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27歳の記録 上

私は平成7年生まれの27歳です。
これまでの私は、いつでも好きなことに没頭し、“今が楽しければ一番!!“という感覚で生きてきました。
学生時代音楽に出会い、高校は軽音楽部でバンドを組み、大学時代はアコースティックギターの弾き語りを趣味で続けつつ、アルバイトや大学の課題をこなす日々を過ごしていました。
そのため、大学受験も就職活動も今の生活がベースで、可もなく不可もない環境を求めていたので、学歴社会や階級社会とは程遠い思考の中で生きていました。
そんな私に、苦言を呈するでもなく、“好きなことをやりなさい”と、見守ってくれていた両親には本当に感謝しているし、これからも一生大切にするつもりです。

前置きが長くなりましたが、そんな私が27歳になった2022年、人生が大きく変化した気がしました。
あっという間に過ぎてしまった2022年、どうしても忘れたくないと思って2023年の1月に、少しづつ文字にすることにしました。

2022冬


これまで私は、割と好きになりそうな人と付き合えてきた。
しかし、2022年の冬、付き合って半年くらいの恋人に人生で初めて振られた。
付き合っている最中もお互いの価値観の噛み合わなさや、温度差を感じていたので、予感はしていたが、26歳の冬にまさか振られるという予想はしていなかったし、この年にしてひとりになることに恐怖を感じた。
そこから少しづつ私の変化が始まった。

まず、孤独感を埋めるためにマッチングアプリを始めた。
そしてトントン拍子に一ヶ月後に彼氏ができた。
とても優しくて趣味が合う人だったので、出会った時から“この人で良いや“という少し熱しきらない感情を持ちながらも、将来のイメージをするようになった。
そんな日々の中、やはり心のどこかで“人生で初めて恋人に振られた“という消化しきれない感情が渦巻いていた。
何がそこまで心に引っかかるのかと考え始めた時、私はこれまで自分自身に自信がなく、常に誰かといる自分に安心感を感じて生きてきたと思った。
都合よくそんな私を求めてくれた人がいたから何も感じずここまできてしまったが、そんな自分が誰かに必要とされなくなった時、どうして良いかわからない不安感や恐怖を感じたではないか。
これからは自立し、自己と他者を切り離して愛せるようになりたいと思った。

そこでまず、マッチングアプリのプロフィール欄を作成している時に、じわじわ感じるようになり、新しい彼氏と付き合い初めてから顕著に意識するようになった“学歴社会“や“階級社会“に対するコンプレックスと向き合ってみようと思った。
これまでは自分の好きなコミュニティで同じような価値観の人たちに囲まれて生きてきたので、全く意識することのなかったことが、マッチングアプリを通して、全く異なる世界で生きてきた人から肩書きでだけで捉えられる感覚を実感し、とても強く意識するようになっていた。


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