ITシニアが作る日本らしいDX

シニア(=自分)のQOLを向上させるソリューションを構想中です。
平凡な会社員が、自分や同世代のために定年(=働き方の転機)後も楽しく元気に生活できる世界の実現を目指しています。

ITエンジニアは35歳定年だった

昨日、日経新聞で70歳以上で働く話の記事が出ていて、それについて書きましたが、就職するなら実際自分はどうやって働くのか考えてしまいました。
60歳を超えて、IT業界では働けないか? と言うとそうでもありません。
ただ、いわゆるエンジニアリング、お客様の仕様に合わせて実際にコーディングなどをする業務は、難しくなる部分もあります。
しかし、お客様のお困り事・ご要望から、本当に必要な機能・仕様を導き出せるのは経験が必要で、シニアの強みが活かせます。
そんな事を考えていたら、「ITエンジニア35歳定年説」という記事に出会いました。
確かに、自分が就職する事には、そんな事を聞いた覚えがあります。
ただし、その頃は、コーディングも手書きから画面入力必要があった頃(今のような多機能のエディターもない時代)で、60歳といえばもうよぼよぼの高齢者、今だと 70歳後半以上の感じです。

今は、エディターと言うよりも、開発プラットフォームで、昔はいろいろ調べてやっとできたコーディングも、簡単には誰にでも書けてしまいます。
さらには、「〇〇の機能を持つ、〇〇画面を作る」という感じのプロンプトに入力すると、生成AIがサクッとコーディングしてくれます。
だから、若くないとできなかった様なコーディングも年齢が関係なくなりました。
設計など、実務や経験を必要とするもの、新しい発想は人間にしかできません。 そのはずでした。
でも、生成AIとツールとして使えば、これも簡単になりました。
これらの状況からも、2、3年後には、働く場所・業務が減っていると思います。

事務処理は、まだまだ人手が必要な部分ですが、これからはIT化ができていきます。
中小企業も、IT化(デジタル化)は必須で、その次のDXも進めないといけませんね。
この辺は、ITのシニア人材が活きて来る可能性がある分野です。
なお、DXとは、デジタルを使って事業のイノベーションを起こす事をイメージです。
なんちゃってDX=〇〇のデジタル化ではなく、ちゃんとした概念での推進が必要になっています。
ここで言いたいのは、全てをデジタルで行うのではなく、人間の特質を生かしたイノベーションをしないと、日本らしい次の世代へつながって行かないかもしれないと言う事です。

大企業ではできない中小企業の優位性・伝統の灯を消さないためにも提案したいです。
今の日本は、いろいろな点で外国にない良い面があります。
シニアの知恵・経験と人間性を存分に活用して、世界の人たちが羨む日本という国の、日本らしいDXが本当に必要なのではないでしょうか?

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