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その反応の奥にある感情は?信念は?

若い頃、わたしは、デートで「どこに行きたい?」と聞かれると、「どこでもいいよ♡」と答える女の子でした。

自分では本当にどこでもいいと思っていたんです。いや、言い直しましょう。「どこでもいいと思っている」と思い込んでいただけでした。

その証拠に、相手が連れて行ってくれた場所がイマイチだと、「この人とは趣味が合わなさそう」「この人はわたしの好みをわかっていない」とジャッジしてました。つまり、本当にはどこでもよくなかったわけです。

だけど、じゃあ、どこに行きたいかって言われるとやっぱりわからなかった…。

今では、この時の心理?意識?のカラクリがよーくわかります。

わたしは自分の喜びというのを抑圧していたのです(そうと知らずして)。

なぜ抑圧しちゃったか? その理由はきっと一つじゃありません。

例えば、小さい頃にやりたいと思ったことをやりたいと口にしたら、親や先生に「ダメだ」と言われた経験、きっと誰もがあると思うんです。それって、親や先生からすると「危険だから」というようなちゃんとした理由があったはずなのですが、それを知らされなかった子どもは「好きなことをやっちゃダメなんだ」というふうに捻じ曲げて受け取ることがあるんですよね。

それが信念として自分の中に植え付けられると、成長しても「好きなことはやっちゃダメなんだ」という信念通りの経験を積み重ねることになります。仕事というのはお金をもらうものだから嫌なことでも我慢してやらなきゃいけない、という考えも、大元は、好きなことはやっちゃダメという信念から派生している場合が多い気がしています。

いずれにしても好きなことはやれないという現実の中にいるので、好きと感じるだけ損というか、感じたところでどうしようもないじゃんってなって、やがて自分の好きがよくわからなくなるという事態に陥ります。若い頃のわたしはまさにそれでした。

振り返ると、自分の好きが何かさえわかっていなかったのに、人(特に恋愛での男性を相手に出る)に対して「わたしの好きをわかってほしい」という姿勢だったのは、今考えると本当に青くて、幼稚で、そりゃ、望むような関係性は構築できなかったよな、と思います。

嫌だ、という感覚もまた然りで、何も伝えずに「わたしが嫌だってことをわかってほしい」というのはやっぱり無理があるって思います。相手は他人だからただ「嫌だ」と言うだけでなく、その出来事のどういう部分が自分を嫌な気持ちにさせるのかを伝えられないとやっぱり伝わらないだろうな、とも。

そのためにはまず自分が自分のことをよく知る必要があるんですよね。自分が何のどんな部分を好きと感じるのか。自分が何のどんな部分を嫌と感じるのか。自分でわかっていなければ、それを他人に伝えることは難しいから。

そんないず美ちゃんのお話が、Spirit of a Womanの最新のYouTube動画です。

筋肉反射テストというのは、Integrated Healingでも使うキネシオロジーのテクニックなのですが、Spirit of a Womanではいず美ちゃんを講師に、その使い方を教えるワークショップを先日、東京で開催しました。

何か出来事が起きたとき、パッと出てくる反応も感情といえるかもしれませんが、その反応を引き起こしている奥には隠れた、押し殺した感情があったりして、さらにその奥には自分でも気づいていなかった信念(先にわたしが例にあげた「好きなことはやれないもの」みたいな考え)があったりします。

そこに気づくと、「さて、どうしたいか?」を自分に問うことができて、自分自身の反応に自分が振り回される時間が減ってきます。

奥深くにある感情や信念に気づくのに筋肉反射テストだけが唯一無二のツールではないけれど、わたし自身は筋肉反射テストを使えるようになったおかげで自分との対話がよりスムーズに、そしていい意味で気軽に楽しくできるようになったので、学んでよかったと心から思っています。

何のこっちゃ!?という方、ぜひ動画をご覧になってください(それでも何のこっちゃ!? かもですが…)。

Spirit of a Womanでは今後も筋肉反射テストのクラスのほか、いろいろな講座を予定しています。ご案内できるときがきたらここでもお知らせしますね。Spirit of a WomanのSNSもフォローしておいていただけるとより確実です!

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