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経年美化とは?

「経年変化」

・・・年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。

この言葉は大きく分けて2つの意味を持っていると思います。

一つ目は

「経年劣化」

・・・新品が一番良い状態で、時間の経過とともに劣化していくもの。

二つ目は

「経年美化」

・・・新品も良い状態だが、時間の経過とともにさらに美しく変化していくもの。

現在建築の主流は「新建材」で、年数が経っても「劣化」という変化をするだけで「美化」という変化はしません。しかし古い住宅や伝統的な神社仏閣はどうでしょうか?工業的につくられた「木っぽいもの」ではなく、本物の「木」で建てられた建築物は永年の変化によって角が取れて丸みを帯び、艶が出て、深みのある色合いに変化していきます。日本の無垢材は経年による「美化」があります。

家の仕上材を全て「経年美化」していく無垢材や自然素材で作れればいいのですがなかなか高額になりがちです。
なので基準としては「普段身体が触れる部分」「取り替えることができない部分、取り替えることが難しい部分」に本物を使ったら良いのではないかと思います。
例えば床材を無垢のものにすることから考えてみてはいかがでしょうか?
日々の暮らしに無理のない範囲で本物の素材を使うことによってりその良さを体感する事が出来るかと思います。

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