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アラフィフのワーママがカンヌ女優を目指す奮闘記

はじめの一歩を踏んだ。

今までの私はずっと、
女優として成功することを諦めていた道を歩いてきた。

舞台に立つことで満たされ、救われていたからこそ
舞台で恩返しをしたい。

そう頭では思っているのに、
私の深い深い部分では全否定していたようです。

どうせ、
私なんて誰も興味ないでしょ
私なんて人に観られる価値も無いでしょ
私なんて演技が下手くそなんだから無理でしょ
だから、どーせ頑張っても無理でしよ!

そんな言葉が自分のなかにあった。

「いや!そんなことない!見返してやる!くそったれ!」

自分で自分を否定してるくせに、
周りに「目にもの見せてやる」と言わんばかりに、否定に対してずっとずっと戦ってきました。
だから、いつも「頑張るぞ!」の土台には、
くそったれ!と周りを攻撃する【怒り】があった。

否定してるのは「自分」なのに(笑)
敵は自分であって、周囲は大迷惑だよ!

どうやらこれは、
子どもの頃に作り上げた身を守る術らしく。

しかし、この「くそったれ!」のお陰で、
45年もの長い時間のなかで、それなりの成果を出せたのは確か。

お金に困ったことも無いし、
結婚して家庭を築くこともできた。

とってもとっても頑張って生きてきた。

今まで頑張って生きてこられたのは、
くそったれ君のお陰です。
本当に本当にありがとう。

でもね、
くそったれ君は周りに【怒り】を持つことで、
私の身を守っていてくれていた。
だから【怒り】の下に眠る私は、
守られたまま出番が来ない。

隠すことない、本当の本当の私の気持ち。

私はね、演じることで
たくさんの人と繋がり、心を震わせ、感動したいのだ。
だから自分を磨いて、力をつけながら、たくさんの人に観られることを欲してる。

くそったれ君の下に隠された、
私の本当の言葉に気付いてしまった。

気付いてしまったからには、
踏み出すしかない。

「そんなの私にできるわけがない」

そう言って、ずっと押し込めてきた本当の気持ち。
そうやって私は自分を何度も裏切って、傷つけてきたのだ。

ずっとあきらめてきた道は、
まったく未知の世界。

恐くないと言ったら嘘になる。
いや、むしろ恐くて逃げたくなる。
道は遠すぎるように見える。
道があるのかさえ、わからない。

だからこそ、言葉にして実行していく。
一つ一つ、目標に向かって階段をあがるように。
自分の肚に落とし込んでやる。

確実に自分の足で階段を踏み上がったと感じたとき、
きっと私ははじめて

「ほら。私にはできるんだよ」

そう自分に言ってあげられるだろう。

私は階段の一段を踏もうと決めた。
この道を歩こうと決めた。

これは自分との約束。

私はもう逃げない。
私は、私の願いを叶えてあげたい。

だからもう大丈夫だよ。
今まで守ってくれて、ありがとう!
バイバイ、くそったれ君!

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