雑念のあやつり方

今日は少し前にいただいたご相談への回答です。

瞑想の最中にふとやらなければならない用事などを思い出してしまって、瞑想を中断してしまいます。これも雑念なのでしょうか。

受講者様の質問より許可を得て掲載しています。

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はい、そうですね、雑念ですか？と聞かれればそれは雑念ですけど、心配しなくていいですよ。

私もあります。
あ、お醤油買うの忘れてた
メールの返信してなかった！
あの支払い何日だっけ？など。

ふと思い出すというのは、脳の中で記憶を引き出す部分の働きが正常化したと考えられますので、むしろ好ましい効果です。

日常の慌ただしさに振り回されて、やらなければならないことをうっかり忘れていることは、ありますよね。

それは自分の処理能力を超えている情報を処理しようとしているから。

瞑想することで入ってくる情報を極限まで減らすことで、処理しきれなかった情報が処理されている状態かと思います。

そこまではとっても上手くいっていますよ、大丈夫。

あともう一歩です。

それは瞑想を中断して、今すぐやらなきゃならないのかな？って考えてみてください。

瞑想の後、5分か10分後でもいいんじゃない？

忙しいと、つい気づいたらパパっとやってしまいたくなるかもしれませんが、少し落ち着いて。

緊急のことでない限り、10分後でも十分間に合いますから、瞑想終わってからやるようにしてみてくださいね。

少しの時間落ち着いてから実行することで慌てることなく落ち着いて行動できますから、自分でも穏やかな気持ちで丁寧に行えます。

お醤油の例でいえば、買いに走るのも一つの方法ですが、誰か家族に頼めるかもしれないし、私ならほかの材料はあるんだから、お醤油を使わないメニューにしようかな、と考えます。

メールも即レスしたいですけど、早い返事と雑な返事は違います。

焦ると伝わりにくかったり、何か言葉に配慮が足りなかったりしますから、送る前に読み返す冷静さが生まれ、確実な返事ができます。

それからお金のことは慌てるとろくなことがありませんよね。

そして、慌てて支払うと、お金が出ていった、失ったような気がしますが、同じ支払いをするにもよく確認して、丁寧にすると、不思議なもので安心感や感謝が湧いてきたりします。

お金と交換で得たものを大事にしたくなったり、受けたサービスを提供している人の労働をありがたいなと感じることができたりします。

その感覚的なものは瞑想の最中に感じるものではなく、普段の日常に戻った時に感じることですから、持続的な効果です。

瞑想は特効薬ではなく、漢方薬のようにじわじわ効いてくるものです。

本当に価値ある効果はこちらの方ですよ。

日常が少しずつ瞑想的になっていく、人間関係に変化が現れたり、物事を感じる感覚が変わっていきます。

その積み重ねで、人生がきっと好ましい方向へ動いていきますよ。

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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。
Satokoでした。ナマステ。

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