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シングルタスクは人生を変える(子育て編)

前回、シングルタスク(仕事編)の記事で、
マルチタスクではなく、シングルタスク(1点集中術)で、仕事の効率を上げるという内容を書きました。

今回は子育てにおけるシングルタスクの大切さ、私が感じたことを書きます。

読んだ本はこちらです。

前回の記事はこちらです。

子育てのイライラは、シングルタスクで減らせるのでは?

子育てをしていると、目の前の子供の姿をありのまま受け入れることの難しさを痛感します。

目の前で起こっている出来事はシンプルなのに、
余計なことを考えて、自分で勝手にイライラしてしまうことが多いように思います。

例えば、子供が片付けをしない時。
ただ「片付けない」という事実だけがありますが、つい色々なことを妄想してしまいます。

・未来に対する不安

片付けもしないし、朝の準備も自分で出来ない。
この子はこのまま大人になって大丈夫なんだろうか?

でもそんなことを今気にしてもしょうがないです。

・過去からの不満の積み重ね

この間も同じこと言ったのに!
何回言ったらわかってくれるんだろう

思い出すと、イライラが膨らむだけで良い方向に繋がることはありません。

未来に対する不安、過去からの不満の積み重ね。
どちらも「今、ここにいること」「今、目の前のことに集中すること」が出来ていないからだと気付きました。

◻️子供が将来どうなるか?
他人である親が決められるわけありません。
◻️今まで出来ていないからといって、これからもずっと変わらないのか?
そんなことはわかりません。

不安や焦り、イライラにつながるだけで良いことはないんですよね。

自分が出来ることは、やって欲しいならやる気を促す、やり方を工夫することくらいで、無理矢理やらせることではありません。

他人はコントロール出来ません。

ただ、わかっていても、これらの妄想は頭にフッと湧いてきます。

考えないようにするというのは無理なので、
これらの妄想を受け止めて、流す。

そして、それは気にすることではないということを自覚し、また今に集中する。ということを繰り返していくしかないのかなと思いました。

シングルタスクで子供と信頼関係を築く

本書では、職場で部下が上司に相談するというシチュエーションで、2パターンの上司が例に出されていました。

1人目は、話を聞きながらマルチタスクをしようとしている上司。

デスクを整理したり、メッセージに手早く返信したり、クライアントとのプレゼンの準備をしたりしながら話を聞いている。

2人目は話を聞いているあいだ、ずっとアイコンタクトを続け、話の内容についてよく思案する。そして、相手の話に完全に集中する。

どちらの上司が部下の信頼を得られるかは明らかですよね。

そして、これは親と子供の関係でも、全く同じだと思いました。

以前、幼稚園の先生に「子供と接する時、数分間でもいいから100%向き合う時間を作って欲しい」と言われたことと、完全に繋がりました。

スマホをいじりながら、子供の話に適当に返事したり、
子供の相手をしながら片耳にAirPods付けて、YouTubeで動画の音声聴こうとしたり…。

やることが多くて、つい同時進行で色々やろうとしてしまい、まさにマルチタスクを試みようとすることもありました。

でも結局どちらも身に入らず、時間が無駄になってしまった感覚で、充実感も子供からの信頼も得られないので、いいことないんですよね。

たった5分でもよそ見をせず、話に集中してくれるほうが、長時間、ほかの作業をしながら話を聞かれるよりもよほどいい

ほんと、その通りだよな〜と思いました。

シングルタスクは時間を大切に扱っている感覚が得られる

シングルタスクを心がけると、時間を大切に扱っている感覚が生まれ、日々の満足、充実感に繋がります。

四六時中子供だけ!や、常に一点集中!はさすがに無理ですが、「決めた時間はやり切る」と決める。

たった数分でもマルチタスクの誘惑に惑わされず、やり切ると、達成感があり、機嫌が良くなります。

子育てに達成感ってなんだという話ですが、
結局自分の気分を良くすることが、
子育てにおいて最も大切なんじゃないか
と私は思うんです。

自分を犠牲にして、子供、家族に尽くすのも尊い事かもしれませんが、
自分の人生を充実させて気分を良くすることで、
家族に対して優しく接することもできると思います。

結果的に家族がみんなハッピーになると思います。

心のコップから溢れた分しか、相手を幸せにすることは出来ません。

そのための方法論として、シングルタスクはめちゃくちゃ重要だなと感じました。

私もまだまだですが、仕事、子育て、日々生活していく上で、最も大切にしたい考え方の一つになりました。

こんな本が1500円もしないで読めるなんて、ほんとありがたい時代です。
感謝感謝🙏

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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