが、
常日頃より、子どもたちに田舎の祖父母の味と違うと指摘されているものの一つが「米」なのです。

野菜はまだ理解できるんです。
どうしたって鮮度で劣るので。
でも白米は向こうで精米してすぐ送って頂いているし、向こうでだって採れたてを食べている訳ではない。

どうしてそんなに差が出るのか?

おそらく「水の違い」だろうというのが私の予想です。

向こうの水は地下水だそうで、
ガラスコップやペットボトルに入れると炭酸水よりも小さな気泡が見えます。
水の純度が高くて、空気が多く含まれているのではないかな。

それと同じ水を用意することはできないので、
水道水、市販の天然水、市販炭酸水(市販天然水と同ブランドの味なし炭酸水)で米を炊き比べてみました。


この炊き比べ&食べ比べをやって気付きました。。

米の評価って難しい!!


正直、米って私にとってはそんなに味がするものでもなく。
ましてや同じくほぼ味を感じない水の違いを味わうなんてハードル高すぎる…

そもそも、美味しい米とは?

まずは栄養学の超基本、アミロースとアミロペクチン含有量による違い
お米のおいしさの基準


食味官能試験による違い
日本穀物検定協会


食味スコアについて詳細
米の食味について


味度による違い
「おいしいお米」って何? 「味度メーター」に迫る|マイナビ農業

やはり「美味しさ」って、どうしても個人の感覚に寄ってしまうため、官能試験の基準が定められています。


とはいえ、それらを測定するような機器を家庭で用意することは不可能。
であれば、水分によって差が出てそうな、目で見る「つや感」と舌で感じる「しっとり感」にフォーカスしてみようと思いました。


用意するのは、先ほどと同じく
水道水、市販の天然水、炭酸水。

炊飯前の給水量に左右されないよう、
米を研いでからしっかり30分浸水して炊きます。
研ぐ際も、該当の水(炭酸水なら炭酸水で研ぐ)を使います。


水道水で炊いたものは、他に比べると明らかに見た目が違いました。(写真撮っておけば良かった…)

しっとり感に関して「いい感じ」と記載したのは、べちゃっとした嫌な感じではないと表したかったから。

最終的なまとめ

あくまで我が家としての結果まとめです。

•水道水が一番劣る
•市販水と炭酸水の違いはさほど感じない
•味の違いに敏感なのは、息子>自分>娘


ちょっと考慮すべき事としては、
•水道水の浄水器がちょっと古い
   →うちの水道器には、シンク内に設置するタイプの浄水器が付いて、そろそろ替え時。これが新品だと違うかも?
•夫が参加できてない
   →不在のタイミングでやってしまったのですが、一番味に敏感なため私たちとは違う意見がもらえたかも?


とはいえ、何よりも今回痛感したのは、
「美味しさの評価って難しい!」の一点でした。

美味しさって味だけではなく脳の総合評価、
というやつですね。

うま味の生理学 | 日本うま味調味料協会

おいしさを味わうのは口じゃなかった? 味覚は脳が感じる“総合感覚”|マイナビ農業


特に息子は、東京の水道水に対するマイナスイメージや、田舎に対する良い想い出が強いことも、評価に多大に影響していると強く感じました。


だからやっぱり、、

(うちで炊く米は)田舎で食べる米には
無理無理、どうしたって敵わない!

なんだろうなあ(笑)


※前回の記事

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