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柿本慧こ
2022年4月25日 08:56
「わたし、なんでも作れるから」そう、女の子は言った。じゃあ、靴を一足作って欲しいのだけれど。 女の子は、「待ってて」と言って、タタターと、走って行った。待てども待てども、その女の子は戻って来ない。やっぱり、なんでも作れるなんて、嘘じゃないか。そう思ったところで、また女の子が、タタターと、走ってきた。その手には、一足の靴が握られていた。「はい。履いてみて」 足を入れてみると、なんとぴった