【読書レビュー】塞王の楯 著者:今村翔吾
やっと読めた「塞王の楯」
以前に読了した「じんかん」が大変面白く、良い作家さんだなと思っていたところ、本作品が直木賞を受賞。
それ以来ずっとこの作品を読みたいと思っていたが、何しろ500頁を超える大作のためなかなか時間が取れず、今のタイミングとなってしまった。
あらすじ歴史小説の中でも珍しく職人が主人公の本作。
幼い頃、落城により家族を失った穴太衆の匡介は「絶対に破られない石垣」を作れば世の中から戦いをなくせると考えていた。
一方、戦で父を失った国友衆の彦九郎は「どんな城で