社会とAIとシニア

シニア(=自分)のQOLを向上させるソリューションを構想中です。
平凡な会社員が、自分や同世代のために定年(=働き方の転機)後も楽しく元気に生活できる世界の実現を目指しています。

シニアは、日本を守る

就職するなら実際自分はどうやって働くのか考えています。
60歳を超えて、再就職となると、メンバーシップ型の雇用か、ジョブ型の雇用かとなります。
長期的な貢献を期待するメンバーシップ型の雇用では、残り時間が少なすぎるので、ジョブ型雇用の方に必然となります。
ジョブ型雇用の実施状況は、
 実施している   36%
 実施していない  36%
 検討している   22.5%
 過去に実施     5.5%
(※)出典:ラクテス『【2022年9月実施】ジョブ型雇用の導入率、運用状況、導入理由などに関するアンケート調査』|サイトエンジン株式会社

メンバーシップ型(長く会社に所属して貢献してもらうモデル)の雇用が成立したのは、高度経済成長時代で、成熟した市場が少なく、人材の流動性や専門性が低くても問題にならなかったからです。
現在は、成熟した世の中になって、よりスキルの高い人材が必要になってきました。
スキルが時代について来ている人材が少なくなり、人材の確保、適材適所がの観点から、社員のエンゲージメントが需要になっています。

したがって、ジョブ型の雇用が増えつつあります。
しかし、ジョブ型の雇用にも大きな問題があります。
ジョブ型の雇用では、ターゲットの仕事が順調な時にいいのですが、その仕事が終了した場合には、その人材の配置転換が難しく、最終的に離職の可能性があります。
雇用して人材を確保(抱え込みたい)一方で、採用、マネジメントが難しくなっているのも現状です。
この問題もあり、雇用自体が企業のリスクとして捉えられています。
これのリスクを超えたスキルを持っていれば問題ないのでしょうけど。

今後は、優秀な人材を雇用しよりスピードのある展開が望まれます。
でも視点を変えて考えます。
人は、完全な機械化には実は抵抗があります。
AIが広く使用されると、人の人らしい仕事は貴重になり、新たな価値を生むのではないでしょうか。
人の様に振る舞うAIは、今後増えて行きますが、そこでも人にやって欲しい仕事が残ります。
その仕事は、もしかしたらAIやロボットでもできる仕事かもしれませんが、一定数は、人がやる事に価値を見出すでしょう。

もしかしたら、昔の様に、人によって、心のこもった、じっくり丁寧な作業・仕事が復活するかもしれません。
とくに日本は、新しいものと、古いものが共存できる社会です。
その特徴をこれからもシニアの知識と経験で、維持する必要があると思います。
足元の仕事・雇用も必要ですが、日本社会・文化の長期視点でも社会貢献を考える必要がありそうです。
これは、シニアのQOLを考える上で、住みやすい社会にする事も重要かもしれません。

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