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コミュニケーションデザイナーとして3年勤めた株式会社Kyashを退職しました

3年半程度勤めた株式会社Kyashを、5月で退職した。
いわゆる「退職エントリー」で自分の記録として書くけど誰かのキャリアやKyashに興味を持ってる方にとっての参考になれば思う☕

Kyashを通じて自分に起こった変化

受託で「制作」の期待に応えるデザイナーから、ジェネラリストな事業会社のインハウスデザイナーとしての動き方や視野に変わった。

とても満足してるし、人材として大きく成長したと実感してる。

入社前はフリーランスのWebデザイナーだった。
プレイヤーに軸足をおき、「Webサイトのデザイン」という観点から、企業や個人についての諸々のアプローチを考えていた。(まぁ依頼ありきなので当然だけど)

Kyashでは、コミュニケーションデザイナーとして、プロダクト、ブランド、市場、ユーザーへの理解のもと「伝える」という事象/行動において様々な関わり方をするようになった。

Webサイトなどの具体を作ったり、作らないけど小さいチームや企画を扇動したり、方向性を組み立ててたり。

「金融」「お金」という、古く高い壁や習慣が横たわる領域において、自分たちの存在や市況を念頭に置きながらアクションを考えるのはとても有意義だった。
広義のデザインがそういう課題を解決して導くと、責任感や可能性を感じてやっていた💯

やったこと

とはいえ、デザイナーとしてやはりドーン!とでかい花火ばかり打つわけでもなく、いわゆる地味なことの積み重ねであった🎇

  • Kyash Cardのフォトディレクション(旧)

    • Kyash Cardリリース当初(2019年)のキービジュアル撮影をディレクションした。

  • サービスサイトリニューアルのデザイン

    • Webデザインで一新。Webflowを導入しお知らせ更新Howtoなど講習。運用の計画まで。

  • いろんな機能のリリースのユーザコミュニケーションにおける制作や訴求の考案

    • もろもろにおいて粒度の異なる段階からプロジェクトに入り、訴求をロジカルに構築するなど

  • もろもろの改善施策の企画や制作

    • 既存アセットにおける体験上の課題発掘から計画・実施・まで

  • ブランドアセットのイラスト制作ディレクション

    • ブランドパーソナリティの言語化をもとにイラストにおける具体像の構想・クリエイターの方へのディレクション

  • 撮影時のお弁当の手配やサポート

  • コーヒーサブスク導入による社内コミュニケーションの活性化計画

    • オフィス移転後に大好きなコーヒーを囲み、社員同士の会話しやすそうな空気感の醸成。あとは自分が飲みたかった

困難だったこと

冒頭のように有意義にやっていたが、自分の立ち位置がわからなくなった時期がある。

ジェネラリスト的にボールを拾ったり、プロダクトやリリースを支える日々の中で、地道な動きに埋もれ近視眼的に自分の意義を小さく感じ、なんのために今ここにいるのか?がわからなくなった。

自分は何者か?コミュニケーションデザイナーとしての仕事はこれでいいのか?と整理して解決した。これでいいのだ〜

以降、このあとに入ってきた かなさんの面接時に話した(気がする)ので、大いにチームの役に立った📝(そして僕の転職に役立った)

なぜKyashを辞めたのか

「やれること」は、やったかなと思ったからだ。

「やりたいけどやれなかったこと」はあるけど、実行できるかは変数が多すぎる。なので、充分にやったという感覚がある☕

デザインチームも増え、僕の社歴も長くなり、どんどん楽しく働けるようになってる中で、コンフォートゾーンにいる感覚も同時にあった。
「そろそろ次の進化せな俺」というタイミングだった。
それには環境を変えることが、僕にとってはベストだと考えた☕*1

今後デザイナーとしてどう生きていくのか

今回の転職でわかったことがある。

「自分がデザイナーとして具体的にどうなりたいか」は全くわからない

ということ😮‍💨

フリーランスでWebデザイナーだったときはコンセプトや訴求の提案、デザイン、実装までもろもろやっていた。ゴリゴリ技術を磨いてスーパープレイヤーとなることが目標だった。しかし、

技術を磨くのは時間がいる
→磨いた技術を推し進めるのも技術を磨く必要がある
→磨くの多くね?
→体1つしかなくね?

と気づいたのは、フリーランスをはじめてしばらく経った頃だ。
つまり進まないとわからない😮‍💨

ということで、今も分からない。
ただデザインを/デザインで、物事を推し進めていく必要はあるので、そっちをやれそうなところに決めた。
ありがたいことに次も会社員としてプロダクトづくりに関わり社会貢献していこうと思う。

あとは自分のテーマである Working lilke playing  のように、楽しんで働きたいと思う。

Kyashデザインチームの宣伝

最後に宣伝しておこうと思う(誰かに広告料でビールを奢ってもらおう)

はっきり言ってKyashのデザインチームは、いま、最強である。
能力値の高さもさることながらチームとしての期待値も高く、CEOのデザインやUXに対する関心も強いので相乗効果は果てしない⚖

一緒になにかしたい、と思った人は是非コンタクトを取ってみてほしい。

さいごに

6月は有給休暇なので、インプットや趣味のコーヒーやキャンプ、筋トレ、散歩などに自由に時間を使おうと思う。

ぜひ良いデザインイベントがあったら教えてほしいし、オンライン/オフラインの雑談や飲み会でも気軽にDMしてくれると嬉しい📩

誘いたいけど心配だという人は僕のポートフォリオにパーソナリティ診断結果をまとめてるので是非見てみてほしい。



*1
補足すると、Kyash手を挙げればステージを変えるチャンスはある会社だと思ってる。退職を決めたときもそれを加味したうえで決めている。


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