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正解探しは、もうやめた

今回のSpirit of a WomanのYouTubeは私は完全裏方で編集のみ担当させていただきました。

滝口いず美ちゃんの子宮のクラスなどに7年前に参加され、今では大企業を辞めてセラピストになられたという育代さんに、いず美ちゃんがお話を伺っています。

Doing Goodではなく、Feeling Goodを大切に、というのはいず美ちゃんがよく言うこと。これはつまり、より自分の感覚とつながること、自分は何が心地よくて、何は嫌だと思うのかという自分の価値観・感性とつながって、それをできる限り実践することだと私は理解しています。

で、これができないと、苦しくなる時が来るんです。なぜなら自分の本当の気持ちを無視して生きているから。

でも、自分の本当の気持ちとやらをいろんな意味で無視してきていると、Feeling Goodでいいんですよ、あなたの気持ちを感じてください、と言われても、何が何やらわからないんですよね…。

自分もそうだったから、育代さんの話は、めちゃくちゃ共感しましたし、同時に言語化が上手にできているなぁと感心もしました。

以下、特に私が「そうそうそう」と膝を打った点について。

一つは、「(今が苦しいのは)自分が何か間違っているんだよね。それはわかる。じゃあ、何をすればいいの?」と正解を探していた、という点。

しかも、「何をすればいいの?」ってね、正解をやれば(Doingすれば)いいという発想だったという点。

私は、「何かをして(その対価として)何かを得る」という世界にあまりに馴染みすぎていて、世界にそれ以外の基準があることを忘れていました。

何かをして(その対価として)何かを得ることが、自分の価値になっちゃっていたんです。

それはつまり、自分が何をどう感じているかより、世の求めているものをやることが正解と思っていたということ。そりゃ、自分の価値観・感性とつながれなくなります。だって、そんなのとつながっちゃったら世の中の求めているものを「嫌だ」と思っちゃった時、「嫌でも、やんなきゃいけないんだよ!(これが正解なんだから!)」て自分を諭さなきゃいけなくなって消耗するじゃないですか。だったら、最初から自分の感じていることなんて気にしなきゃいいっていう思考回路になっていくんですね。

育代さんが動画でおっしゃっていましたが、私も「幸せになりたい!」とは思っていたのに、では「自分がどう感じているときが幸せか? 自分をどう扱うと幸せか?」というふうなことはちっともわかりませんでした。今となってはそりゃそうだって思います。だって、やんなきゃいけないことで忙しかったですから。しかも、今思えば、幸せさえ何かをやって対価として得るものってどこかで勘違いしていたような気がしなくもありません。

幸せは気づくものだよ、感じるものだよ、っていうことは頭では理解していました。けど、「気づくために、感じるために、何をすればいいの?(=何を私はやり足りていないの?)」ってやっぱりどこかにある正解を探していたんじゃないかと、今は思います。

Doing Goodが悪いと私は思いません。そもそもFeelingを大事にしたら、そのFeelingに基づいて何か行動しなきゃいけないってことはあるので。

でも、Doingってそのためにあるというか。まず自分のFeelingがあって、それに基づいて自分を表現するためにDoingがある、そう今は思うようになりました。

だから、自分のFeelingとつながりを取り戻すのは、自分らしく生きる第一歩なんじゃないかな、と。

Feelingとつながるのは習慣みたいなものなので、今は全然対話できている気がしなくても、積み重ねればいつのまにか自然に対話できるようになります。

あと、ヨガやピラティスやなんらか、身体感覚と向き合うようなものも自分のFeelingとのつながりを強固にするんじゃないかなと私は感じておりまして(身体を通すと自分の状態や気持ちに気づきやすくなるから)、ヨガを大手を振って教えられるようになる日を楽しみに、地道にティーチャートレーニングに勤しんでいる最近です。

育代さんのインタビューはまだ続くので、次回もぜひお楽しみに。