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大人の絵画教室仙台~余韻~


午後1時過ぎ、
「なにする~?なにしたい?」
という井出さんの呼びかけでワークショップが始まりました。

実は、その日その時まで、具体的に何をやるかはきっちりは決まっていなくて、井出さんが色々なことをできる用意をしてきてくださっていました。

なので、参加者同士(主催者の私も)「今日は何するんでしょうね?」と話し合っていました。

「なにする~?なにしたい?」と言われて、こんなにわくわくしたのはいったいいつぶりでしょう?初めて?とにかく近年では珍しい感覚でした。

会場は、私が高校を卒業してから通っていた会津若松の短大で出会った同級生であり、20数年?来の友人の家を借りました。

地域の人にも開放しようとしていてちょうどリフォームが終わったところ。私も長年に渡り何度も泊まらせてもらっているおうちです。(個人的に天王星バイブス強めだと思う家)

(あと、私は状況によってはものすごく緊張したり、なかなか人に心を開けなかったりしてしまうのですが、この日は井出さんマジック?か参加者のみなさんのやわらかくあたたかい雰囲気のおかげか、全く緊張せず朝から晩まで終始楽しい気分のままでした。→井出さんは人に緊張させない天才だと思います。稀有で雅なお方・・・笑)


それぞれの場所に分かれて(大まかに三つくらいのグループが出来ていた)作業が始まりました。(ざっくりと縁側、リビング、台所みたいな感じで)

何しようかな、何描こうかな、と考える時間。
他の人が何しているのか見たり聞いたりする時間。
黙々と作業に取り組む時間。
井出さんが他の人に声を掛けているのを密かに耳を大きくして聴く時間。(→毎度すごく深いことを言っていて、できることなら分身して井出さんの後ろをついて歩いて言葉を全てメモしたかった)

どれもとても味わい深い贅沢な時間でした。

楽しくて尚且つ学びが深い。
これって学びの神髄じゃないでしょうか????

その空間には全国各地から集まった人たちと、仙台から集まった人たちと、もうすぐ2歳になる子どもと、そして友人の犬(わけあって沖縄からきた保護犬)がチラリと顔を出すなど、かなり面白いメンバー構成になっていたような気がします。

また、会場が民家(しかも友人宅)というのがリラックスできて私にとってはありがたかったです。

時間が進むにつれて、これは4時間では足りないな、ということを悟りました。

出来ることならずーっとやっていたい。。。

それが無理ならせめて定期的に。。。


私は本当に忘れっぽいので、井出さんと参加者さんのやりとりで「深いなー」と思った言葉もすぐに忘れてしまいます。

ただ、あの日のあの場の空気感、は体感としてしっかり残っています。しかもありがたいことに作品も残っている。

初め10人は多いな、と思ったのですが、(私は人数が多い集まりが苦手)終わってみて、10人の意味が分かった気がしました。

10人それぞれの世界に触れられたことが、とても深い味わいに。

参加者の方々とやりとりをさせていただいていて、皆さん口々に「余韻に浸っている」とお話しされていました。

かくいう私も未だに右手の親指の爪に薄いミントグリーンの絵の具がついていて、それを見る度楽しかった記憶、濃い空気感がよみがえり、余韻に浸っております。

このワークショップは私の中にある、何かを刺激したようで、翌朝ものすごく良い気分で目が覚めました。その感覚は一過性のものではないような気がしています。

今回仙台に来てくださった講師の井出武尊さん初め、遠くからお集まりくださった参加者の皆さん、仙台から集まってくださった皆さん、場所を貸してくれた友人とご家族、みなさんに感謝の気持ちを込めて。




朝起きると絵があるしあわせ

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