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「デザイナーミッション」を決めて、いつでもブレないデザイナーになる話

※2021年11月に書かれた記事です。記事を移行したため内容が古くなっています


「○○デザイナー」として採用されても、なかなかそのタイトルどおりの仕事だけに限定されないのが業界の常というものです。

僕の場合はKyashにおいてアプリ以外のことは色々業務範囲で、関係者との立ち回りが明確になるときもあれば一定でないときも多いです。先も足元もぼやけてきて「自分は何者なのか…!?」と期待値や貢献の仕方がわからず、身動きが取れなくなるときがふとあります。

そこで自分の「デザイナーミッション」を定めてみました!
すると、自ずと何を求めて、何を解決するために頑張るべきかが可視化しました。

このnoteを参考に言語化して、当面のキャリアやデザイナーとしてのスタンスを見通してみませんか?

デザイナーと、ステークホルダーの関係を考えてみる

期待値、貢献、仕事…というのはだいたい「対 誰か」ですよね。
要するにそこで自分がどうするかわからなくなる、ということです。

なので
「デザイナーである自分 対 誰か」の、具体的なアウトプットをするための仕事上の関係性を考えてみます。

僕の場合はこんなところでしょうか。

その状況で自分の在りたい姿(デザイナーミッション)を書く

前項で挙げたそれぞれのケースに対して、自分がどうありたいか?を書きます。
日頃のスタンスなので、抽象的でありながら、なるべく実現可能なものにしてみます。

これは「if-thenプランニング」と言われる考え方です。XしたらYを決めておくだけで目標の達成率が3倍になるとも言われてます。*1

デザイナーミッションを達成するために、必要なこと(アクションリスト)を書く

デザイナーミッションが決まりました。

ミッションを実現するためにどんな情報が必要か、また、デザイナーとしてリードして定めたいことも書いてみましょう。
これ自体が、最初に取るべきアクションだったり、ヒアリングシート的な役割にもなりそうです。

状況はいつも違いますが、全部を凪のように柔軟にこなすのは正直ハードルが高いときもあります。
このように、何か決めておいて、検証を繰り返して改善することにしましょう。

完成。いつもブレないためのデザイナーミッションとアクションリスト

どうでしょう。自分で見てみて、ピンときてますか?

デザイナーミッションとアクションリストを決めておくことで、おおよその状況にあてはまるとき、自分が何をすべきかが整理されます。
作業を始めやすくなると同時に、すすめる上で「先にこれがあったらもっと具体的になったのに…!」という後戻りがなくなります。

Web制作でよくある「ヒアリングシート」との違いは、デザイナーミッション・アクションリストは「”自分が”チームの中でどうありたいか/振る舞うかを目標にしている」点です。

事務的なToDoではなく短期・中期的なあなたの仕事ぶり/デザイナーとしてのスタンスを作るためのものになります。

Markdownでも簡単にできちゃいます。ひとりでも、チームでもやってみてくださいね!


*1
if-then プランニングとは、Columbia Business Schoolのモチベーション・サイエンス・センター副所長を務める社会心理学者のHeidi Grant教授が、著者『Nine Things Successful People Do Differently』で提唱している、目標達成のための手法です。
やり方はいたって簡単。「XしたらYする」と決めておくだけ。「【if】Xしたら【then】Yする」という形で計画するので、if-then プランニングと呼ばれています。
https://studyhacker.net/columns/if-then-planning

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