相手の気持ちを考える、と、相手の気持ちになる、は違った
「ブロージョブについてすごく面白い話があって!さと子ちゃんに話したい!YouTubeで使えるかしら?」
いず美ちゃんからそんな内容のLINEが来た時、私の心は揺れました。
「めっちゃ聞きたい!けど、ブロージョブって、下ネタじゃん…YouTubeで公開できるかなあ?」
もちろん、私はわかっていました。
いず美ちゃんが面白いというからには、性的興味をそそるだけの話ではない、男女の心理だったり意識だったりにまで通じるようなより本質的な話になるはずだと。
とすれば、言葉の表現にさえ気をつけて、視聴者の年齢制限を設定すれば、YouTubeで公開することには問題ないはずだ、ということも。
だから、私が抵抗していたのは、「その話をすることがYouTube的にOKかどうか」ではなくて、「私がその話をYouTubeですることがOKかどうか」でした。
頭にあったのは、家族や友達の顔です。
夫はまあ、とても理解があるので、おそらく何ら問題ないだろうと、すぐに思えました。
けれど、父が見たら? 母が見たら? お世話になった上司が見たら?
その抵抗はなかなかのものだったので、私は抵抗があることをいず美ちゃんに正直に伝え、「その話を実際に聞いてみないことにはYouTubeで使えるかどうかわからない」と自らの保身の道を確保。そしたらいず美ちゃんは「YouTubeで使えなかったとしてもさと子ちゃんには話したい」と言ってくれたので、さっそくZoomのミーティングを設定し、撮影に臨んだのでした。
動画を見てくださった皆さんはわかると思うのですが、実際には「まさかこんな話が聞けるとは思わなかった!」という内容で、撮影が終わった頃には私はもう「この話題をYouTubeでしている私が家族や友達に見られたら恥ずかしい」なんていう気持ちはまったくなくなっていました。
そして、いず美ちゃんの話がいつもそうであるように、今回もたくさんの気づきがありました。
私は、これまでも、相手側の気持ちを考えるっていうことは、わりと意識して取り組んできたつもりでした。
でも、これまたSpirit of a Womanでいず美ちゃんが教えてくれた「チェックイン」とやらを夫とするようになって、「きっと夫はこう考えてこういう行動をしたんだろう」と相手の立場になって考えたつもりのことが、まーったく頓珍漢な推測だったっていうことを何度か経験して気がつきました。
私は確かに「相手側の気持ちを考える」ことはやっていたけれど、それはあくまでも私の視点、私の立場から見て相手の気持ちを「考えて」みていただけだったんだって。
本当に相手の視点に立って、相手の立場になってその物事を見てみる、ということまではしていなかったんだって。
きっとそれができて初めて「相手の気持ちを考える」ではなくて、「相手の気持ちになってみる」ができるのだと思うのです。
このブロージョブについての話も同じで、私は男性側がそんなふうに思っているなんて、話を聞くまでまーーーーったく思いも寄りませんでした。
もちろん、ここに出てきた男性たちは、毎週グループワークを通して自身と向き合うというワークをずっとやってきている方たちなので、だからこそ、その行為について俯瞰で見て客観的に語れたのだろうとは思いますが。
いず美ちゃんは動画の最後で、「汚いことだと思っていたら美しいことだってわかった」と言っています。
私は、言葉にしませんでしたが、「男の人っていじらしいな、愛おしいな」と思いました。
ところが、です。
「その行為は美しいものだったのね」「男性ってなんて愛おしいの」と愛に満ち満ちたつもりになった私たちをガツンとうちのめす展開が、この話には待っていたのです。
続きはぜひ来週の動画をお楽しみになさってください!
☆今週の動画はこちらです
https://youtu.be/C6PjGFKtiSE
☆本文で触れた「チェックイン」についてはこちらをどうぞ
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