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【大失敗をゴールに設定する】僕の起業や事業の考え方。目指すは0点への道。

最近、SNSを通じて白馬村への移住や起業の相談を多く頂きます。その中で僕がアドバイスさせて頂くうえで共通していることを今回、記事にしたいと思います。
「成功」ではなく「失敗」をゴール設定することの大切さになります。読んで頂けると嬉しいです。

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大失敗をゴールに設定すること

まず成功ではなく「失敗」を事業のゴールに設定して考えています。ここで言う「失敗」は「需要がない」ことを指します。
その上で下記の3点を大切にしています。

①失敗に向かってやりながら上手く考えること
②自称、世界初であること
③遊び心、くだらなさ、面白さがあること。

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なぜ失敗をゴールとして設定するのか

僕の中では「成功(需要があるもの)」からの逆算は、世の中に沢山ありすぎて個人やスタートアップでは立ち打ちできないと思っています。

しかし「失敗」をゴールに設定し逆算すると無数のアイデアやひらめきがでてきます。

失敗というゴールに向かいながら「上手くやりながら考えていこう!」ということをとても大切にしています。失敗したってゴールが失敗なんだから達成です。

(↓川を空中で移動。失敗です↓)

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しかし、大失敗を事業のゴールに設定するうえで先程の下記の3点について、自分の魂を売り、全てを捨てて誰よりも徹底してやることが条件となります。

①失敗に向かってやりながら上手く考えること
②自称、世界初であること
③遊び心、くだらなさ、面白さがあること。

(↓スノーボードで気候変動を訴える。文字が見えなくて失敗です。↓)

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では、例えば飲食店を開業したい人がいた場合

例えば、これから白馬村で飲食店を経営したい人がいるとします。
どんなお店にしたいかを考えてみます。
 
普通なら
「白馬村に来る方が好むような料理は何か?」
「お客さんがたくさん入るお店はどんなお店なのか?」
「ランチはガッツリ系の方が需要があるのか?」。。。等など

を考えるのが通常です。
しかしこれは僕の中では「成功(需要がありそう)」からの逆算なので論外です。

(↓世界初の人間は空を飛べる。失敗です↓)

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失敗からの逆算で大切なのは、
白馬村で飲食店をやるとして通年を通して「お客さんが一人も来ないお店」がゴールです。
 
じゃ、どんなお店のアイデアがあるのか?!
例えば「カメムシ」がメイン料理のお店です。これが失敗をゴール設定した場合のお店になります。
 
そんなお店をオープンしたら人は来ません。それでいいんです。ゴールが失敗なのである意味順調なスタートです。
しかしそれでは事業が続きません。
なのでお店をやりながら「カメムシ料理」にどんな需要があるのか考えます。おそらくこの時点で世界初のカメムシ専門料理店になっているでしょう。
 
突き詰めていくうちにカメムシには無数の種類があることに気がつく。
人間が食べる飲食店でスタートしましたが、カメムシの天敵は、カマキリやクモ、アリ、鳥、トカゲだと発見する。

つまり、天敵には需要があることが分かる。

そしたらお店を「カマキリやクモ、アリ、鳥、トカゲを飼っている方が、ペットと一緒にカメムシ料理を食べることのできる食堂」に変更する。
(考えただけで面白くて気持ちが悪い。)
 
その世界初のお店の噂は、世界に広まり
ペットショップや世界の害虫料理店?にカメムシ料理を卸せる(BtoB)にもなるかも知れません。
 
実は、世界には小さなカメムシ料理の市場があり小さな市場で大きなシェアを取れるかも知れないとやりながら気づく。。。
 
みたいな....感じです。
飲食店経営に全く興味のない僕が、一瞬で何も考えずにここまで考えることができました。
 
つまり大失敗をゴールに設定すると無数のアイデアとひらめきが降臨し、たまに上手くいくことがあるという考え方です。

(↓世界初の自宅の部屋からでれるスーパーマン。こんなに低空になるとは思わなかった。失敗です↓)

失敗というゴールアイデアをだす方法

僕がよくやっているのは、自分がやりたい分野で成功している(お客さんがたくさん入っている等)事業やお店を箇条書きに書く。

そして何故、成功しているのかも一緒に箇条書きにする。

書き終えたら、その真逆を1つずつ考えていく方法。これは一番簡単です。
ここに大きなヒントがあります。

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失敗というゴールにフルコミットする上で大切なこと

全てを捨てて自分の魂を売ることが大切。魂を売るというのは、つまり自分の時間を全て投下することです。

ここで大切なことは、スタートする前に「魂を売る期間」と「そのゴールの姿」しっかり設定することを大切にしています。
 
例えば、先程のカメムシ料理屋さんを半年間続ける。半年後にこうなっていなかったら失敗。つまり失敗がゴールなので無事に終了です。

(↓世界初のスノーボードで書くスノーボード。グーグル・アース広告として。失敗です↓)

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「魂を売る=自分の全ての時間を投下する」ということをなかなかできない方は、短い期間でも良いので期間とゴールを設定すること。

この期間で目標のゴールにたどり着かなったら今世は、きっぱりその事業はあきらめて次の失敗に向けて突き進む。これを大切にしています。

(↓世界初の無人 スノーボード販売店。あまり売れませんでした。失敗です↓)

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まとめ:0点の方が100点より価値がある時代

持論になりますが、僕たちは義務教育の中で失敗してはいけないということを自然と学んできています。
失敗は恥ずかしいこと。成功することが価値である。みたいな考え方です。

テストの点数が高いほうが優秀と教え込まれてきていると思います。しかしよく考えるとテストで100点よりも0点を取るほうが難しいんです。
過去、100点満点の人は沢山みてきたけど、常に0点の人は見たことがない。

実はテストは、0点の方が100点より価値があるし可能性があるのではという考え方です。

学校のテストで0点を取る方法を考える。

これが、これからの時代に自分で道を開くための大きなヒントだと思っています。あくまで個人的な考えですが、僕が大切にしていることです。

ー終わりー
(↓二股の川で世界初のバックカントリーの最後のジップラインで渡る仕組み。失敗です↓)






 




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