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親孝行とは

親孝行。

みなさんは、どんな親孝行をしていますか。

何をすることが、親孝行だと思いますか?

親が喜ぶこと

きっと、そう答える人が多いかもしれません。

私も学生の頃は

親の意見を重視したり、評価を気にしていましたし、

親孝行しなさい!とも言われてきました。


この前、久しぶりに会った友人が


わたしはこれからの人生、親孝行していくことに決めた、と言いました。


よくよく聞いてみると、お父様とウマが合わず

最期まですれ違いのまま、


言葉をかわすこと無く他界されたそうです。


棺には、お父様愛用の帽子と共に

家族写真が添えられていた。

そして、その写真に
彼女の姿はありませんでした。

最後に行った家族旅行の写真だったそうですが

何回誘われても断っていたそうです。

それで彼女は、もうこんなに辛い思いはしたくないから

お母さんを大切にすることだけに生きる、と言っていました。


自分の夢は、もういい
お父さんの分まで、お母さんに寄り添いたい。

そう、熱く語ってくれました。

彼女なりに、悩んで出した結果なので

それは彼女の道だからいいのですが

わたしは釈然としない気持ちのまま

家路に着きました。

なぜなら、彼女には、夢があったから。

やりたいことがあったのに

それをすべて諦めて、親孝行すると

決めたのです。

それでいいんだ、と自分に言い聞かせたような声でした。

彼女が納得いっているのなら、何も言えないけれど

わたしが彼女の親だったなら、複雑です。

娘には、思い切り自分の人生を生きてほしい。

親のために、我慢なんて、させたくない。

本当の親孝行ってなんでしょう。

親が喜ぶことって、なんだろう。

わたしには、

それは、こども自身の幸せだと思うのです。

親孝行って、親の人生をどうこうするものじゃない。
自分の人生を走り切ることなのではないでしょうか。

親からもらったバトンを

親に返す必要はない。

それは、自分を輝かせるための

バトンだと、思うのです。








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