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31歳、成人男性が4月の何の予定もない日に散歩しながら撮った写真。

新写真論 スマホと顔」の著者、大山顕は写真家でフリーライターという肩書で紹介された上で「団地研究家としての顔も持つ」とウィキペディアには記載されていた。

 僕が大山顕を知ったのは、ゲンロンチェルノブイリツアーに関する東浩紀と大山顕の対談?動画だった。

 動画のタイトルは「【3/31締切!】ゲンロンチェルノブイリツアー2018は催行できるのか?! 前回自腹でツアーに参加した写真家・大山顕が出発前に東浩紀にチェルノブイリツアーの魅力を徹底リサーチ[収録日2016/9/1]」というもの。
 収録が2016年となっていて、リアルタイムに近い時期に見た記憶があるので、そんなに前から大山顕を認識していたのかと思う(また、同時に今の国際情勢を踏まえて「チェルノブイリツアーの魅力」を語る動画を今見るとまた違った印象を受ける)。

 そんな大山顕がゲンロンから出版した「新写真論」はエッセイの形式を取りつつ、ほとんどのページに線を引いてしまうくらい気づきに溢れた素晴しい本だった。
 とはいえ、「新写真論」は副題に「スマホと顔」とあるように、また写真論として成立させる為の写真の歴史にも着目した本になっていた。これは本当に面白いと同時に、普通の日常を生きる僕自身が意識しづらい部分があった。

 写真に関して僕は本当に興味を向けてこなかったんだな、と改めて実感する部分でもあった。
 僕は上手く写真を撮れないことが薄くコンプレックスとして残っているんだと気づきつつ、だからと言ってどうすれば良いのかも分からず日々を過ごしていた。

 世界でコロナが蔓延し、不自由な世界が到来したこともあって、僕は写真に対するコンプレックスから、この二年ほどは遠ざかっていたような気がする。
 まずもって、写真は自分が撮られるのも嫌だし。
 などと言い訳を言い募っていた頃に、昔から僕の作品を読んでくださっている方に、アーティスト写真を撮ります、と言われて突然、写真を大量に撮られた。

 その経験が僕にどういう意味があったのか分からないけれど、この先、生きて行く中でカメラと一体化したスマホをポケットに入れて生活する以上、写真というものについては考えていくべきだろうと思った。

 丁度4月に入って、少し暖かくなったのもあって外へ出ることも増えてきたのもあって、大山顕がシラス(という動画プラットフォーム)でやっている「大山顕の都市を現像する」のチャンネルを月額購入した。
「新写真論」よりも日常的な写真の哲学や知識、気づきに富んだ内容になっていて、めちゃくちゃ面白い。

 個人的に好きだったのは、

 の回だった。
 写真家、大山顕の目であだち充の漫画を読むと、こうなるのか!という目から鱗の内容だった。

 さて、そんな訳で最近の僕の興味は写真に傾きつつあって、とは言え写真を撮るのは下手くそ。下手というか、撮るべきものが分かっていない感じが僕の中にある。
 けれど、写真を大量に撮って行く中で僕はこれを撮って集めたいんだ!というものが気付ける気がするので、最近は街に出るとスマホのカメラを色んなものに向けている。
 今回は先日、梅田に髪を切りにいったので、そのついでにアレコレ撮ったものを何の脈略もなく並べてみたい。

美容師から出て少し歩いたところ。天気悪い。
車のマーク可愛い。
大阪って自転車が止められているとこ多い気がする。
ポケモンGO勢が過去、集まっていたのかな。
多分、誰も注目していない街中の時計。
アーニャの看板。
吹田のビール工場。工場見学が再開されたけど、5月は予約で埋まっているらしい。
工場見学がしたい、という未練。
工場見学がしたい、という未練2。
葉っぱの一部が赤いけど、春でも赤くなるの?
吹田のJR駅の近く。
吹田JR近くにあった唐揚げ屋さん5個で500円。
出来立て。
工場見学がしたい、という未練3。
梅田の本屋で買った本日の戦利品。
おまけ。仲の良いカレー屋さんのマスターが出した「メガネ」。


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