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体験することで理解が深まる

昨日は、北九州市民カレッジ「地域力アップセミナー」の第3回。
午後の講師は福岡テンジン大学学長の岩永真一さんで、「対話のある場のつくり方~ファシリテーション入門~」がテーマのワークショップだった。

岩永先生の講座は、いつもワーク中心。
話を聞くだけでは学習した内容は定着しづらく、話し合ったり体験したことを通じて自分で考えて言葉にすることで、理解が深まるし学習効果が高まりやすくなる。
特に、言葉にすることで次に誰かに説明しやすくなるし、説明することが覚えるのに一番いいとのこと。

確かに、人に説明しようと思うと、あいまいにしている部分をしっかり整理しないといけないし、そうやって考えたり言葉にするから、自分の中に定着していくというのはよくわかる。

講座では、「みんなが意見を言いやすい場には何があるか」を考えていった。
まずは1人で考えて、思いついたことを1つずつふせんに書いていって、それを順番に模造紙に貼りながらグループで共有して、似たものをグループ分けしてテーマをつけていく。
さらにその中で自分のベスト3に☆印をつける。

このワークの後に、場には波・流れがある、ということを説明してくれた。
1.要素分解・拡散
2.可視化・関連づけ
3.組み合わせ・再構築
4.結論・まとめ

ワークはこの流れを体験するためのもの。
体験した後に説明されたことで、ちょっと言葉が難しくても、そういうことか、と理解しやすいみたいだった。

難しいことを難しく説明するよりも、みんながわかるように伝える力が大事だなと思う。

昨年の講座で聞いた、ダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」についても、もれなくお話していた。
関係づくりから始めることが大事だなと改めて思う。


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