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DXは最初の90日で成否が決まる【事業コンサルと一緒に読むDXニュース(2/5回)】

■ この記事について

今回もDX関連のニュースの中から「事業を成功させるために、今日から活かせる学び」を抽出します。みなさまも私と一緒に、学び・事業に活かして行ってください。↓筆者がどんな活動をしているかはこちらをご参考になさってください。

■ まずはニュースを3点要約

話題の「DX」で成果が出せる5%の企業とその他9割の決定的な違い

<要約>
・DXが期待通りの成果をあげている企業はたった5%であり、大多数がつまずく理由は「適切な問題設定」ができていないことである

・道のりの長いDXだからこそ初動が重要で、どれほど大規模なプロジェクトであっても「最初の90日間で何をするか」によって成否が分かれる

・最初の90日で「適切な中間目標」を設定が重要であり、解決すべき大きな問題を分解し、芯を食った課題設定ができれば、デジタルに弱い会社であってもDXで成果が出せる

■ この記事から学ぶべきこと

・「短期間」で「計測可能」であることの重要性

DXソリューションを提供し累計取引企業500社のKaizen Platform社による事業改善ワークショップでは、戦略の階段の1段目として「90日以内に結果がわかること」を推奨しているとのこと。この「短期間で結果を出すこと」また「成果が計測可能であること」はDXのみならず事業全般において重要です。

人間のモチベーションは長期に持続しません。小さくても成功体験を積み重ねることで、大きな改善に向かって長い道のりを歩くことができます。

また私自身は、これまで多くの新規事業に関わってきたのですが、「本当に課題を解決できていると、初動が違う」という経験則があります。「今ひとつ利用者に響かないプロダクトが、じわじわと伸び大成功した」ということはありませんでした。

最終的に解決すべき課題に対して、重要な要因を解消する第一歩が踏めていれば、結果に現れます。それを判断するためには「成果の計測」が前提条件になります。

中長期的な施策において、計測はないがしろにされがちです。"ブランディング"のような施策は「なんとなくSNSで投稿される件数が増えたかもしれない」といったふわっとした計測で終わることも多々散見されます。しかし長年に渡るDXへの取り組みが、このふわっとした目標設定で進み続けたとき、巨額の投資と、期待はずれの成果だけが残るでしょう。

■ 今日の「疑問投げかけ」

・あなたの解決したい大きな課題は何ですか?

・そのために、まず短期間で達成すべき目標は設定できていますか?

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