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ミッドナイト・ライブラリー

本屋さんでふと目に留まった本。

「ミッドナイト・ライブラリー」

主人公ノーラは後悔だらけの人生に絶望し、衝動的に自ら命を絶とうとする。しかし目覚めた時には目の前に不思議な図書館が現れるところから物語は始まります。

そして本のカバーのそでにはこんなキャッチコピーが。

生と死の狭間にある“真夜中の図書館”。
壁にかけられた時計は零時を指したまま動かない。
どこまでも続く書架には無数の本が並び、
その一冊一冊に、あなたの人生が綴られている。
あの日、あの時、違う選択をしていたら
ありえたかもしれない、あなたの人生がー。

様々なシナリオを生きていくうちに、本当の自分を取りもとしていく。
一気に読んでしまいました。

そところで、人は1日に最大3万5,000回の決断をしているという欧米の研究があるようです。言語、食事、交通に関わることや、歩く・座るといった体をどう動かすかという決断も含めるとそのくらいの数値になるようです。

様々な無数の決断があり、どの枝葉を選ぶかで行き着く先が決まってくる。また、ちょっとした決断でも無数にある行先のシナリオが変わってくる。そう考えると、先が分からない中で、毎日、実は本当にエキサイティングな日々を送っているのかもしれない。

そういえば、以前に観た映画「スライディングドア」もそんな話。

主人公が丁度きた地下鉄に乗れた時と乗れなかった時で、ガラッとその後のストーブが変わってくる。そのシナリオAとシナリオBが同時進行的に進む映画で大変面白く、ちょっぴり考えさせられました。

とは言え、先の道筋ばかり気にしてもなんだか息苦しくなってきそうな感じもします。

自分の選んだことはみんな正解として、今を楽しむ方が良いのかなと思う今日この頃です。

#読書 #ミッドナイト・ライブラリー #スライディング・ドア


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