心理カウンセリングを受けることを躊躇っていらっしゃるあなたに向けて。:「ガチ思考」派だった私が「感じる心」を取り戻すまで その2
こんばんは。
ブーケアーティストの咲凜(えみり)さとです。
昨日、こちらのブログを綴りました。
綴っている中で、過去の私が「感じること」を封印し続けていたことを思い出しました。
そんな過去の私が、感じる心をどう取り戻していったのか、シリーズで綴ることにしました。今日は、その2です。
心理カウンセリングを受けることを躊躇っていらっしゃるあなたに向けて綴ります。
心理カウンセリングを継続することへの、私なりの意義を綴ります。
初めまして。
ブーケアーティストの咲凜(えみり)さとです。
もしかすると、私の発信をご覧いただいて存じてくださっているかもしれませんね。いつもご覧いただき、心からありがとうございます。
私は、自分自身の感情やエネルギーを抑え込んで育ってきました。幼少期の一時期、暴力で押さえ込まれる時代を過ごしました。
その時に身につけた生き方「呪い」をずっと握りしめて、20〜30代を生きてきました。
抑圧しつづけてきた時代
私は、幼い頃から、抑え込んでは感情を爆発させてを繰り返し続けてきました。
大人になってからも、親や彼氏が手をつけられないくらい大暴れしていた時代もあります。壁に穴を開けたり、ものを壊したり相当荒れた時代もありました。
恋愛相手に対して、「圧倒される感情」が噴出する自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。自分を責め続ける日々でした。
20後半、大失恋をきっかけに、自分を痛めつける恋愛にのめり込んでいきます。
強固な呪い(信念)
私は、幼い時から、こんな信念(呪い)を持ち続けていました。
私は、ダメな人間だから。
感情は、恐ろしいもの。感じてはいけない。
怒ってはいけない。人を傷つけるから。
私は、我慢しなければいけない。
私は、周囲に合わさなければいけない。
私は、人に気持ちを伝えてはいけない。相手を傷つけるから。
私は、人を頼ってはいけない。私は迷惑な存在だから。
私は、自分で何もかもをしなければいけない。
私は、誰からも助けてもらえない。
私は、誰からも理解されない。
恋愛をぶち壊すたびに、もう2度と恋愛なんかしない!と頑なに誓いました。
喉元過ぎればなんとやら。次こそは大丈夫!と言い聞かせて、また同じ失敗を何度も何度も繰り返す連続でした。
こんな風にして、20代・30代を過ごしました。
心理カウンセリングと出会って
心理学に長く触れて、心理カウンセラーとして学び続けてる今の私だからこそ、過去の私の心理を理解できる部分も大きいです。
むしろ、過去の私を理解するために、私自身を知っていくために、私は心理学にのめり込み続けてきました。
自分自身のエネルギーが大きすぎて、そのエネルギーが恐ろしくて仕方がなったということ。
そのエネルギーの矛先を自分自身に向けて、自分を傷つける方向に使い続けていたということを。
先祖代々から受け継いだ罪悪感が、私を自らの幸せから遠ざけていたということ。
過去の私は、繰り返し続ける問題から抜け出そうと、必死にもがき続けました。
30歳の時に、初めて心理カウンセリングに駆け込みました。そこから今も、心理カウンセリングを継続し続けています。
15年以上も前の時は、心理カウンセリングを受けることは恥ずかしいもの・隠さなければならないものといった風潮が大きかった時代です。
今でもこの風潮はあるのかもしれません。
15年近く心理カウンセリングを活用し続けていく中での私の変化
30代の頃から、私は、心理カウンセラーさんとのやりとりを通して、自分自身の育て直しを継続し続けています。
心理カウンセリングに通い始めた頃の私は、こんなことを身につけ始めました。
感情に少しづつ触れていくこと。
蓋をしつづけてきたトラウマの痛みを少しづつ癒していくこと。
抑圧を少しづつ解いていくこと。
自分を痛みつけていることを自覚していくこと。
我慢していることを自覚していくこと。
幼い頃身につけた思考の癖(信念)に気づいていくこと。
自分の本音に少しづつ気づいていくこと。
直感に気づいていくこと。
コミュニケーションのやりとりを進めていくいこと。
「責められる」という頑なな思い込みを少しづつ解いていくこと。
「楽しい」「楽しむ」という感覚を取り戻していくこと。
自分に喜びを与えることを少しづつ許していくこと。
当時の私は、同じところをぐるぐるぐるぐる、螺旋階段を何の進歩もないまま回りつづけている感覚になっていました。
絶望を感じる時も、心理カウンセラーさんは、私を見放すことなく寄り添いつづけてくださいました。
心理カウンセラさんーとのやりとりを通して、私は、少しづつ幼少期に身につけた強固な「呪い」を外していきました。
その歩みは、薄皮を一枚一枚剥ぐようにとてもゆっくりなものでした。
私は、少しずつ感情を扱えるようになり、「感じる心」をゆっくりと取り戻し始めました。
41 歳の時に、私の身に「死」に直面する出来事が降ってきました。膵臓の出来物が、悪性診断を受けたのです。
それを切欠に、私は、「今」を「生きる」ことを渇望し始めます。
その当時も、心理カウンセラーさんは、私に寄り添いつづけてくださいました。不安な気持ちも恐怖心も、彼女に吐き出した時もあります。
手術入院の最中、心理カウンセラーさんとのやり取りが途絶えた時期もあります。私は、彼女に再会することを一つの支えにして闘病を続けました。
退院直後、ふらふらになりながら彼女の元を訪れました。その時の再会の喜びと安堵感は、今もはっきりと覚えています。
心理カウンセリングの効能
人は、様々な問題に直面します。
状況を良くしようと足掻いて必死になる時もあります。状況は、急激な変化が起きる時もあれば、硬直状態の時もあります。
新たなステージに立って、戸惑いや怖さ・不安を抱えていらっしゃるケースもあるでしょう。
あなたご自身がリーダーとなって、率先して先頭に立ち、前に進んでいかなければならい状況かもしれません。
そんな時こそ、人生の帆走者として道標的存在として、心理カウンセリングを活用していただきたいです。
心理カウンセリングの場は、表の世界では言えないことも吐き出せる安全な場所です。気持ちを吐き出すだけで、凄く心が軽くなっていきます。
私自身、クライアント様と接する中で、その表情が明るく変化される瞬間が何よりもの喜びです。
あなたが過去に築けなかった「信頼関係」「安心感」「喜び」「安全」な気持ちを、心理カウンセラーとの人間関係を通して築いていくことができます。
心理カウンセラーとの間で人間関係の練習をして、成功体験を築いていけるならば、それは外の人間関係でも確実に活かしていけます。
心理カウンセリングを受けていても、人間関係での失敗は、相変わらず起きるでしょう。
人生は、行きつ戻りつ、じっくりと時間をかけて進んでいくものだと私は捉えています。
大きな長い目で見ると、失敗があるからこそより良い生き方につながるのだと私は思います。
どんな時でも、心理カウンセラーは、あなたの暗闇を照らし勇気と希望を与えてくれる存在にもなってくれるでしょう。
私にとっては、お世話になり続ける心理カウンセラーさんの存在は、このような存在です。
以上、私の実体験を元に、綴ってみました。
次回、私が花と出会い、花を通して感じる心をさらに大きく自由に羽ばたかさせていく過程を綴ってみたいと思います。
お読みいただきありがとうございます。
咲凜(えみり)さと
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