環柳絵馬図
今日はお茶のお稽古。
そして初午ということで、お軸は「環柳絵馬図」だった。
環っかに結んだ柳と、馬の絵が描かれた絵馬のお軸。
先生は、「初午だから」と、いつもこの時期に掛けられる。
私は神社とかにご縁のない生活を送ってきたので、最初に聞いた時は、初午って何?という感じだった。
調べてみたら、稲荷神社のお祭りで、その年の豊作を願って参拝するんだそう。
季節の移ろいを大事にしながら、日本の文化は培われてきたんだなぁと思う。
駒の絵柄の江戸小紋を持っているので、初午の時期に着ようと思っていたら、お稽古日がちょうど初午だったから、今日はそれを着ていった。
着物は親戚のおばさんにもらった反物を、以前仕立ててもらったもので、帯はいただきもの。
今日はお炭のお稽古をして、とってもいい感じに火が熾って、最後までよくもったので嬉しかった。
お稽古に行く前は、ちょっとモヤモヤというか、何だか気持ちがざわざわする感じがあったんだけど、お茶は常に平常心。
お稽古には気持ちを切り替えて臨みたいと思いながら向かったら、先生のお宅に着いた瞬間に、そんな気持ちの乱れはなくなって、自然に切り替えることができたし、すっかり忘れてお稽古を楽しむことができた。
私の人生にお茶があって良かったと、つくづく思う。
トップの写真は、先生のお宅に咲いている薩摩紅梅。
天気も良くて、青空に濃いピンクが映えて美しかった。