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シングルタスクは人生を変える(仕事編)


最近の私は、毎日毎日仕事、家事、育児…やることが多すぎて、「このままで良いのかな」という焦りとモヤモヤが常にあるような状態でした。

特に仕事でやらなきゃいけないことや、
分からないことが次々と出てきて、
家事をしている時、夜寝る前、朝起きた時も真っ先に仕事のことが頭に浮かぶような状態で、
全く休まっていませんでした。

そんな中、たまたまシングルタスクの本を見つけ、
私に足りないのはこれだ!と確信し、
一気に読み進めました。
読んだのはこちらです。

モヤモヤが完全になくなりはしませんが、
1週間ほど実践してみて効果を感じている
ので、
今日はそのことを書こうと思います。

シングルタスク、マルチタスクとは

そもそもシングルタスク、マルチタスクって何って話ですが、まず本書ではシングルタスクは以下のように定義されています。

シングルタスクとは、
「『いまここ』にいること」
「一度に1つの作業に没頭すること」

を意味する。

その通り、という感じですよね。

一方、マルチタスクって何なのか。
スマホのアプリが複数立ち上がっているように、
同時に複数の作業をこなすようなイメージでしたが、違います。

マルチタスクは不可能であり、
一般に「マルチタスク」と考えられている行為は「タスク・スイッチング」にすぎない。

そもそも「マルチタスク」は単にタスクをこまめにスイッチしているだけなんです。

マルチタスク(タスクスイッチング)は効率が悪い

タスクからタスクへとせわしなく、
注意を向ける先を無益に変えているだけだ。

タスクの切り替えには0・1秒もかからないため、当人はその遅れに気づかない。

これはご存知の方も多いかもしれませんが、
マルチタスクをしていると各作業の効率は落ちます。
タスクをスイッチする度に注意力を必要とするため、脳はどんどん疲弊していきます。

結局一点集中で、一つずつタスクをこなしていくのが最も効率が良いのです。

この本を読む前の私はマルチタスカーそのものだったと気付きました。

◾️仕事中のメールは気付いたらすぐに確認
◾️移動中や信号待ち、ちょっとした隙間でスマホを見る
◾️一つの作業をしている時に、他のことが気になり、違うことに手をつけてしまう
◾️googleを開いた瞬間、何を調べようとしていたか思い出せなくなる

やることは多くて、たくさん働いたはずなのに
なぜか充実感はなく、
むしろ焦りが募っていくばかりだったのは、
「いまここに集中する」「一つの作業に専念する」ことが出来ていなかったためだと気付きました。

本を読んで実践したこと(仕事編)

本書では、シングルタスクを実践するための具体的な方法が紹介されています。
それを参考に自分で取り入れて実践しています。

もしやっていない方がいたら、集中する環境をつくるためにも是非取り入れてみて下さい!

・仕事中メールを確認するのは1日3回

新着メールは集中力を妨げます。
人は新しいタスクの方に目を向けたくなってしまうからです。

以前はメールが来る度に通知が来ていたので、メールを確認するタイミング以外は、メールのアプリを閉じるようにしました。

急ぎの場合はLINEや電話で連絡が来ますし、都度確認しなくても全く問題ありませんでした。
私の場合は朝仕事開始時、昼休憩後、仕事終わり30分前にしています。

・スマホは目に見えないところに置く

やはり、シングルタスクの1番の敵はスマホ!
仕事でLINEのやり取りをするので電源を切ることはできませんが、目に見えないところに置くだけでも効果があります。

存在をいかに忘れるかがポイントです。

これは朝活の時にもしていたのですが、日中も実行するようにしました。
通知音が鳴るだけで集中が途切れるので、LINE、着信以外の通知は全てオフにしました!

・決めた時間もしくはタスクが終わるまで他のことはやらない。

一つの作業をしていると、「そういえばあれもやらなきゃ」「あれってどうなったんだっけ?」と必ず違うことが頭をよぎります。

もし、1分以内に出来ることなら、すぐ処理してしまいます。メモを取り見直す時間がもったいないからです。

すぐ出来るか分からない場合、時間がかかりそうな場合は、紙にメモをしておいて、とりあえず頭から追い出します。
これをしないと、いつまでも頭の片隅に残って、今の作業に集中できなくなります。

実践して良かったこと

・仕事の達成感が段違い

今までは、色々作業しているはずなのに中途半端なことが多く、たくさん働いたはずなのに達成感がありませんでした。
でも一つずつの作業に集中することで「今日やったこと」が明確になり、仕事後の達成感が目に見えて上がりました。

・たまにゾーンに入る感覚がある

「一つの作業だけ集中する」というのが、最初はとても苦痛で、すぐ違うことが頭に浮かんだり、別のことをしたくなり落ち着きませんでした。

でも無理矢理元の作業に集中し続けていると、
ずーっと集中し続けられる状態(時間を忘れるような感覚)に入る時があります。

これが結構クセになるというか、
この感覚を味わうために、頭に浮かんでくる雑念やスマホに邪魔されたくないと感じるようになりました。

マルチタスクは、このゾーンに入る前にタスクをスイッチしてしまうので効率が悪くなり、
シングルタスクの方が生産性が高いということがよくわかりました。

・訳の分からない焦り、イライラが減って機嫌が良くなる

常に、「あれやらなきゃこれやらなきゃ」と焦ったり「終わらなかったらどうしよう」など未来のことを心配して落ち着かない状態だったのでした。

シングルタスクで「一つずつこなしていくしかない」「今できることをやる」と「今」を意識することで、未来に対する不安やイライラが減りました。

また「集中を保てた自分」「違うタスクの誘惑に打ち勝った自分」に対して「私頑張ったわ!」と自己肯定感が上がり、気分も良くなりました。

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今回は仕事に関することを書きましたが、
シングルタスクは子育てでも重要だと感じました。
そちらは別の記事で書こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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